リトルストーリー
2018.11.16

Lesson #27(改訂版) – 革調整について –


 
“あれ?普段と同じサイズを選んだのにきついなぁ。”
 
“いつも同じ骨の部分が当たって痛いのよね。”
 
“幅広甲高だから、とにかくゆったりめのサイズを選ぶんです。”
 
このようなお声をいただくことが時々あります。
 
 
 

靴のサイズ選びってむずかしい、
そんな風に感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
私たちは、せっかくお選びいただいた一足で、いっぱい歩いて、いっぱいお出かけしていただきたい!といつも思っています。
だから、サイズ選びについてはお客様とたくさんお話をさせていただきます。
 
 

 
革靴の醍醐味は「履いて、育てること」。
まだ自分の足に馴染んでいなくて、少し違和感を感じる新しい靴も、多くの時間をいっしょに過ごすことでまるでカラダの一部のように馴染んでいきます。
 

私たちはその馴染んだときの状態も考慮してサイズをご案内させていただきます。
だけど、痛いのってこわい、誰だってそうですよね。
 
そこで、私たちが時々ご提案させていただくのが「革調整」。
履き慣らすのが大変なとき、不安なときは、器具を使って革を広げたり、やわらかく調整をすることで、安心して履きはじめられるようお手伝いをすることが出来ます。
 
もちろん大きいサイズを選ぶことで圧迫感は解消されることが多く、それもひとつの方法です。
ですが、革が馴染んだあとに、そのゆとりが違和感になることも。
 
長く心地よく履いていただくためのひとつの手段として、今回は実際に革調整をしてNAOTの靴を履きはじめているスタッフ奥口の場合をご紹介します。
 
 
 

サイズ選びのときに、目安となるのが「足の長さ」。
革は縦には伸びませんので、つま先にある程度のゆとりが必要です。
(つま先に必要なゆとりは、靴の種類によって変わります。)
まずは、この足の長さを元にサイズを選びます。
 
 

つま先にほど良いゆとりがある、ジャストサイズの新品のサボを履いてみます。

 


△甲高の足をしているので、新品の靴を履くと…ギュウギュウ。
 履き口で足が詰まって、かかとが出てしまいます。
 
 
薄手の靴下で履いて自然と馴染んでいくのを待つという方法もありますが、
分厚い靴下を合わせたい、ということで今回は履き口の革を広げる調整をしてみました。
 

△器具を使って革を広げます。調整することで、革の質感もやわらかくなります。
 
 


△足がグッと前まで入りました!かかとも収まり、心地良くフィット!

 

 


△左:新品 右:革調整後
 
右の靴が調整後の状態です。
履き口に注目してみると、見た目にもゆとりが出ていることが分かりますよね。
 
 

このように革調整をした上で、ゆっくりと履き慣らして足の個性を靴に伝えていきます。
無理せず「ゆっくり育てる」ことが大切です。

 

革調整は、NAOT直営店や出張イベントではもちろん、オンラインショップでお求めいただく際やご購入後も承っています。
 
直接足を拝見できない場合は、足を採寸いただきその結果を元にサイズや革調整のご提案をさせていただきます。ぜひお気軽にご相談くださいね!
 
▷サイズアドバイス
naot.jp/contact/sizecontact.php
▷採寸方法

Lesson #1(改訂版) サイズ選びについて – 採寸方法 –


 
 

 (神谷)
 
#心地よく履くためにシリーズ


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