リトルストーリー
2019.01.05

[エッセイ]小谷実由の隙間時間 vol.4


 
 
おみゆさんことモデルの小谷実由さんによる連載エッセイ。
 
2019年初の「隙間時間」は飯テロスタート!
ご自宅の方は、ぜひ炊飯器のスイッチを押してから読むことをおすすめします。
 
おみゆさんのユル〜っとにやにやエッセイ、どうぞ。
 
 
 


 
 


こんにちは。こちらはまだ年末です。でも、これを読んでいる皆様はあけましておめでとう、2019年だと思います。今年もよろしくお願いします。今年も隙間の時間と戦う日々を過ごしたいと思います。戦うというか、仲良くなりたいよ。
 
こないだ1日お休みがあったのですが、朝急に「今日のお昼ごはんは絶対に明太子おにぎりが食べたい」と思い立ちました。外は、雨。普段の私だったら、何の用事もない日に雨というシチュエーションは絶対的に外に出るのを渋るのです。
 
しかし、気付いた時には顔を洗い、着替えを済ませ、空っぽのリュックを背負い(エコバックの代わりです)スーパーへ向かっていました。しかも、まだ午前中。午前中のスーパーへ行くという、時間を有意義に使えているようなこの上ない優越感はなかなかのものなので、おすすめです。
 
明太子と海苔を買い、もちろん夕飯の買い物も済ませ、長すぎて収まりきらないネギがリュックから顔を出しながら帰宅。そして米を研ぎ、炊飯器のスイッチをオン。ご飯が炊けるのは1時間後です。
 
もしや、この1時間が隙間時間、、!と気付くわけでもなく、何をしていたかというと、今日という日のお昼ご飯を最高にすることに全力を注いでいた私はインスタント味噌汁ではなく味噌汁も作るか!とまたも急に思い立ったわけです。お湯に火をかけ、出汁パックをオン。さぁ具材は、蕪がまだ残っていたはず。蕪のお味噌汁、おいしそうだなぁ〜と意気揚々と冷蔵庫を覗くと、あると思っていた蕪がない。そしてあいにく味噌汁の具になりそうな野菜は万能ネギオンリー。さらに出汁がたっぷりの鍋はもうぐつぐつ沸騰を完了している。ひとまず、出汁は何にでも使えるので一旦保留でインスタント味噌汁を食べるラインに戻ることに。そしてひとまず冷凍保存するために万能ネギを刻むことにしました。味噌汁にはインスタントで事前にネギが入っていようとも追いネギするほどたくさんネギを入れるのが好き派です。
 
そんなこんなで、お米が炊けました。明太子をたっぷり入れて三角おにぎり。欲張りなので特大のやつです。ここまでお伝えしていませんでしたが、驚くべきことにこんなにも全力を注いでいる今日のお昼ご飯はひとり飯です。自分自身による、自分自身のためのお昼ご飯。ひとりで食事をするときは、質素というか無関心になりがちな私ですが、年に1回ぐらいこうして全力を注ぐことがあります。動機は特になし。そしてお味噌汁ですが、出汁でインスタント味噌汁を溶かし、ネギをたっぷり入れ贅沢スタイルでいただきました。もちろん味は格別。
 
あー、炊きたてのご飯でおにぎりってなんでこんなにも幸せなんだろう。おばあちゃんが作ってくれたおにぎりを思い出します。わざわざお米を炊いて作ってくれていたなぁ、早く食べたいよーなんて文句を言っていた私、この一手間だけでだいぶ違うんだぜ。それがわかってなんだか少し大人になった気がします。
 
ちなみに1つだけ後悔したことといえば、満足に三角に握ったきれいなおにぎりに巻いた海苔がだいぶズレたこと。私はいつもこういう惜しいことをする。まぁ食べちゃえば何でも同じ。そんな後悔も3秒で終わりました。
 

 
 

 
 
 
 


 

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★ 料理の隙間に食器を洗える方、尊敬します。 次回は2月1日(金)公開予定です。


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