• Magazine>
  • >
  • #13 愛知店スタッフ牧の「私とNAOT」

#13 愛知店スタッフ牧の「私とNAOT」

 
 

NAOTの靴との出会い。
 
NAOTの靴と出会って知ったことや、感じたこと、そして変わったこと。
スタッフそれぞれにもその歴史があります。
 
今回は、入社2年目となる牧にインタビュー。
 
人生で初めて、ひとめぼれでお迎えしたのがNAOTの靴。
それ以来、靴への概念が変わったという。
靴の枠にとどまらず、彼女自身がどのような変化をし続けているのか、
たっぷりと話してもらいました。ぜひ、ご一読くださいませ!
 
 
———————————
 
 
奈良旅行中、ふと入ったお店でひとめぼれしたKEDMA
 

 
 
—— あ、この間お迎えしたKEDMAのBlack-Greyを履いてるね

 

そうなんです!
前々から欲しいと思っていたんですけど、すでにKEDMAのChestnutを持っていて。私のなかでは同じ形の靴を色違いで買うという概念がなかったので、なかなか買えずにいたんです。
でも、この色が廃盤になってしまうと聞いて慌てて買いました。

 

 
……というのも以前に、KEDMAのBeigeを買おうか迷っているうちに、廃盤が決まって、気づいたときには完売していまったんです。だから、気に入った靴はその時に手に入れておかないと、いつなくなるか分からないないなと思って。
 
 
—— KEDMA、めっちゃ好きですね(笑)ファーストNAOTもKEDMA?
 
はい。社会人2年目の頃だから、5、6年前かな。地元の愛知から奈良に遊びにきていて、ならまちを散歩していたらめちゃめちゃ混んでるお店があって。それが「風の栖」だったんですけどね。それで、吸い寄せられるように入っていったのを覚えています。
当時はまだ「風の栖」でNAOTを取り扱っていて、そこでKEDMAに出会ったんです。もう、一目惚れでした。このChestnutカラーに。
 
 

 
人生で初の衝動買いです。
一番はデザインが気に入って。この3色の色使いがたまらないんです!ココ!
 

 
あと、見た目が細身でキチンと感があるのに、履き心地も優しくって。革靴って硬いイメージがあったんですけど、KEDMAは比較的柔らかめで、足を入れた瞬間から、これは靴擦れしないぞ、っていう安心感がありました。
 

 
 
——KEDMA愛がすごい伝わってきたよ〜。入社する前から、NAOTの靴を愛用していたんですね
 
そうです。それで、履いていくうちにラクなのが分かったので、仕事用にも欲しいなと思ってオンラインショップでDANIELAを買いました。買う前に、ちゃんとサイズのお問い合わせもして(笑)

 

DANIELA Chestnut 4年愛用
 
 
——いい味でてるね〜
 
前職も接客業だったんですが、かがんだり荷物を運んだりで、かなりハードな日々を共に過ごしてきました。この子はお仕事用として。こことか、ほら、多分カッターで切った跡があるんですけど、これも今となっては勲章みたいなものです。
 

 
 
 
入社するまで、自分が履くとは思っていなかったサボの存在
 

 
 
——NAOTに転職するきっかけは?
 
前職を辞めてから少し休んでいたんですけど、半年ほど経った頃から働きたい欲がフツフツと湧いてきまして。次は自分のペースにあった仕事がいいなと考えていたので、ゆっくり、じっくり探せばいいやと思っていました。
そんなある日、パソコンにブックマークしておいたお気に入りのサイトを、上から順番に見ていたんです。そしたら、たまたまNAOTでスタッフ募集の記事がUPされていて。すでにUPされてから1ヶ月以上経っていたんですけど、まだ載ってるってことはまだ間に合う!と思って、履歴書を送りました。
それでご縁があり、奈良に移住してきました。

 
 
——入社後に初めて買ったのはIRIS
 

そうです。でも最初は、サボを自分が履くとは思ってなかったんです。パカパカしてすぐ脱げる、スリッパみたいな感じだろうというイメージしかなくて。
で、出社初日にいろんな靴を試し履きしたんですけど、なかでもIRISに足入れしたときの衝撃がすごくて。足に吸い付いてくる感じというか、全然脱げないのにびっくりしました。
 
仕事場ではもちろんですが、自転車での移動にも脱げずに活躍してくれるので、近所のちょっとした買い物とかは迷わずコレです。とにかくラクなので、今となってはなくてはならない存在ですね。
 

