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「あのひと」に会いに

「あのひと」

と聞いて思い浮かぶ顔は誰でしょう。

長年連れ添った「あのひと」だったり、
名前の思い浮かばない「あのひと」だったり、

たったいま目の前に現れた「あのひと」だったり。

写真 2
2月7日から28日までの期間限定で、
NAOT TOKYOにて小桧山聡子さんの作品が展示されています。

「あのひとの食事」

ここにいる「あのひと」とは金属でつくられた謎の?小人たち。
展示しているというか、
何十人もの「あのひと」がお店の片隅で生活しているようで
耳をすませば、ザワザワと話し声が聞こえてきそうです。
(もしかしたら実はこっそり移動したりしてんじゃないか?とつい妄想)

写真 7
ブランコに乗る人。
この人は悲しいのか、嬉しいのか…やさぐれているのか。

写真 3
鏡を見る人。
そして、そんな彼女の美貌に思わず声をかけようとする人たち。

写真 8
くつろぐ人たち。
日曜日の午後3時、休日を満喫して、あとは無気力に明日を待つ人たち。

写真 4
社長さんか、バカンス中か、はたまた美容室でイメチェン中か…

なんて妄想しながら見ていると、
いつのまにか「あのひと」ワールドへ吸い込まれていきます。
立体の作品だけでなく、店内ではあのひとのコマ撮りアニメーションも上映しています。

写真 1
(こちらはぜひとも店頭にてご覧下さい…!)

小桧山さんは製作活動以外にも、「山フーズ」として食の活動もされており、
今回の展示初日にはアニメーションの中で「あのひと」が食べているスープを作ってくださいました。

写真 9
目にも鮮やかなピンクのスープ…どんな味がするかと思いますか?

実はこの綺麗なピンクはビーツという赤かぶのような野菜の色なんです。
(ボルシチなどに使われる西洋野菜で、サトウダイコンの仲間だそう)
味は見た目とは裏腹に?とってもやさしいジャガイモのスープ!
胡椒の実がピリリと効いていました。

しばし「あのひと」になった気分で幸せのとき…。

写真 6
胡麻の植木鉢から生えているのは、カボチャのサクサクとしたスティック。
山フーズ・小桧山さんの料理は味だけでなく目でも美味しくて楽しい、嬉しい。

「あのひと」はどうやらかなりのグルメみたいです。

image2

ここにいる「あのひと」たちに会えるのは今月の28日までです。
気になるアノ人を誘って、ぜひ会いにいらしてください。

(モリ)


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