リトルストーリー
2019.05.03

[エッセイ]小谷実由の隙間時間 vol.8


 
 
おみゆさんことモデルの小谷実由さんによる連載エッセイ。
 
新年度、新しい髪型デビューした方も多いのでは?
イメージチェンジした自分が恥ずかしいような、でも気づいてもらわないと寂しいような…。
 
おみゆさんの実感がこもった、女心と髪型事情。
 
ぜひお楽しみください!
 
 
 


 
 


髪型を変えるのは勇気がいるものです。6年ほど前、私の髪は腰のあたりまである超ロングヘアでした。続けるという行為は自分にとって何か自信になるもの。信念というか、強い意思というか、そんな意識に直結する。学生のころから特に習い事を長くやっていたわけでも部活を頑張っていたという記憶もないなか、いまの仕事と髪を伸ばすということは28年の人生の中で長く続けていたなぁという感覚が唯一あるものです。
 
そんな伸ばし続けていたロングヘアも、仕事の都合などで長さを調節していき、自分の心境の変化なども相まっていつのまにやら肩に触れるか触れないかの長さになりました。髪型を変えることじゃなくても、続けてきたことをやめることって今まで培ってきた自分が壊れそうですごく怖いと思う。これは今でも思うこと。まぁ、髪は伸びるものだし超ロングヘアから10cm切ったところで案外誰にも気付いてもらえなかったけど、自分の中では大事件だった。最初に切るまでは嫌だなぁとぶつぶつ文句を言っていたけれど、いざ切ると気分が変わって気持ちが良かったのを覚えています。
 
なんで髪型の話をしているかというと、このロングヘアを切ったくらいの大事件が私の髪にここ数ヶ月で起きました、人生初のパーマをかけたのです。お仕事でヘアメイクをしてもらうときにゆるく髪を巻いてもらうのが好きで、毎日この髪型だったらいいのになぁと思いながらのパーマをかけたい願望はかれこれ3年ほど前から。しかし変化を恐れる気持ちで足踏みをし続ける毎日。そんなわけでやっとこさの決心でした。ロングヘアを短くした時以上の衝撃と、世界の変わり様で、なんでもっと早くやらなかったのだろうと今では思っています。似合う服が変わったり、プライベートではメイクは口紅を塗るくらいだったのですが、アイメイクもしてみようかなと思ったり、そうすると化粧品もいろんなものが気になりだし、頭の中がいままで興味が向いていなかった方向に向きはじめ大忙し。こういう楽しみ、中学3年生のときにはじめてメイクをしたときぶりかもしれない、初心に戻る気持ちです。
 
そんなわけでここ最近の大変化をもたらした髪型の話でした。きっとしばらくパーマは続けるのでしょう。パーマヘアで与えられた髪への隙間って、日々の時間に隙間を与えることと同じくらい私には大事だったと気付いたよ。何年後かはわからないけど、次はぎゅんと首に隙間を与えるショートヘアかもね。
 

 
 

 
 
 
 


 

Instagram: @omiyuno
 


 
 

前の話◁|次の話
 
★前髪5mm違っても、女子にとっては大事件!
次回は6月7日(金)公開予定です。


その他の記事

一蘭へ戻る

カテゴリー

連載

pagetop