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スタッフ服部の靴選び 〜甲低編〜

 

 
素足になると、魚の干物のようなペラッペラの足。
まあ足の形ってこんなもんだろうと、何も思っていませんでした。
 
NAOTのスタッフは、たくさんの方の足をみています。
そんなスタッフに、「足が薄いね」と言われました。
しかも「足の長さはあるね」と。
衝撃的な出来事でした。
「そうやったんやー!」と、感動にも近い気持ちになったことを覚えています。
 
思い起こせば、たしかに身に覚えがありました。
パンプスを履くと、異様に指に力が入って疲れる。
→前滑りするのをこらえている。
靴下のかかとのところがすぐ穴があく。
→靴がガバガバしていてかかとがよく動く
 
「甲周りが低い」と自覚してからは、
「気持ちよく履ける靴=自分の足にフィットする靴」
選びを心がけてきました。
 
NAOTの靴って、幅や甲周りがゆったりとしている印象。
甲が低い私でもフィットするのかな…
心配ご無用です!
 
今回は「甲周りが低い」方にも、より気持ちよく
履いていただける靴を私なりに選んでみました。
テーマは「足にフィット!」
 
スタッフ服部の足のサイズ(採寸方法はこちら
長さ   24.5cm
幅周り  21.5cm
甲周り  21.8cm
 
 
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一度はためしてほしい、王道の履き心地。
〈ダニエラ〉

 
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この靴はすごいです。!!
ひもをキュッとしばるだけで、ピターッと足にひっついて
靴ごと自分の足みたいになるのです!超フィットです!
私の低い甲にも靴がぐーっと寄ってきてくれるので、
どんどん寄ってきてほしいあまり、むっちゃひもをしばってます(笑)
 
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普段はサボを履いている私ですが、本当に歩く日、
今日は絶対に疲れてはいけない日、
つまり色々な意味で「勝負の日」ですね。
そんな日のサポート役には、必ずこの靴を選びます。
 
いっぱい歩いて一日を終えてみると、ピンピンしている足がいる。
その日の自分を大きく変えてしまう存在、ダニエラ。
見た目のコロンとしたたたずまいも良くて、
いつまでも履けそうなベーシックな形もお気に入りです。
一度でいいから、お試しいただきたいです。
 
DANIELA Walnut ¥25,000+tax
 
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お次は、
これは靴ですね。3シーズン履いてしまうサンダル。
〈スベットラーナ〉

 
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こちらのサンダルは、靴といってしまっていいんじゃないかと思います。
「サンダル」と聞くと、ペタペタと足をずって歩くイメージがありませんか。
〈スベットラーナ〉はスタスタです。
タッタッタッターと走ったりもできます。
 
靴と同じくらいの歩きやすさの秘密は…
この2つのベルト。
特に、足首まわりのベルトがポイントです。
しっかりとかかとを覆われていることもあって、
足首のベルトをしめると足がずれにくい。
もう超フィットです!
かつ嬉しいことに、マジックテープで締め具合を
調整できるのですよ。
 
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svet
 
 
私はサンダルを素足で履くのが好きなのですが、
スベットラーナは靴下と合わせることが多いです。
そうすると靴下を変えるだけで、ポップな印象にも、
落ち着いた印象にもなるというなんだかお得感。
 
履ける季節も春・夏・秋とぐんと増えます。
靴選びの候補に、ぜひスベットラーナも!
 
SVETLANA MattBlack ¥20,000+tax
 
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さてさて、お次は
サボもあきらめない!よりフィットをもとめて。
〈フローレンス〉

 
NAOTの定番のサボはアイリスです。
アイリスを甲周りが高めのお客様にご紹介するとき、
私はいいなーとうらやましく思うことがあります。
「足がパンパンに靴と密着してる!」と
おっしゃる方の、そのフィット感がうらやましいのです。
 
窮屈で足が痛かったりするのは辛いと思うのですが、
NAOTの革はその人の足にどんどん馴染んで、
柔らかくなり、行く末はフィットしていくのです。
 
足がいれにくいくらいの窮屈さは、裏を返せば
足が動かないくらいフィットしているということ。
逆にブカブカっと足入れしやすすぎるのは、
中で足が動いてしまうかもしれないということ。
 
