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リトルストーリー
2017.02.11

#1「私とNAOT」

 
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NAOTの靴との出会い。
 
NAOTの靴と出会って知ったことや、感じたこと
そして変わったこと。
 
スタッフそれぞれにもその歴史があります。
 
現在、NAOTの靴は奈良のならまちにある直営店「NAOT NARA」
そして東京・蔵前の「NAOT TOKYO」から全国に発信しています。
 
でも元々はNAOT NARAから、ほど近い場所にある姉妹店
オリジナル服と雑貨のお店「風の栖」でご紹介をしていました。
 
“NAOTの靴は、どうして奈良にあるの?”
 
そんな謎が少し解ける、第1回「私とNAOT」
 
——————————-
 
ー 「靴選びにどれだけの時間と、労力をかけてきたか!」って
いつもおっしゃっていますよね?ぜひ「靴の話」聞かせてください!

 
それはそれは、靴にはずっーと悩まされてきました。
私の足は、典型的な幅広・甲高。
日本人の足よね(笑)
 
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ー 確かに!特に甲部分がとても高いですよね。
背も高いし、足の長さもありますしね。

 
そうなのよ!
ヒールはね、5cmまでのものしか履かなくて
それ以上のものは履きたくても履けなかったんですよ。
 
今の若い子たちは10cmくらいヒールの高さがある靴を履いて
男性よりも背が高くなっている子もいますよね。
 
でも私たちの時代、女性は少しでも小さく
華奢に見せないといけない時代だったから。
私は全然そんなことなかったんだけどね!(笑)
 
当時は、私の洋服にはスニーカーが合わなくて
かわいい靴ってなると、つま先が細くて、
甲周りなんて関係のない指先だけを隠すような、
そういう靴しかなくて。
 
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出先でずっと歩いて、駅に着いたと思ったら、バスに乗って…
バスを降りたら新興住宅地だから坂を下っていくんですけど
その頃にはもう浮腫んじゃってて。
我慢ができなくて靴を脱いで歩いて帰ったこともあるのよ!(笑)
 
もちろんそういう靴ばっかりではなかったけど
とにかく苦労してましたね。
だから、足や靴の悩みがなにもない人が
本当に羨ましかったです。
 
 
 
ー 靴の選び方も、時代背景があるんですね。
そんな風に考えたことなかった!

 
靴屋さんに行くと、店員さんに「この靴“なら”入りますよ。」
って言われるんだけど、それをみて「入るはずがないわ…」
って思ったりね。
 
だから恥ずかしくて「お願い!私のところに来ないで!」
って思ってました(笑)
 
それだけ自分の足のことも分かっているつもりだったし
靴もたくさん見てきたんです。
 
幅周りが細い靴、インソールが硬い靴…
足が入るは入るけど、なにか違う。
 
いい靴があると聞けば試しに行って
ドイツやイタリア、海外へ行ってもいつも靴は探していました。
 
 
 
ー NAOTの靴との出会いはいつだったんですか?
 
もう15年以上前かなあ。
とある展示会で、ちょこんと置かれてあったのよ。
 
展示している靴は小さいサイズだったし
もちろん新品だったから、足が全部は入らなくて
かかとが出ちゃってたんだけどね(笑)
 
でもNAOTの靴に出会ってはじめて履いたとき
「あ、今までの靴とちがう!!」っていう衝撃が
ドーン!!と私の中に入ってきたんです。
 
「なにこれ…!?」って。
そして、このインソールは私の足に馴染む!!
って直感したの。
 
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そのとき、買って帰ったのかは忘れちゃったんだけど
はじめてNAOTの靴を履いて3日、本当に足に馴染んだんですよ!
 
新品の靴だったのに夏だったから素足で履いてしまって
マメができたんだけど(笑)
この靴はやっぱり馴染むって確信しましたね。
 
 
 
ー その靴をどうしてお店で取り扱おうと思ったんですか?
 
この靴は大げさじゃなく、「私を救ってくれた」ってよく言うんだけど、
ということは私の家族も救ってくれるなって。
 
家族もみんな同じ足してるから!(笑)
うちの母も姉も。
だから最初は6足だけ仕入れて、まず私が履いて、
家族が履いてって…
 
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お店でも帰ろうとするお客さんを捕まえて
「履くだけはタダよ!(笑)」って履いてもらう。
毎日それを繰り返してたのが始まり。
その時はただこのNAOTの靴の良さ、感動を伝えたくて!
 
そうすると靴に悩んでる人って
本当にたくさんいるんだなって知ったんですよ。
 
しばらくして、仕入れ先が輸入をやめるっていうから
引き継いで、今ここにいるの。
すべて偶然なんだけどね。
 
 
ー 引き継ぐって一言でいっても簡単なことじゃないですよね?
 
