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#12 風の栖スタッフ河合の「私とNAOT」


 
 
NAOTの靴との出会い。
 
NAOTの靴と出会って知ったことや、感じたこと。そして変わったこと。
スタッフそれぞれにもその歴史があります。
 
第12回目は、いつも笑顔でNAOTメンバーを癒してくれる、頼れるスタッフ河合にインタビュー。
 
お店ではお客さまに靴をお届けするスタッフとして、家では年頃の子供を育てるお母さんとして、NAOTの靴と日々一緒に過ごしている河合。
忙しい日常を過ごす彼女の、こだわりのお手入れ方法や、働くママならではの靴選びのコツは?
 
 
ぜひ、ご一読ください!
 
 
———————————
 
 
偶然の出会いがはじめの一歩
 

 
ーー 河合さんは、姉妹店風の栖でNAOTの靴を販売していた時からのスタッフですが、はじめにNAOTを知ったきっかけは?
 
ちょうど愛用していた他のメーカーのサボがボロボロになってしまった頃に、たまたま訪れた風の栖でIRIS Crazy Horseを見つけて。夫が買ってくれたんです。
 
 
ーー 偶然の出会いだったんですね。
 
そうなんです。前に履いていたサボとCrazy Horseの質感がちょっと似ていたから、いいなと思って。
 
 
ーー 最初にIRISを履いた時の感触は覚えてますか?
 
その時は、お客さまや他のスタッフがよく言うような「衝撃!」ではなくて、「まあ確かに履きやすいな」くらいだったんです。でも実際に日々履いてみたら、前に履いてたお気に入りの靴のインソールがすごく硬く感じるようになってしまって。NAOTのインソールの優しさに、後からだんだんと気がつきました。
 
最初の瞬間の感動というよりも、NAOTの靴の良さを、日々実感していきました。
 
 
ーー わかります!わたしもサボの良さは、後々来る派でした。
 
ご縁があってお店のお手伝いをすることになって、その半年後に次はIRIS Whiteをお迎えしました。
 
 
ーー サボが続いたんですね。 
 
やっぱり脱ぎ履きの楽さが何物にも代え難くて。でもそのあとはシューズも増えてきました。紐靴、ストラップシューズ、サボの色違い、少しきれい目な紐靴、の順ですね。
 
 
ーー その中で、履く前の調整が必要な靴はありましたか?
 
特にないかなあ。わたしは本当に標準的な足の形やから、あんまり靴に困った経験がないんです。あえて言うなら、最初のIRISははじめ小指の付け根が痛くなっちゃったかな?でも革調整はせず、数ヶ月くらいかけて、ゆっくり足で馴染ませました。他の靴も、最初の履き心地に多少の差はあっても、自然とだんだん馴染んでいってますね。
 

 
ーー 靴が足に合う・合わない、が、あまりないんですね。では、靴選びの基準で大事にしていることはなんですか?
 
NAOTの靴は、シンプルな形のものが多いから、どのデザインでも手持ちの洋服と合っちゃうんですよね。だから合わせやすさを基準にしちゃうと悩んじゃって…。
なのでもう直感で決めます。特に色は、ピン!と来たものを。
 
やっぱりわたしは主婦ということもあって、自由に使えるお金も限られてるし、欲しいからってその場ですぐに新しい靴を買えるわけじゃないんですよね。一年に一足くらいのペースで買うので、次はあれにしよう、って常にあたためています(笑)
 
 
ーー 革靴って、妥当な金額やと思えたとしても、現実的に次々買える値段ではないですもんね。
 
どうしても慎重になりますよね〜。でも、靴さえキチンとしたものを履いていたら、適当に選んだ洋服を着てても、全体的にちゃんとして見えるんじゃないかと思ってて(笑)
 
 
ーー わかる!!!(笑)
 
洋服は気に入っても毎日は着れないけど、靴は毎日履いてもOKやし。
 
 
ーー 修理をしたら長くも使えますしね。
 
最初に買ったIRISも、オールソール交換の修理をしてまだまだ履く予定です!
 