特に、サボは甲部分(履き口)で足を固定させる
つくりになっているので、甲周りが低い方には
少し大きく感じてしまうこともあります。
 
私はアイリスを三足持っているほど愛用していますが、
今回はもうひとつのサボにあらためて注目してみました!
その名も〈フローレンス〉
 
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こちらのサボは、甲周りの革の部分が分厚くなっていて
フカフカとしています。
そのぶん、アイリスよりも中の空洞がせまい印象。
私でもグググっと足をいれる感じ。
 
そして、足先がつんと少し上を向いています。
この形って前滑りしずらいんじゃないかなと思います。
甲周りのベルトはアイリスのように
締め具合を調整できるものではないけれど、
逆にしっかりと固定されている安心感があります。
 
このサボなら甲周りが低い方にも
よりフィットして履いていただけるんじゃないか!と
そう気づいたときは、私自身うれしくなりました。
ぜひアイリスとフローレンス、
履き比べてみてくださいね。
 
FLORENCE Chestnut ¥20,000+tax
 
 
〈ちなみに、アイリスにもう少しフィット感がほしいなと感じられたら…〉
市販のインソールで調整できるのです!
NAOTの靴の中のインソールをいったん取りはずして、
その下に市販のインソールをいれるだけ。
足の裏にふれる感触はそのままに、
足全体がぐっと上にあがってフィット感がアップ!
もうちょっとフィット感が欲しいなあという方はぜひ。
 
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そして、最後は
あったかくって、足にぴったりのブーツって?
〈ライフ〉

 
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さあ、これからの季節はブーツもチェックしたいところです。
NAOTのブーツは見た目は細くみえても、
私にとっては甲周りがゆったりめなものが多く・・・。
冬だし分厚い靴下を履いたり、2枚履きをしたりすれば、
ちょうど良いフィット感にはなるのですが、
今回はあえて、いつもの靴下でも「足にフィット!」する
ブーツを探ってみました。
ショート、ミディアム、ロング・・・
と色々と履き比べてみたところ、「うん、フィット!」
と思えるブーツがありました。
 
ミディアム丈の〈ライフ〉です!
ふくらはぎ周りはゆったりめの形のライフ。
ブカっとしてしまいそうな気配。なのですが…!
 
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横からみてもらうとわかりやすいのですが、
わりと甲周りがうすいと思いませんか?
 
足をいれると、全体がキュッと包まれる感覚に。
そして、ファスナーをあげると、足にひっつくひっつく。
ブーツ自体も軽いので、より一体感がうまれます。
まさに靴下のような履き心地。
寒い日も足元あたたかく、軽い足取りでお出かけしたくなるブーツです。
 
LIFE Black ¥26,000+tax
 
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靴の選びかたには、様々なアプローチがあると思います。
私も以前は見た目重視派で、自分のしたい格好にあわせて
靴選びをしていました。
 
履き心地は特に考えていなかった。
それで気分よくおでかけをできているのだったら、
もちろんその選び方もありだなと思います
 
ただ一度お試ししてほしいなあと思うのが、
「履き心地」という視点での靴選びです。
目をつぶって、靴に足をいれてみて、
これだ!と感じた靴が自分の靴。
 
日々つかう道具を選ぶときと同じように。
ペンはスルスルーと書けたほうが気持ちがいいし、
はさみはスパッときれたほうが断然いい。
靴は足にぴたっとくるものを。どんどん歩けるものを。
そんな選び方もいいんじゃないかな、と思ったりもするのです。
 
実際わたしは履き心地だけでNAOTの靴を選んでみたことがありました。
見た目がそこまで好きだと思っていなかった靴が、
履いていくうちにどんどん良く思えてきて、
不思議と愛着がわいてくるのです。
履けば履くほど、いいとこでてくる…。
まさに味系の靴(笑)
その選び方も私にとってはよかったのだなと思います。
 
足の形はほんとうに千差万別。
スタッフもみんな違う足の形をしています。
自分たちの経験も活かしながら、
みなさまそれぞれの靴選びのお手伝いができたらと思っています。
店頭はもちろんのこと、お電話・メールでも
お気軽にご相談くださいね。
 

 
スタッフの靴選びシリーズは今回で完結。
ぜひこちらもご覧くださいね〜!
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