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この世界にようこそ

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先日NAOT TOKYOで、出版社mille books(ミルブックス)さんとのご縁で、素敵な出会いがありました。
エッセイストとして活躍する広瀬裕子さんの、地球に生きるあらゆる人への優しいメッセージに、アリシア・ベイ=ローレルさんがイラストを添えてできた、絵本、『この世界にようこそ』。

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広瀬さんと米アリゾナ州から来日されたアリシアさんの両者を迎えて、記念すべき刊行記念トークライブ&原画展が、NATO TOKYOで開催されました。
アリシアさんの自然体なタッチのイラストは、色をつけていないのに
自由と喜びのオーラを発していて、シンプルなのに独特のインパクトが・・・・。

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雨の中、NAOT TOKYOに現れたアリシアさんは、想像していたより小柄な女性で、ロングヘアーにロングドレス。
お人柄はオープンであたたかく、とてもフランクで、初対面の私にも気さくに接してくれました。

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IMG_3111トークでは、広瀬さんとアリシアさんの出会いのきっかけ、出版にいたるまでのさまざまなエピソードなどが披露されました。
「この世界にようこそ」の誕生秘話は、意外にも、東日本大震災にありました。
福島の原発事故発生後、アリゾナの先住民で「平和の民」の意味をもつホピ族のエルダーが、なんと、日本の天皇に向けてメッセージを送ったそうなのです。
かつてホピの聖地の一つにウランが埋蔵されていて、古来から「その山を侵してはならない」との言い伝えが。。。
ところが不幸なことに、近代になってアメリカの会社が強引に採掘して広島や長崎の原始爆弾の原料に使われてしまい、大惨事を生む結果となってしまいました。

ウランの危険性を科学的に知らされなかったホピの人々も、同じく採掘後、被曝の被害にさらされたそうで、
今回の福島の事件に関して心を痛めると同時に、「共に平和の道を歩みましょう」というメッセージを送ったというのです。

そんなこと、全然知りませんでした。

震災後、広瀬さんを含めた6名の日本の女性が、アリシアさんを通してホピ族のもとを訪問し、5日滞在して、
そのあとに誕生したのが、「この世界にようこそ」だそうです。

もちろん、アリシアさんがイラストを描くに至ったご縁も。。こうして生まれたそうです。

うれしいことにこのご縁から、近日、NAOT NARAでアリシアさんのトーク&ライブを開催するというつながりが生まれました。このイベントは只今、ご予約受付中です。きっとこの時でしか聞いていただけないお話もあるかと思います。

イベントの詳細はこの”風の便り”のページ下部に載せましたので、もしよかったらチェックしてみてください。素敵な時間を一緒に過ごしてみられませんか?

奈良は「大和」の国。自然との「大いなる調和・平和」を考えるにはぴったりの土地だと思います。

ムラカミ(ア)

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<イベント情報>

【NAOT NARA】『この世界にようこそ』刊行記念 アリシア・ベイ=ローレル トーク&ライブ ★只今、ご予約受付中です。詳細はイベントページを参照ください
kazenosumika.com/event/archives/1587

【NAOT NARA・風の栖】アリシア・ベイ=ローレル 「この世界にようこそ」「地球の上に生きる」原画展
kazenosumika.com/event/archives/1508

 

<アリシア・ベイ=ローレル>
1949年米カリフォル二ア出身で、高校卒業後、ヒッチハイクの旅に出る。
その後、カリフォルニア北部にある自然志向のコミュニテイで生活を始め、そこでの生活スタイルを全ページイラストと手書きの文章でつづった「Living on the earth」(1970)が全米で大ヒット。2年後に日本語版「地球の上に生きる」は、現在も版を重ねるロングセラーで、のちにパートナーとの共著「太陽とともに生きる」とともに、世界でも愛され続けています。ギターを片手に歌う、シンガーソングライターや、クリエーターとしてもご活躍。 積極的に持続可能な自然と調和した生き方を提唱しています。

 

 

 

 

 


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