 
ーー 長いお付き合いになりますね。
 
あの時、はじめの一歩を踏み出してよかったなって思います。
 
 
 
お母さんだからこそ、素敵で心地よいものを選びたい
 

 
服も、そんなに高いものは買わないけど、流行で着られなくなるものじゃなくて、長く使えるもの、着まわしやすいものを選んでるんです。
 
 
ーー たしかにレイヤーで楽しんでる着こなしが多いですよね。
 
むしろ靴のほうが、バーン!と1点で主役になるものを選んだりしてますね。
 
 
ーー 確かに、靴って「チャレンジで選んでみる」ところありますよね。赤サボとか、いつもの河合さんのナチュラルな雰囲気やと一見選ばないかな、と思っちゃうけど。でも全然浮いてない。
 
そうそう、意外としっくりくるんですよね。しかも気分も変わるし。
 

△手前:DANIELA Chestnut、中央奥:IRIS Rumba、右IRIS Crazy Horse
 
ーー 最初、ドキドキしませんでした?
 
もう直感で次は赤!って決めてて、あたためてる間にお金を貯めて(笑)
 
 
ーー 貯金しながら気分を盛り上げてたんですね(笑) KEDMA Brownは去年に出た新色ですが、決め手はやっぱりこのツヤのある綺麗な色ですか?
 
そうですね〜!本当は子供の行事もあるし、ヒールのある靴にしようかと思ってたんですけど、やっぱりこの色目に一目惚れしてしまって。他がカジュアルな丸みのある靴が多いから、一つ綺麗目なのもあったらいいかな、というのもあって。
 

KEDMA Luggage Brown
 
 
ーー やっぱり着こなしの幅が広がりましたか?
 
そうですね、ちょっときれいめな服装でも重宝するし、かつ普段も履けるので助かってます。
 
 
ーー 次はいよいよヒールですね!
 
ヒールの靴って日常履きではないから、ついつい後回しにしちゃって。今はTRENDYかDIAMANTIで悩んでます。
 
 
ーー 同じヒールでも、雰囲気と履き心地の違う2足ですもんね〜
 
最近、70~80代の方で、DIAMANTIを買われたお客さまがいて。もともとIRISを履かれてたんですけど、DIAMANTIを試着されたらすっごくお似合いで!あまり悩まずに買われたんです。
 
そういえばKEDMAのBrownを買われたおばあさまもいらっしゃいました。
普通は歳を重ねるにつれて保守的になっちゃって、見た目より楽さだけで選んじゃうところがあると思うんです。でもいくつになってもオシャレ優先、歩き心地も良かったらさらにハッピー!というスタンスが素敵やなって、お客さまに教えられたんです。
 
ストラップのあるTRENDYの方が楽かもしれないけど、フォーマルな式の時はパンツスーツが多いから、シンプルなDIAMANTIに挑戦しようかなって思ってます。
 

 
 
ーー よく「●歳だけどこのデザイン履けますか?」って質問をいただくけど、NAOTは年代を問わず似合いますよね。
 
REKAやいまわたしが履いているOLGAは、自分の歳じゃかわいすぎるかしらって言う方がいらっしゃるけど、全然そんなことないよ!って思うんです。きっと似合うからチャレンジして欲しい。
 
 
ーー NAOTのスタッフは色柄の靴下が好きやから、OLGAとカラフルに可愛らしくあわせてる場合も多いんですけど、今日の河合さんみたいなシンプルな格好でも、甲をすっきりと綺麗に見せてくれますよね。本当に使い勝手が良い靴やなと思います。
 

△ シューズタイプでありながら開放感のある雰囲気に惹かれたというOLGA Matt Black
 
 
主婦の方とか子育て中の方とかだと、新しいものを手に入れるのってちょっと勇気がいると思うんです。でも忙しくてイライラしがちな毎日でも、日々使うものが少し心地よくて、少し嬉しかったら、家族に少〜し優しくなれるんちゃうかなと思うんですよね(笑)
 

 
靴が心地よいと歩くのが快適やから、わたしも子供の習い事のお迎えで片道20分かけて歩いて送ってるんですけど、そういうのも苦にならないんです。
 
ーー 日常のささやかな喜びって大事ですね。
 
ここで働くようになってから、プレゼントで靴を選んでくださる方がたくさんいらっしゃるのに驚きました。自分の中では靴をあげるって発想がなくて。でも、それも素敵やと思うんです。例えば美味しいものを食べたら、大事な人にも食べさせてあげたいなって思うのと同じ感覚で。この靴の良さを分かち合いたいって自然と思っていただけたんだろうなって。
 
 
ーー 大事な人だからこそ、心地の良いものを履いて、共有したいって思うんですよね。
 
だから大切な人の何かの節目にわたしもプレゼントしたいな。子供が成人するときとか。
 
 
ーー あたためてますね〜。
 
 
 
靴のためだけじゃない。お手入れするということ

 
ーー 河合さんの靴はどれもピカピカしてますよね。革靴らしい艶が素敵です!お手入れはマメにしているんですか?
 