……実は、このIRIS、去年の森道市場に出店したとき、すごい雨風で濡れてしまったんです。もうこのつま先部分だけくっきり濃くなっちゃって。
 

IRIS Rumba 1年半愛用
 

△森道市場でのひとこま

 
それで、一か八かで、ホテルに戻ってから、全部ズボッと水につけたら、なんと蘇りました!全体的に濃い色に経年したんですけど、それはそれでいい味だなと思ってます。
 
——見事に蘇ってよかったね。でもそれはやっぱり最終手段だね。
 
そうですね。あと、水に濡れちゃったのと、私自身の足が細身ということもあってか、ちょっとゆるくなってしまったので、インソールの下に市販の中敷きをいれて調整してます。雨の日のお手入については、ほか記事にもしているので、そちらを参考にしてもらえると嬉しいです。
 

 
 
——そのほかのNAOTコレクションは?
 
夏にサンダルが欲しくて、INGRIDを買いました。サンダルを選ぶ基準として、脱ぎ履きしやすいのがいいなと思っていて。実際に履いてみると、この網目が気持ちいいんですよ〜。パッと見はわからないんですが、サイドがゴム仕様なのでフィットしてくれるし、ストラップが細いからちょっと華奢にみえるのが素敵なんです。
 

 
 
——茶色が好きなんだね(笑)
 
あ、バレました?自分でも茶色しか持っていないことに気づいてお迎えしたのがOLGAのMatt Blackです。ほかのスタッフが履いているのを見て、靴下で遊ぶのも楽しそうだなと思って。ワンピースで女の子らしい格好をした日には足元OLGAでカジュアルさを足してバランスを取ってます。
 

 
 
 

修理しながら履き続けるという愉しみを知りました
 

 
 
——NAOTの靴を愛用するようになって変わったことは?

 
これまで、ワンシーズン履いた靴はサヨウナラしていたんですが、靴ってお手入して楽しむものだとNAOTと出会って知りました。「風の栖」で靴を買った時にお手入方法を教えてもらって、靴クリームも買いました。よしよしって感じでクリームを塗ってます。

 
あと、NAOTでは修理の靴もお預かりするんですが、その時に実際にお客様とお話できるのが嬉しいです。「これ、めっちゃ汚いでしょ」とかおっしゃるんだけど、それこそが靴の味だし、その人っぽいなっていうのが伝わってきます。
それで、お修理が完了してお客様にお渡しするとすごく喜んでくれる。醍醐味です。
その様子を見ているからこそ、自分の靴も大事にしようと思うようにもなりました。これはオールソール交換できる、とか大事に長く使う想定で靴選びをするようにもなりましたね。
 

 
 

——愛知から奈良に移住してきて、NAOTで働く毎日はどう?
 
思いがけないところで、自分の好きなことが仕事に活かされたりするので、すごく刺激があります。例えば「刺繍が趣味なんです〜」ってポソっと言ったら「じゃあ、年賀状用に刺繍してみて〜」って、声かけてもらったり「植物が好きなんです」と言えば「店内のディスプレイ担当してみる?」となったり。
 

△loop&loopの2018年の年賀状にはワンちゃんの刺繍が
 

 
ディスプレイは、最近、NAOT NARAがリニューアルしたこともあって、まだまだ発展途上ですけど。植物は見ていて落ち着くので、この子たちの存在で店内が変わっていくのは嬉しいです。NAOTスタッフにも緑が好きな人が多いから、プライベートで植物を買いに行ったり、オープン前に水やりしながら、この子最近めっちゃ元気だね。とか話せるのが楽しいです。
 
 
——最後に、夢のシューズクロークはどんな感じ?

 
そりゃもうNAOT勢揃い!
ですが、今リアルに欲しいのはKEDMAのChestnutの2代目なんです。初代はかなりクタクタになってきたので、おでかけ用にもう一足あってもいいかな。って思ってます。もちろん、これまでのNAOTコレクションも、夢のシューズクロークには欠かせません!
 

 
 
 
maki
スピーカー:牧
 

インタビュー・編集:脇阪
  
 
 
ー これまでの「私とNAOT」 ー
#1/#2/#3/#4//#5//#6/#7/#8/#9/#10/#11
#12


その他の記事

戻る

pagetop