この冬は、雪がたくさん降るところに行きました。
電車にのって、車にのって、山を越えていくと、どこもかしこも、まっしろです。
昨日、子供たちがせっせと作った雪だるまは、夜中に降り続いた雪ですっかりおおわれて、何にもありません。
こんなに雪深いところでは、小さい子たちのほうが身軽でどんどん歩けます。
足がズボッ、ズボッと雪にうもれながら、大人たちが後を追いかけて。
丘にもなる、すべり台にも、おうちにもなる。
今日つくった遊び場は、また明日は、まっさらになるのです。
なんでもまっしろにしてしまう、雪のとりこになりました。
まだまだその町には雪がふっています。
(服部)