NAOTの靴と出会って知ったことや、感じたこと、そして変わったこと。
スタッフそれぞれにも歴史があります。
今から5年前、学生時代にNAOT TOKYOのアルバイトスタッフとしてお店を支えてくれた彼女。
大学卒業を機に別の業界で経験を積み、ひとまわりもふたまわりも成長して、奈良店のスタッフとしてNAOTへ舞い戻ってきました。
そんなスタッフ三浦にインタビュー。
どうぞお楽しみください!
NAOTとの出会い
ーー奈良へようこそ。そしておかえりなさい!
ただいまです〜!(嬉)
ーーさて、早速ですが、NAOTとの出会いを教えてください。
初めてNAOTを知ったのは、今からちょうど5年ほど前ですね。
当時はまだ…19歳でした。
-ー わ、若い〜(驚)
△当時の写真
そうですね…(笑)
大学のオシャレな先輩がサボを履いていて、それで自分も「サボというデザインの靴が履きたい!」と思ったんですよね。
そのときに、東京のセレクトショップでたまたまNAOTのサボを見かけたんです。
それでNAOTのことを色々と調べていたら、直営店が蔵前にあることを知って。
馴染みのある土地だったし、いってみよう!となって。
ーーなるほど!
そのとき、お話したスタッフが音楽好きの人だったんです。
私はバンドをやっていたので、その日はベースを背負っていて、それがきっかけで音楽の話になったんですよね。
それで、「どんな音楽を聴くの?」って聞かれたんですよ。
ハンバートハンバートさんて答えたら、ちょうど、ハンバートハンバートさんがNAOTのモデルをやってくださっていたときだったんです。
それでお互い嬉しくなって、わぁ〜っと盛り上がったんですよね。
△ハンバートハンバート NAOTをはいて太極拳
そのパンフレットを見せてもらったり、色々な音楽の話をしたり…。
ふらっと来ただけなのに、すごくたくさんお話ししてくれて。
靴を買いに来たのに、すっかり靴のことも忘れて(笑)、かなり長い時間お話してしました。
そしたら、そこに居合わせた宮川(弊社代表)が、「うちでアルバイトさん、しない?」って誘ってくださって。
「えぇ!?」ってすごく驚きましたけど、もうとっても嬉しくて!
即答で「はい!」って言っちゃって。
自分の連絡先をお渡しして、その日は靴を買うのも忘れて、帰っちゃいました。
ーーなるほど。出会いですねぇ…。
あの時、「ハンバート・ハンバートさん」って答えて本当によかった〜!(笑)
学生時代から一緒に過ごした靴たち
ーーそれでは、念願の!ファーストNAOTを教えてください!
はい、ファーストナオトは、IRIS Crazy Horseです。
△IRIS Crazy Horseカラー
もう5年経ちます。
この子のカサカサな感じも、可愛いでしょ〜。
-ーNAOTスタッフは、靴を「この子」と言いがち!
愛情が伝わってきますね。お手入れはよくする派?
実はあまりしません…。
でもするときは、ツヤが出るオイル系のものは使わず、水分の多いデリケートクリームを主に使います。
だから、カサっとした雰囲気に育っていきました。
Crazy Horseは、傷も色褪せもかっこよくて、大好き。
△エスニックなお洋服にもよく合います
今はすっかり馴染んできてちょっとゆるくなってきちゃいました。
いつもお客様に、「大きいサイズだと馴染んだらゆるくなりますよ」とご説明しますが、ついにそれが自分にも起こったか、と(笑)
そのくらいたくさん履いて馴染んでいます。
これからもずっと履きたいので、フィット感をよくする意味でインソールも替え時かなぁ、って思っています。
ーー大切に履いているね。ぜひ、他のNAOTも見せて欲しいです。
どうぞ!あまり足数は多くはないですが。
△左からIRIS Crazy Horseカラー、CECILIA Matt Blackカラー、
SABRINA Hawaiian-Blackカラー、OLGA Matt Blackカラー
どれもたくさん履いています〜。
OLGAは心の友ですね。
あるとホッと安心します。
ラナパーでツヤツヤにして履くのが好きです。
△OLGA Matt Blackカラー
CECILIAはちょっとお出かけするときや、足元にポイントを持ってきたいときに。
あまりないかたちなので、オシャレしたい時に履きます。
夏は素足で、冬はタイツと合わせるのも可愛いですよ。
△CECILIA Matt Blackカラー
あと、最近SABRINAを買い足しました!
