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Humming NAOT vol.17 androp 前田恭介さん


 
靴を履いて、旅に出る。
旅先だから、聴きたい音楽がある。
 
「旅で聴きたい曲」をテーマに、音楽関係者がおすすめの4曲をセレクト。
あの人は、どこにどんな音楽を連れていくのでしょう?
 
第17回目のゲストは、andropのベーシスト・前田恭介さん。
 
心地よく耳に残るフレーズと緻密な世界観が魅力の4人組バンド、androp。
楽曲・MV・ライブのオリジナルな世界観はもちろん、ストイックで真摯なバンドスタイルでも異彩を放っています。
 
昨年、デビュー10周年イヤーに突入するタイミングでリリースした傑作アルバム『daily』では、聴く人の日々に寄り添う温かさと、より一層洗練されたサウンドが堪能できます。まさに必聴の一枚。
 
そんなandropのベーシストとして、バンドの屋台骨を支える前田さんが「旅で聴きたい曲」とは?
 
前田恭介さん×靴屋のNAOTがお届けする、オリジナルプレイリスト。
 
さあ、旅に出かけましょう!

 
 
 

 
 
 


artist: Judee Sill
title: Jesus Was A Cross Maker (視聴可)
album: 1971年 『Judee Sill』(EP)

 
旅をするとき、ぼくは出来るだけローカルな移動手段を使う事にしている。
なぜかと言うと、そこに生きる人達の生活や日常に触れれば触れるほど、孤独を感じる事が出来るからだ。
旅の本質は、「孤独を知る事」だと思う。
そして、ぼくは孤独に触れた時に厳かな、何か神聖なものを感じるのです。
そんな時は、この曲を聴いていたい。

 
 
 
 
 


artist: Keith Jarrett
title: This is how I feel (視聴可)
album: 2018年 『This is how I feel / Memories』(EP)

 
あまり無いのですが、まとまった休みがある時はなるべく海外に行くようにしている。
その時にいつも思う事がある。
「英語が喋れたらなぁ」
とてもベタな事なので書くのも恥ずかしいのですが。
5年ほど前からいつか勉強すると言っていた英語を、今年勉強し始めた。
Dedachi Kentaの曲はそんなぼくの気持ちを鼓舞してくれる。

 
 
 
 
 


artist: Keith Jarrett
title: I Got It Bad And That Ain’t Good (視聴可)
album: 1999年 『The Melody At Night, With You』

 
旅における醍醐味といったら何を思い浮かべますか?
綺麗な景色や日本ではする事の出来ない体験、様々だと思います。
ぼくにとっての旅の醍醐味は、「食事」です。
この曲は、ぼくが20歳の時にベース一本だけ持ち、一人で行ったNew Yorkで食事をしていた時に流れていた曲。
今でもこの曲を聴くとあの時のワクワクした気持ちと不安が入り混じった青い感情が湧き出てきます。
いつまでも挑戦する気持ちを忘れないように聴き続けよう。

 
 
 
 
 


artist: 中村佳穂
title: Kittone! (視聴可)
album: 2018年 『AINOU』

 
andropというバンドを始めて9年、10周年に向けて走り出す時に触れたこの曲。
音楽で食っていく、そんなことをしているとそりゃあね、良いことも悪いこともあります。
ただ今思えば、そういった経験は全て糧になっているんだと実感する今日この頃です。
次の旅に行く時、ぼくはこの曲を持って出かけると思う。
「きっと」この曲がぼくにとって、新しい感情を受け取るきっかけになるような気がするから。

 
 
 
 

 
 
 

 
 

 


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