ちょっと開放的なことがしたくなる冬休み。
他のスタッフが海外や沖縄でバカンスらしいバカンスを楽しむなか
私はなぜかひっそりと東京にいました。
というのも、とある目的が…!
「昼から飲みたい」
普段から気がつくと頭の中から全身、ガチガチになりやすい私が
冬休みの目標にしたのは「思いっきり気を抜くこと」
普段はあまりお酒を飲まないのですが、昼から飲むというのが
非日常的な感じがしてやってみたかったのです。
赤羽に美味しいおでん屋さんがあって、立ち飲みができるらしい。
そんな情報をもらって、木枯らしの吹く2月
おでんと熱燗で温まることに決めました。
ひとまず降り立った駅は、十条。
まっすぐ赤羽のおでん屋さんに行きたかったのですが、
ちょっと旅気分で途中下車。
昔ながらのお惣菜屋さんやパン屋さんが立ち並ぶ十条の商店街は、
空気から何からすべてが懐かしくて、
都会に緊張していた肩の力が抜けていくのが分かります。
ああ、忘れかけていた
下宿したての頃の家が恋しいような切ない気持ち。
そして、赤羽へ。
年季の入った飲屋や商店が軒を連ねるアーケードの中を進むと
夢にまで見た、老舗のおでん屋さんがありました。
ここはおでんの種屋さんで、美味しい練り物を中心に
何十種類ものおでんと、さらにさっと一杯楽しむこともできる場所なんです。
働いている方々の活気のいい声にも温まりながら、湯気の立つ大きな鍋を覗いて、
思い思いのおでんをよそってもらいます。
美味しかったのは、言うまでもありません。
そうそう、これこれ。
ビニール袋に3〜40個のおでんの種をつめてもらうお母さん。
お仕事帰りの作業着のお父さん。お腹を満たしにきた大学生。
そこにそっとまじって、熱々のおでんを頬張る幸せ。
おまけ
翌日、月島のもんじゃでもう一杯。昼から飲むっていいですね。