△SABLINA Hawaiian-Blackカラー
あまり色味のある靴を持っていなかったので、カラーのあるものにチャレンジしようと思いました。
細身なデザインで華奢に見せてくれるところ、気に入ってます。
たくさんの縁が重なって、再び靴の世界へ
ーーさて、ではアルバイトスタッフを卒業してからの話も聞かせてほしいな。
はい、大学卒業後は営業職として働いていました。
1年目は、住んでいた東京を離れて、大阪での勤務で。
初めての土地、初めての営業で最初の半年は、ずーーーっと必死でした!
でも、ありがたいことに先輩や同期も良い人たちばかりで、だんだんやりがいを感じることができて、お仕事を楽しんでいました。
今、改めて思うと、「目の前の人に喜んでもらえることを考える」ということは、NAOTと共通してるなぁって思います。
企業広告を考える営業だったんですが、同じ営業をしていても、先輩は視野も広いしすごく仕事が早いし…、自分はまだまだだなぁって。
「相手に対して自分が発揮できる価値ってなんだろう?」ってことはいつも考えていましたね。
ーー営業職としてバリバリ働いていたのに、転職を考えたきっかけはなんだったの?
これもまた偶然というか。
久しぶりに代表の宮川と再会する機会があったんですね。
もともと、ずっとNAOTで働いていたときの「楽しさ」って忘れられなかったんですよ。
会ってお話ししていると、当時のこととか、色々な気持ちが蘇ってきて。
それから、もう一度やってみたいという気持ちが大きくなっていきましたね。
当時やっていたお仕事も中途半端になるのは違うと思ったので…、わがままを言ってできる限りやらせていただいて、それでもう一度、NAOTのスタッフ募集に応募して…という流れでした。
履歴書は渾身の、長い長い文章を書き連ねてお送りして。
面接は、今までで一番緊張しました…(笑)
ーー長い長い歴史があったのね。
ーー三浦さんにとってNAOTってどういうところですか?
重くも軽くも言えるんですけども、本当に「人生」なんですよね…。
重いですね…(笑)
ーーいやいや(笑)
学生時代からの歴史があるからね。
そうなんです。
もっと違う角度からいうと、「”好き”を実現するフィールド」。
NAOTでは、自分は何が好きか、それをどう実現するか、そしてお客様にどう喜んでもらうか、皆がずっと常に考えている。
それを考えられるというところがいいなって思います。
そうは言っても、私たちは「靴屋」だから、心地よい靴を届けることをおろそかにしてはいけない。ちゃんと届けたいものはあくまで靴で。
でも、”喜んでもらう”っていう視点でみると、「こうなったら面白い!もっと喜んでもらえそう!」ということについて、皆がきちんと考えを持っている。
自分の表現やしたいことを実現できるチャンスがあるから、ちゃんと考えなきゃ、って思います。
もっと動いていきたい!っていう焦りも、ちょっとあります。
ーーそれは、靴だけじゃなくて…、ライブを開催したり、本を出版したりっていうことだよね。
はい。それを実現できるチャンスがあって、ワクワクすることに、皆さん「ええやん!」って全力で背中を押してくれるから。
ーーそうだね。
いやぁぼーっとしてられないなぁ(焦)
そうですね!やりたいこと、いっぱいあるので。
ーー最後に、今欲しい靴を教えてください!
黒が増えすぎちゃうんですが(笑)、DANIELA Matt Blackです!
NAOTの定番の靴とも言えるDANIELAを揃えておきたい!
ちょっとボーイッシュなお洋服を着るときに合わせて、とにかくかっこよく履きたいです。
あと、そしてIRISの2足目を…。
これも欲しい色はMatt Black。
Crazy Horseカラーももちろん履きますが、履き心地が大好きだから、色違いでもう一足欲しい!って思います。
お客さまと同じで、ちょっとずつ集めていくのが楽しみなんです。
キラキラした表情で答えてくれた、彼女の活躍が楽しみです!
インタビュー・編集 吉中
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