赤い靴

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赤い靴を買った。
赤は身につけていると元気になれる、
私にとってお守りのような色。
気づけば身の回りは赤色がいっぱい。
 
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そんな私でも、赤い靴を選ぶことに勇気が必要だった。
正直に言ってしまうと、
当初こげ茶を選んだ私を見かねた先輩に
「絶対赤やでー!」と大プッシュされたのだった。
 
 
半信半疑で履いてみる。
すると何だか心が弾む。
足元が明るい色だと気持ちまで明るくなるんだな。
 
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色合わせが難しそうだと思っていたけれど
深みのある色味なので、意外と色んな服に馴染む。
最初は履きこなせるか心配だったけれど、
今ではすっかり気に入ってほぼ毎日履いている。
 
 
そんな私を見たお客様が「赤い靴もいいね!」と
履いてくれることが増えた。
そんな時「意外とうちの子、いいでしょう?」なんて
親バカみたいな気持ちになりつつ、とっても嬉しい。
 
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そして嬉しいことがもう一つ。
実家に帰った時のこと。
玄関先にあるその靴を見た母が「いい色だね」と一言。
いくつになっても母にほめられるのは嬉しいもの。
 
少し先になるけれど、母の還暦祝いには
赤いちゃんちゃんこならぬ赤い靴を贈ろうかと
ひそかに目論んでいる。
 
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赤い靴と出会って、
なんだか新しい風が入ってきたみたいだ。
そのきっかけを作ってくれた先輩のように、
靴と出会う方にとって良いご縁を作るお手伝いができますように。
 
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kimura

  (木村)


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