リトルストーリー
2019.03.12

「ナオトのリズム」インタビュー – 良原リエさん –


 
昨年末から始まった新企画、ショートムービー「ナオトのリズム」
モデルのKanocoさんとNAOTの靴が繰り広げる、ちょっと不思議な6つのダンス。
 
 
第一弾 「不思議なステップ」第二弾 「あしあと一歩」に引き続き、第三弾は4月12日に公開予定です。
 
今回は音楽をご担当くださった音楽家の良原リエさんにNAOT JAPAN代表 宮川が制作にまつわるお話を伺いました。
 
トイ楽器を使った遊び心のある楽曲が特徴の良原さんは、実は以前からNAOTの靴をご愛用くださっています。
また過去にはNAOT NARAでトイ楽器のワークショップ&ライブをしてくださったことも!
 
そんな靴のご縁がきっかけでNAOTのために6つの楽曲を作ってくださった良原さん。
込められた想いや、裏話を伺ってみました!ぜひご覧ください。
 
 
https://naot.jp/wpcontent/uploads/2019/02/PROFILE-01-1.jpg
――――――――――――――――――――――――
 
 
宮川:
今回の企画は僕とスタッフのなにげない会話から生まれたんです。
動画を使った靴の表現って未知の領域だったんですが、とりあえずトライしてみよう!って企画が動き出したのが去年の春ぐらいかな。
音楽は良原さんにお願いしたいって事はそのくらいから自分達の中では決まっていたんですよ。
勝手になんですけどね(笑)
 
良原:
そうだったんだ!初耳!(笑)
 
宮川:
やっぱりせっかくのチャレンジなので、今までNAOTを通して繋がりのある方と一緒にやってみたいという気持ちがあったんです。
その中では良原さんが多分一番最初に決まったんじゃなかったかな。
良原さんの曲から僕たちの動画作りが始まったんですよ。
 
良原:
そうなんだ、責任重大だったんだね。どうしよう今更だけど心配になってきちゃった(笑)
 

 
宮川:
いやいや!まず良原さんに曲をいただいて、そこに近藤さんの振り付けをつけていただいて、ほんとワクワクしっぱなしでしたよ!
 

 
宮川:
まず仕上がった時の曲を聞いたらすごいもうびっくりして、ここまで6曲がそれぞれ違うんかー!と。
 
良原:
うん、なるべく違うようにというのは意識しました。
結構私の曲は色が濃いから、似ちゃわないかなーと思いながら。
 
宮川:
もう場面場面で全く違う!
曲を聞いたあと、振り付けを考える近藤さんも、きっと楽しいだろうなと思いました。
靴をイメージした曲を作るのって大変じゃなかったですか?
 
良原:
大変だなと思ったことは全然なかったですよ。
事前にちゃんと靴の写真ももらって、それがどんな靴かも書いてあったし。
でもそれだけだと私の思い込みになっちゃうから、NAOTの人達がその靴に持っているイメージを何でもいいから書いてもらったんですよね。
出てきた言葉はIRISの白には海辺とか体操とか、DANIELAには大きい動物のイメージとか。
私ではそこまで広がらない。実際に今回の動画の靴を実際にすべて履いているわけではないし。
 

 
宮川:
曲作りの時って、部分ごとにできるんですか?
それともバーッと全体的にできていく感じなんですか?
 
良原:
私、曲を書くのは早いんですよ。
いつも家のリビングのテーブルで仕事してるんです。
今回も自分の隣にトイピアノを置いて、いただいた靴の写真とイメージの言葉を見てたら、メロディがパラって出てくる。
それで、タリラリ♪タリラレ♪タリララ♪タリラリ♪って、タータッタタッタ♪
 
宮川:
えーーっすごい!!(笑)
 
良原:
出来た曲の音階を確認して、その次のイメージの言葉を見てたら次々とぶらんぶらん♪って出てくるんです(笑)
不思議なんですけどね。
力をかけずにさらっと出てしまうので、んあっ~て捻り出す感じではないんですよ。
2、3個出てきた曲のかけらを足したり引いたりしながら作っています。
ちょうどお話をいただいたタイミングがトイ楽器の本を出したときで、自分の中でもちょうどトイ楽器を使いたい時だったから、6曲全部に使ってみました。
 
 

▲2018年春に刊行した「たのしい手づくり子そだて」と「トイ楽器の本」
 

良原:
トイ楽器を使うと普段その音を聞いたことない人にとってはどの曲も同じように聞こえてしまう事もあるかなって思うんです。だからなるべく曲の個性を1つずつしっかりと出すようにしました。
でも実は使っている音色がこっそりつながっているんですよ。
1つの流れで聴いてもおかしくないけど、ずっと同じフレーズの繰り返しのみという感じにはならないようにしたいなーって思いました。
そのアクセントの付ける場所がメロディーだったり、アレンジだったり色々なんですけど。
 
宮川:
ほー!なるほど。
お話を伺ったあとに6曲全部通して聴き直してみようかな。
違った発見ができそう!
良原さんといえばやっぱりトイ楽器、という印象があるんですが、その良さって何ですか?
 