わりとしっかりしている方だと思います。実は革製品との付き合いが長くて。革靴デビューは、高校生の時に履いていたローファーなんです。
 
 
ーー 懐かしい!わたしも履いてましたよ。
 
当時、初めて買ってもらった革靴を大事にしたいなって思って、お手入れ方法を調べて、本に書いてあったマニュアル通りに実践しました。
 
まずブラシで埃を取って、クリーナーで古い油を落として、新しいクリームで栄養を入れてあげる、という流れ。それが今でも自分にとってすごくスタンダードなやり方になってます。
 
人の肌と一緒で、まず洗顔をしっかりして汚れを落とさないと、クリームの栄養が中に入らないから。
 

 
 
ーー おっしゃる通り・・・!
 
だから、高校生の時からお手入れは続けてますね。
 
 
ーー そういえば以前開催した父の日の座談会でお話ししていたお父さんも、すごく丁寧にお手入れされそうでしたよね。
 
父はバイクに乗る人なので、バイク用の革ジャンや革ブーツも休みの日にメンテナンスしてましたね。
 
 
ーー その背中を見てたんですね。
 
たしかに。でもお手入れするのは良いことなんですが、ちょっと過保護にしすぎるところがあって(笑)
 
以前持っていた靴で、ミンクオイルを塗りすぎてひび割れが出来てますよって言われたこともあるくらい。このCrazy Horseもちょっと別人みたいになってきてる(笑)
 

 
ーー たしかに、すごく濃くてつやつや!
 
本当はもうちょっとやんちゃにしたかったのに、なんだか優等生になっちゃって。これはデリケートクリームだけで育ててるんですけどね。
 
 
ーー ミンクオイル使ってないんですか?
 
そう。デリケートクリームも使いすぎるとツヤが出てくるでんすね(笑)
 
 
ーー Crazy Horseにしてはあんまり見たことないほどのツヤです!こういう経年変化の仕方もあるんですね~。ほんとうにやんちゃにしたかったら、抑えて抑えてたまーにデリケートクリーム、とかがいいかもですね(笑)!
 
そうかも(笑)
 

 
ーー 他の靴のお手入れはラナパーですか?
 
そうですね。リムーバーからラナパーという流れです。でもお客さまにはもっと気軽に履いて欲しいですし、革に慣れてない方にもまず触れて欲しいので、乾燥が気になったらお手入れする程度で大丈夫とお伝えしてます。
 
 
ーー それでも自分にできるかな~?って思う方もいらっしゃると思いますが、河合さんは実際のところどれくらいの頻度ですか?
 
最初は月1回全てお手入れしてましたけど、最近は3ヶ月に1回くらい。ふと思い出したときに一気にやってます。日々気にしてるのは、雨の日に履かない、二日続けて履かない、くらいです。
 
 
ーー ついつい疎かにしてしまうけど、大事なことですよね。本当に、河合さんの愛情が靴の表情にも現れてる気がします。ツヤ感もだけど、みんな「いい顔」してる。
 
そうだと嬉しいですね。今ってなんでも使い捨ての時代やから、自分の子供に、ものを大事に使う姿をさりげなく見せたいっていう隠れた願いもあって。伝わってるといいな。
 
 
ーー きっと伝わってますよ!「大事にしなあかん」って正論を言われてもピンと来ないかもしれないけど。お母さんが自然に好きなものを大事にして、しかもそれが素敵になっていく。一番いい伝え方やと思います。
 
 
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後日、IRISの修理が完了しました!
オールソール交換をして、なんだかフィット感も増した気がする、とのこと。
これでまたたくさん履けますね〜
 


 
 

 
 

スピーカー:河合
 

インタビュアー・編集:岩崎
 
 
 
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