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時の流れに身をまかせ

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前髪が伸びた、久々に会った親戚の子にいつの間にか背を追い抜かれた、

手帳から出てきた学生時代の写真、地元での同窓会、、

日常のふとした瞬間に時の流れをしみじみと感じるときがある。

私は、春から新しい土地で、新しい生活を始め、 そしてこの靴を履き始めた。
毎日この靴を履いて、歩いたり働いたりつまづいたり・・・
もうすぐ4ヶ月が経とうとしている。

 

ピカピカだった靴は早くもクタッとなってしまったが、
私にとってはなんだか頼もしく、表情が出てきたというか、 もう私だけの靴だ!という感じ。
もはや分身?相棒?いや、やっぱ靴は靴なのだが・・・

靴に刻まれた小さな傷や革の風合いは、 私が過ごしてきた4ヶ月の生活が作り上げている。

 

育ってきた靴にふと目をやり、ときどき過ごした日々のことを思い返しては、

もう4ヶ月か・・・と思ったり、まだ4ヶ月か・・・とも思ったり、

落ち込んだり反省したり悩んだりもするが、

次の日にはまたこの靴を履いて、何となく よし! という気持ちになる。

 

これからもこの靴とともに続いてゆく生活・・・。

また何年か経ったときにこの靴をみて、どんなことを思うのか、これからも楽しみである・・・。

 

(モリ)


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