良原:
トイ楽器って多くの人がノスタルジーを感じてくれる音だと思うんです。
実際、幼少期に皆さん一度は耳にしている音なんですよ!
ピアニカやアコーディオンは小学校によくありますよね、その音が好きだったかどうかは置いといて(笑)
「いつか」を思い出させてくれる要素を持っている音だと思っています。
 

▲良原さんのお子さん。インタビュー中お絵描きをして遊んでくれていました。
 
 
良原:
小さい頃の思い出って、暖かいイメージがありませんか?
思い出って大体楽しいものを皆残していくじゃないですか。
その楽しい、暖かい思い出。お父さんとお母さんと仲良くしていた、心が暖かくなるような思い出が残っている時代の音がトイ楽器の音だと思うんです。
記憶を思い起こさせてくれるから、多くの方がきっと気持ちがほっこりするとおっしゃってくれているんだと思っています。
 
https://naot.jp/wp-content/uploads/2019/02/DSC05480.jpg
 
宮川:
良原さんの曲って遊び心があるというか、すごい楽しい気持ちになる!
これも心が子供に戻っているのかな?(笑)
ピアノ1本でやるのとは全然違って、また違う色彩があるというか…。
自然と微笑んじゃう。
良原さんの音楽はすごい色鮮やかなんですよ!
 
良原:
とても嬉しいです。
 

 
 
 
宮川:
今回音楽家の青木さんBabiさんと一緒に制作いただいた曲もあると伺っているのですが、普段からご一緒に制作されたりするんですか。
 
良原:
青木くんとはライブのイベントとかでよく会うんですよ。
よく知ってはいるけど一緒に制作はしたことが無くって。
NAOTに合いそうな人を思い浮かべた時に、青木くんは絶対合うとひらめいて!
せっかくだから青木くんって分かるように、もう声で参加してもらうしかないって(笑)
「これ、もしかして?」って気づいてくれる人がいたらいいと思います。
 
宮川:
今回みたいな、曲を作ってから動画にしていく事ってよくあるんでしょうか?
 
良原:
先に映像があって、それに音をつける事の方が多いんですよ。
展開を考えながら、映像に合わせながら曲を作ることが多くて。
今回は音を作ってからそこに振り付けがついて、動画になっていきましたね。
 
宮川:
音楽を後からつける方が難しいですか?
 
良原:
うーん、そっちの方が制約は多いかな。
この何秒くらいまでの間に、ここのフレーズを終わらせて。
何秒の所からワッて変わるから、ササササってメロディがぴったりくるように合わせて…。
 

 
宮川:
聞いてるだけで難しそうです(笑)

良原:
難しいんだけど、それはそれで合わせる楽しみがあるんですよ。
映像と音楽が合わさった時の「おお~ぴったり合った」みたいな楽しみ。
今回みたいにイメージをもらって音楽を先に完成させちゃうのは、「本当にこれで合っているのか」っていうドキドキがあったかな。
自信をもってやればいいことなんだけれども、まず自分が思っているNAOTのイメージでいいのかなって(笑)
 
宮川:
曲のことは良原さんに完全にお任せでした(笑)
良原さんのイメージするNAOTらしさみたいなものがそのまま表現になっているかな。
どういう風にNAOTのことをイメージしてくださったんですか。
 

 
 
良原:
最初はもっとナチュラルなイメージで、へんてこりんじゃない方がNAOTらしいとかな思ったんです。
皆が聞きやすい優しいポップスとかね。
誰が聞いても「あ~そうだねそうだね」ってNAOTのイメージにはまる音楽ってあると思うんですけど、でもそれは私じゃなくてもできるかなって思ったんですよ。
わざわざ私に頼んでくれたんならやっぱり楽しい音を盛り込んでいくこと、そしてトイ楽器の面白さを盛り込みつつ、皆が聞ける音楽を作ること。
6個っていうバリエーションの中で全部正統派のNAOTのイメージじゃなくてもいいかなって思って、聞きやすいのも作りながら、途中でひねくれたのを間に混ぜたりして。
そういうひねくれたところ、癖のあるところに、面白い振りが付くかなと思って。
 

 
宮川:
ある種の引っかかりというか。さらっと見れてしまうよりはどこかで「ん、なんやろ?」って思ってもらえるような面白さ!
そういうのっていいですよね。
 
良原:
まだNAOTの靴を知らなくて、ただムービーとして面白いと思ってみてくれる人たちにも、
興味を持ってもらえたらと思いまして。
私の中から出てくるNAOTらしい正統派とひねくれバージョンを混ぜたつもりです(笑)
もしも今のNAOTとは少し違うちょっとはみ出たものが仕上がれば、まだNAOTを知らない人達も楽しく見ていただけるんじゃないかと思ってます!
 
 
 
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◎来月 4/12(金)
ショートムービー「ナオトのリズム」第三弾公開予定です!
ぜひご覧になってくださいね。
 
 
▼「ナオトのリズム 対談バックナンバー」
 
「ナオトのリズム」座談会 – Kanocoさん × 轟木節子さん × 吉川陽子さん編 –
 
「ナオトのリズム」インタビュー – 振付家・近藤良平さん編 –
 


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