ヴェネツィア紀行

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ヴェネツィアにて

 

仮面カーニバルに行って来ました。
世界中から人が集まり、ヴェネツィアがヴェネツィアでなくなるお祭り。
騒がしく、派手で非日常。
2月の末は、寒いし、雨が多いし、そんなの絶対に行かない。と、思っていたのに——
いざ誘われたら『一生に一度だけ』なんて自分に言い訳して、二つ返事で行く事に決めました。

 

絵を描く友人と、もう一人、3人だけの気ままな個人旅行です。
私達の旅のルール。
朝と夜だけは一緒でも、別行動が基本。
行きたいところに、好きなだけいて、好きな事をする。
自分の身は自分で守る。

 

晴れ女の私とAさんのおかげでしょうか。連日暖かく青空。
でも、一日だけは冷たい雨。これも、体験。ご愛嬌。
サン マルコ広場の石畳の隙間からどんどん水が溢れ出てきます。
一瞬にして、広場のあちらこちらに、水たまりが出来ました。
水浸しになる事もあるので心配したけど、そこまでにはならず
ドレスの裾を濡らしながらも、カーニバルは続行です。

 

鳩が水を飲んでいたけどーーーーー海水ですよね?

 

IRISを履いて履ける、優れ物の長靴買いました。パチリ。
水たまりも、横なぐりの雨も、平気です。助かりました。

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サン マルコ寺院を中心にカーニバルは繰りひろげられていました。
中世の衣装姿を中心に、それはそれはとても華やかなもので、見ているみんなが笑顔になります。笑顔はいいです。
仮面の妖しい優雅さも素敵だけれど、子供達も可愛らしかった。
そして、カーニバルには沢山の年配の方達も本当に楽しそうに参加していたのも素敵でした。パチリ。

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私が出会ったオシャレなおじさま方。
これぞ、Man Watcing。
さすが、イタリア。色合いが何とも言えず上手な組み合わせ。
日本では、なかなかお会いできない。パチリ。

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この島では、車も自転車もありません。移動手段は、歩くか、水上バス。
平坦な道とは言え、橋は階段です。
荷物は、手押し車で運びます。食品も、船で運ばれてきます。

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方向オンチの私が、歩いて、歩いて、どこを歩いているのか分からなくなって、紛れ込んだのは、普通の生活空間。
そこは、サン マルコ大聖堂からずーと外れた場所。

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パイプオルガンの響きに誘われて、そっと入った地元の教会は、薄暗く厳かで、観光客を、拒否している様にも 感じました。
遠慮して?出口に一番近い椅子に座り、それでも長い時間たった一人で、聴き入ってしまいました。
きっと、日曜のミサのために練習をしていたのでしょう。

この時期は街中の、あちらこちらの教会で、いろいろな演奏会が毎晩催されています。
私たちも、弦楽四重奏を聴きに行きました。
プロの演奏も素晴らしかったです。
世界中を回って演奏する彼等も、地元では本当にリラックスして、笑顔で演奏してくれました。
楽しかったです。

でも、私はあの教会のパイプオルガンの響きが、忘れられません。
心震える程美しい思い出になりました。

このままでは、いつの日か水没の危機にある島です。
街並み、教会の建築、ステンドガラス、イコン画、どれをとっても伝えていきたい宝です。
そして、日常の生活があります。
それを今に残す事が、壊して新しい物を造るよりどれほど大変か。
(石畳の一枚を修復している職人さんを見続ける、変な日本人してしまいました。)

一人で行動するとせっかく履いて行ったナオトの撮影ができません。
私の年期の入ったIRISです。ムラーノ島 教会のモザイク画の上でパチリ。

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ブーツ(CHI)も冬なので、履いたけれど、お天気よかったので、やはりIRISで歩き回っていました。
勿論飛行機の中もです。
やっと気付いて、帰りにヴェネツィア空港で撮ってもらいました。
旅する NAOT パチリ。

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5日間だけのヴェネツィア滞在でしたが、カーニバルでない時期に、ゆっくり訪れてみたいです。

番外編 見返り美人? パチリ。

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(ムラカミ)


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