「旅」というと、何日も前から計画してチケット手配して…
といったイメージでしたが、
ここ最近は、わりと日常的に“旅行者”気分で過ごしています。
というのも3ヶ月ほど前から、
月の半分を東京の自宅で過ごし、
残り半分を大阪の実家で暮らす(そして奈良で働く)生活が始まり、
出張とはまた違う“行ったり来たり”を楽しむようになったからです。
特に、大阪にいるとき
“東京に戻ったら、○○のショップに行ってみたい、○○の企画展にも行ってみたい、○○のランチにも行ってみよう!”と、
行きたい場所リストアップで手帳の1ページが埋まるほど。
ずっと東京で暮らしていると
“いつか行けばいっか”と見過ごしたり、見落としたりしていたであろう場所も、
離れた所にいると、なぜか猛烈に体感してみたくなるのです。
うん、“旅行者”のように。
そしてそのリストには、自宅から徒歩圏内の場所もあったりして。
近所をお散歩気分で出かけたとしても、
これまで知らなかった景色を見たり、
行ってみたかった場所にたどり着けたりすると、
達成感がパァーっとやってきます。
そんな、東京巡りが再燃している私にピッタリの本がNAOT TOKYOにありました。
菊池亜希子さんの「みちくさ」です。
東京近郊を紹介しているのですが、
細かいところまでビッチリと描かれたイラストや、コラムなど
店紹介を羅列したガイド本とは一線を画した、
ほっこり感満載の一冊となっています。
菊池亜希子さんの
独自の視点で切り取られた街紹介が新鮮で、
例えば、自由が丘のことを
“藤子・F・藤二雄氏の漫画に出てきそうな響き”と綴られていたりします。
すると、今まで“自由が丘”としか認識していなかった私のなかで
“なんとなく異次元な空間があるかもしれない、自由が丘”に更新され
また、フラリと行ってみたくなるのです。
奥付を見ると
2010年初版で、2014年には第13版発行!
愛されている感じがしますね。
この本はNAOT TOKYOの店頭でご覧いただけますので
お立ち寄りになられた際は、ぜひお手にとっていただけたらと思います。
ちなみに、「旅」の意味を調べてみると…
たび【旅】
1 住んでいる所を離れて、よその土地を訪ねること。
2 自宅を離れて臨時に他所にいること。
…ということは、自宅から徒歩圏内であっても「旅」なんだな、と。
サテ、今日も「旅」するか。
(ワキサカ)