私は何もできないけどね(笑)
娘夫婦が英語が出来たり、輸入の知識が少しあったり。
でもそうしてまで、私はこの靴を届けたいって思ったの。
 
地道にやってたら、こういうものって与えられるんだなって
そのとき思いましたね。
だからね、私は本当にNAOTが大好きなのよ!
絵に描いちゃうくらいね。
 
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ー もしかして、この絵はNAOT NARAにも展示している
私たちの宝物の例の靴ですね?

 
そうそう。
この靴の絵は、お客さんがたくさん履いてた
格好良い靴を譲ってもらって描いたのよ。
 
持病がある女性なんだけど
風の栖にきて、靴を持って帰って、元気をもらってるの
ってずっと来てくれてるのよ。
それですごい親しくなって。
 
靴を見ると、たくさん履いてくれているのが分かるから
すごく嬉しい!
今でこそ、この靴はオールソール交換もできるけど
当時はできなくて、買い換えるっていうから
譲ってもらったんです。
 
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ー かかとも3回くらい補修していますよね。
 
修理のあとも、足形がくっきりついたインソールも
キズもシワも全部わたしは勲章だって言ってるんです。
 
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これだけ履くと愛着湧くし、格好良いですよ。
だからこれは絵になるなって。
今もみんながNAOT NARAで飾ってくれていてすごく嬉しい。
NAOTの靴はこうやって“育ててほしい靴”なんです。
 
 
 
ー たくさんあるNAOTコレクションの中で
特に思い入れ靴、その靴にまつわるエピソードを教えてください!

 
それはもう絶対に“IRIS”ですね。
旅行が好きな私にとって国内はもちろん
海外でも大抵の場合、“IRIS”で行きます。
 
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この写真は長野県 白馬八方池で撮影したもの。
こんな所へ履いて行くことはおすすめしませんが…
しっかり歩けましたよ!(笑)
 
それから海外へ向かう飛行機の中、
ホテルやヨーロッパの石畳も。
どうしてもの時にだけ、別のNAOTをもう一足持って行きます。
 
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イタリア ヴェネチアのカーニバル。
2月のヨーロッパは寒いのでショートブーツの“CHI”を持って行きましたが、
やっぱり結局“IRIS”で歩き回りました。
 
モンゴルでも“IRIS”で。
アジアでは素足で履きたいけど
日焼け予防も大切だからサンダルではなく“IRIS”
とにかくどんな時も大活躍です!
 
 
ー 最後にお伺いします。ズバリ、あなたにとってNAOTの靴とは?
 
わたしの人生救ってくれたもの、かな。
お出かけしていても、いっぱい歩けるから。
神経が足にいってたら楽しくないじゃない。
地を踏むことができる、やっぱり歩くことが大切だと思うから。
 
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Momma always says
there’s an awful lot you could tell about a person by their shoes.
Where they’re going. Where they’ve been.

 
ママはいつも言っていた、
靴を見たらその人のことがたくさんわかるって。
これからどこへ行くのか、どこから来たのか。

 
 
さて次回はどんなお話が飛び出してくるのでしょうか。
第2回「私とNAOT」お楽しみに!
 
 
 
 
 
番外編
“靴箱みせてくださ〜い!!”
 
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IRIS Matt Blackカラー(右)
IRIS Jadeカラー(左)
穴が開いてしまうほど履きつぶしてしまいました。
それでも捨てられない大切な靴。
IRISは他にもいろんなカラーを楽しんでいます。
 
 
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DANIELA Matt Blackカラー
ソックスを合わせてカジュアルにも、履きます。
 
 
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TRENDY Matt Blackカラー
冠婚葬祭用。ボタンがひとつ取れちゃって、
服が紫だったから、それにあわせてボタンつけたの。
 
 
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KAYLA Champagneカラー(右)
素足で履くときは肌なじみがいい色を選びます。
一番軽くて、雲の上を歩く?みたい。
素足にどれだけいいか!
シンプルなデザインで、本当に暑い真夏に履きます。
 
 
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CHI Copperカラー
実家がある仙台で、靴下3枚重ねて履くから
それに合わせて広がっちゃった(笑)
靴底の裏のシダ模様の痕が雪道につくのがいいのよ。
 
 
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ショートブーツ
BOBCATの親戚、今はもうないショートブーツ。
底がしっかりしているので、
トレッキングにも使っています。
 
 
靴を選ぶとき「靴は大切な脇役」「自分の足の形を知る」
ということに気をつけています。
靴は育てるものなので、大きいものは選びません。
修理してでも履きたくなるデザイン、そして素材も大切だと思います。
 


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