私たちがご紹介しているNAOTの靴。
今回あらためて「NAOTのこと」について、代表の宮川と、ベテランスタッフの服部を交えてお届けします。
3回シリーズの第3回目のテーマは、「私たちが大事にしていること」。
ぜひご覧ください。
これまでの連載はこちら>> vol.1 vol.2
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足の形に合うものを、お渡ししたい
木村
私たちはフィッティングを大事にしていますよね。
宮川
たくさん履いてもらいたい、そのために一番大事なのはフィッティングだと思います。
お客さま一人ひとりの足の形はそれぞれ違うので、合うと思うデザインやサイズを正直にお伝えします。
お客さま一人ひとりの足の形はそれぞれ違うので、合うと思うデザインやサイズを正直にお伝えします。
木村
フィッテイングの仕方も独特ですよね?私自身はじめにお客さんとしてお店に行った時、他の靴屋さんと何だか違うなと感じたんです。
宮川
NAOTでは足を見せていただいた上で、このサイズがおすすめですよ、というのを最初に提案します。
実際、靴に敷いているインソールの上に足を乗せてもらって、足の長さだけでなく、幅や甲など全体の形をみて、目安となるサイズを確認しています。
実際、靴に敷いているインソールの上に足を乗せてもらって、足の長さだけでなく、幅や甲など全体の形をみて、目安となるサイズを確認しています。

服部
靴に入っているのと同じインソールを使うことで、お客さまも一緒に自分のサイズ感を確認できますよね。
宮川
そうすることで、より安心してもらえるな!と思いついたことなんです。
木村
私も最初スタッフにフィッティングしてもらった時に、サボは普段のワンサイズ下をおすすめされて驚いたんです。
サボはかかとが覆われていないので、革が馴染んでいく経年変化を考えると、これぐらいジャストなサイズ感がいいんですよって見せられて。
経験をもとに履き込んだ先のことまで考えておすすめするんだな、と思ったことを覚えています。
サボはかかとが覆われていないので、革が馴染んでいく経年変化を考えると、これぐらいジャストなサイズ感がいいんですよって見せられて。
経験をもとに履き込んだ先のことまで考えておすすめするんだな、と思ったことを覚えています。

宮川
NAOTは革が柔らか目だから、足にどんどん馴染んでいくんですよね。
インソールも沈み込んでいくし、そういう変化を日々履いている自分達が一番わかっているから、よりベストな靴を選んでほしいという思いで伝えています。
インソールも沈み込んでいくし、そういう変化を日々履いている自分達が一番わかっているから、よりベストな靴を選んでほしいという思いで伝えています。
服部
靴って履いてみないとわからない部分があると思うんです。それを私たちが知っていることではじめから少しでも補えるなら、できる限りのことはしたいです。
木村
足入れしてみてきつく感じる場合は、革を広げる「革調整」もしていますよね。

宮川
それもお客さまにもっとちょうど良いサイズで履いてもらえるように、なにかできないかなと考えたところから始まったんです。
調べてみると、革を広げる器具があるっていうのを知って。
実際やってみたら「これなら最初からぴったりサイズで履ける」って喜んでもらえたんです。
調べてみると、革を広げる器具があるっていうのを知って。
実際やってみたら「これなら最初からぴったりサイズで履ける」って喜んでもらえたんです。
服部
入ったー!っていう時のお客さまの笑顔をみて、私たちも嬉しくなりますよね。
木村
そうやって履き込むうちに、不思議と愛着が湧いてくるんですよね。持ち主の足に合わせて馴染んでいくぶん、一つひとつ形も表情も全く違うように育っていくからなんでしょうか。
宮川
そうかもね。
僕が一番最初に履いたNAOTは、スタッフの村上からプレゼントしてもらったIRISなんですけれど。
もう10年以上履き込んでいて、何回か修理もしているんです。
今ではインソールがアッパーの革の色と変わらないくらい育ってる(笑)
僕が一番最初に履いたNAOTは、スタッフの村上からプレゼントしてもらったIRISなんですけれど。
もう10年以上履き込んでいて、何回か修理もしているんです。
今ではインソールがアッパーの革の色と変わらないくらい育ってる(笑)

宮川
それも一つの勲章やと思っていて。
ここまで一緒に色んなところに僕を連れて来てくれて、ありがとう!と思います。
ここまで一緒に色んなところに僕を連れて来てくれて、ありがとう!と思います。
服部
IRISは靴底が取り替えられるから、修理して長く履けるのがいいですよね。
宮川
その分思い出も積み重なって、愛着も湧くんじゃないかな。これからも、長く履けるということを大事にしていきたいです。

この連載は今回で終わりです。ご覧いただき、ありがとうございました!
編集:木村