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北の大地のテッペンで

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待ちに待った夏休みは友人と北海道へ。
広大な大地!美しい自然!新鮮な海の幸!濃厚なソフトクリーム!
ワクワクすることしか考えられない今回の旅。
その中でも、山好きな私たちが一番楽しみにしていたのは ”大雪山に登る” こと。
 
大雪山とは20連峰におよぶ標高2000m級の山々の総称。
今回、目指したのはその中の北海道最高峰は旭岳(2291m)の頂上でした。
せっかく登るならば一番高いところへ…
つい、欲張り心でそう思ってしまうのです。
 
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まずは旭岳ロープウェイで標高約1600mの姿見駅へ。
遠くには富良野や美瑛が!
もうこの時点で雄大な景色が目の前に広がります。
静かに美しく水をたたえた姿見の池・夫婦池をめぐる散策路は
スニーカーでも気軽に行ける場所。
時間や体力に余裕がなくても十分に楽しめます。
 
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青空と緑、白い雲、鏡のような池…美しすぎる…!
 
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いざ、旅のハイライト旭岳アタック開始!
登りはじめはもう、森林限界を超えた地点。
ここからは火山の岩が頂上までひたすらゴロゴロ。
足をとられないように、ゆっくりと踏みしめながら登ります。
 
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そして…登り続けること2時間。無事、山頂に到着。
※ サクッと書いていますが、かなりの急坂&強風が吹き荒れていて、
短いけれどなかなかハードな山行でした…
 
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絶景!!!!
写真では表現できないけれど、360度大パノラマ!
8月だというのにまだまだ雪渓が残っています。雄大な景色を拝みながら、
北海道民のソウルフード「いももち」をほおばりました。至福…!
 
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「なんでわざわざ疲れるのに山に登るん?」と、よく聞かれます。
たしかに、暑いし、汗かくし、腰痛くなるし、しんどい、、あまりいいことない(笑)
 
それでもこんな素晴らしい景色を見ることができたら、
そんな事はどうでもよくなったりするのです。
なにより、登った後の温泉とビールが最高だったりもするのですが ^^
 
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天候など条件次第では命も危うくなってしまうこともある山
だからこそ、無理はしないで、ゆっくり、自分のペースで前にすすむ。
時には引き返す事も大切なこと。
その事は案外、日々の生活で忘れがちだったりするのかもしれません。
 
自分の足で大地を踏みしめて、テッペンをめざす。
山は自分の足で行ける非日常。
非日常というより、大げさだけれど地球に生きてるんだなー!と実感できる場所、
私にとって自分のペースをとりもどせる場所が山、なんだろうな。
 
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私の父が生まれ育ったのは北海道。
北海道からそのまま埼玉の実家へ帰り、今回の旅の話をすると…
 
「お父さんも若い頃、旭岳~黒岳を縦走したなあ!」
 
と、嬉しそうにその時の事を話してくれました。
昔から父は暇さえあればよく山へ出かけていたっけ。
 
登山なんてまったく興味のなかった私が大人になってこんなにも山が好きになるなんて、
両親にも若かった自分自身にも想像のつかなかったこと。
全く…血は争えないものです。
 
普段は一緒に出かけたりすることのない父と、いつか一緒に山に登ってみるのもいいな!
 
おくら
(奥口)


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