私のコッペパン

 
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今年の春、NAOTで働くことが決まり
ずっと住んでいた東京から奈良へやって来た。
奈良に来るのは、修学旅行以来。
一人暮らしも、靴の仕事もはじめてで
新しい環境で自分を試してみたい!という勢いだけが頼り。
 
そんな私を奈良に来たときから支えてくれたこのサボ。
戸惑いや迷い、嬉しさや充実感
このサボはぜーんぶ見てきた。
 
 
最初のうちは戸惑っていたテンポの早い関西弁。
今では小気味好い関西弁が大好きになった。
話のオチはいつくるのか、どんなオチがくるのか
楽しみに聞くようになった。
 
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お店でたくさんの方の足を拝見していると
ほんとうに、どの足もみんなちがうことに気づく。
足の形は人それぞれ、個性がいっぱいなんだなぁと日々実感する。
 
そんな時、それぞれの足に合わせて調整できる革靴で
よかったなと心から思う。
靴をお渡ししたあと、笑顔で帰るお客さんの顔をみて
ホッとしている自分がいる。
 
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初めてこのサボを履いたときと比べてみると
色はこんがり焼けて、コッペパンみたい。
しわも深く刻まれて、今ではすっかり私に馴染んでくれている。
何があっても支ええてくれる、頼りになる相棒。
 
これからどんな新しいことが待っているんだろう?
壁にぶつかって、落ち込むことがあっても
いつでも支えてくれる味方がいる。
何があっても大丈夫。
 
そう思える相棒に出会えただけでも、
思い切って奈良に来てよかったなぁ。

 
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私の相棒:IRIS Chestnutカラー
 
kimura
  (木村)
 


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