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Humming NAOT vol.8 オオルタイチさん

 

 
靴を履いて、旅に出る。
旅先だから、聴きたい音楽がある。
 
「旅で聴きたい曲」をテーマに、音楽関係者がおすすめの4曲をセレクト。
あの人は、どこにどんな音楽を連れていくのでしょう?
 
第八回目のゲストは、音楽家のオオルタイチさん。
打ち込みのトラックに非言語の歌をのせていくタイチさんの音楽は、先鋭的な雰囲気を持ちながらも、人間の根源的なパワーを感じさせてくれます。
 
2010年に活動休止したウリチパン郡の中心メンバーだった彼は、現在はソロ活動だけでなく、YTAMOとのユニット”ゆうき”や、他ミュージシャンへのリミックス提供から舞台や演劇への楽曲提供、コラボレーションなど幅広い分野で才能を発揮されています。
 
そんな、オオルタイチさんが、「旅で聴きたい曲」とは?
 
さあ、旅に出かけましょう!

 
 
 

 
 
 


artist: Tyrannosaurus Rex
title: She Was Born to Be My Unicorn (視聴可)
album: 1969年 『Unicorn』

 
マークボラン/T-REXがグラムロックの名の下に華々しくデビューする以前、組んでいたフォークグループの曲です。18歳のとき沖縄をプチ放浪をしたのですが、その時にとにかく繰り返し聴きました。
このアルバムには全編不思議な響きを称えた曲が詰まっていますが、あてのない未知の旅、そんなシチュエーションにぴったりかもしれません。

 
 
 
 
 


artist: 土取利行
title: 畝傍 (視聴可)
album: 1986年 『黄金の鼓動』

 
時には時間をさかのぼる旅もいかがでしょうか?
奈良・畝傍山にて弥生時代の遺物として有名な銅鐸を使い録音された音楽です。歴史をたずねる旅に少しロマンを添えてくれるかもしれません。たいそうな旅でなくても、これを聴きながら見慣れた街をドライブするだけで、いつもと違った景色が見えるかもしれませんよ。

 
 
 
 
 


artist: Arto Lindsay
title: My Mind Is Going (視聴可)
album: 1996年 『O Corpo Sutil』

 
アート・リンゼイの数多くの音源の中でも特に大好きなアルバム。その中からの一曲です。 楽しい旅も良いですが、一人で物思いに浸りながら巡る旅もまた良いものだと思います。そんな時間にぜひ聴いていただきたい曲。坂本龍一さんが鍵盤で参加されていてアルバム全編おすすめです。

 
 
 
 
 


artist: キセル&オオルタイチ+YTAMO
title: ともしび (視聴可)
album: 2011年 『ともしび』

 
2011 年にキセルというグループと一緒に東北をツアーした際、旅の想い出を曲として共作しまし た。東北の素晴らしい風土、そして人のぬくもりをたくさん感じた旅でした。もしかしたらそん な東北の空気を少し感じていただけるかもしれません。今では入手できない音源になってしまいましたが、こちらで聴いていただくことができます

 
 
 
 
 

オオルタイチ ・ OORUTAICHI
1979年生まれ奈良県出身。
1999年よりオオルタイチとして活動を開始。“漂流する内的民俗”をキーワードに打ち込みによるトラックと非言語の歌を融合した音楽を展開。ソロ名義以外にバンド”ウリチパン郡”やYTAMOとのユニット”ゆうき”などでも活動。水曜日のカンパネラをはじめ、他のアーティストの楽曲プロデュース、リミックス、また舞台作品への楽曲提供等、活動は多岐にわたる。
okimirecords.com

 
 
 
 

 
 
 

 
 

 


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