星を見に行こう、と思い立ったが吉日で
電車とバスを乗り継いで約3時間。
瀬戸内海の近くまでの衝動旅行。
しかし!道中に雲は広がっていき、
目的地に着く頃には、どしゃ降りに・・・。
とても天体観測ができる空ではありません。
星がダメなら、おいしい魚介があるじゃない・・・と言い聞かせ
食べ物に専念することに。
それからしばらくして
「せっかくなので曇り空を見よう」
と、未練たらたらで外に出てみたら・・・
なんと!頭上には、星、星、星!
思わず「これは何でしょう?」と呟いてしまいました。
少し前まで、曇った窓には雨が打ちつけられていましたから。
木星、オリオン座、冬の大三角形
おうし座、すばる、北斗七星・・・
雨と風のおかげか、はっきりとした星空が一面に。
オリオン座の星、ベテルギウスは、
いつ無くなってもおかしくない星なんだよ
と、教えていただきました。
今、爆発しているかもしれない
けれども、とてもとても離れているので
私たちが知るのは約500年後・・・。
頭上にきらきら輝く星。
500年前の光を今、こうしてやっとみているんだ!とびっくり。
そして、500年後には私たち、ベテルギウスに届くのかしらと思ったり。
宇宙の時間の感覚に圧倒させられ、
でも星はずっと変わらないことに少しほっとしました。
星に魔法をかけられた一夜でした。
そういえば、子供のころの将来の夢は
「てんもんがくしゃ」
ずっと忘れていました。
(テライ)