リトルストーリー
2019.09.08

[エッセイ]隙間時間 vol.12


 
 
おみゆさんことモデルの小谷実由さんによる連載エッセイ。
 
1年続いたこの連載も、今回で一旦ひと区切り。
来月からはプチリニューアルして2年目が始まりますよ〜。
 
今回は、最後に「隙間時間」というテーマを総括してみたおみゆさんですが…?
 
リニューアル前のどんでん返しの最終回、ぜひお楽しみください!
 
 


 
 


毎日暑いですね。これを書いているのはお盆明け。9月はもう涼しいですか?私の今年の夏はあんまりでした。梅雨も長かったし、梅雨明けしたと思いきや残暑で夏バテの毎日。これはもう何処か湿気のない暖かいところに行って夏をやり直すしか…なんて思うけど、もう暑いのなんてこりごりだよというのが本音。寒くて布団から出たくない気持ちを早く感じたい。冬が大好きだ、来年の夏に期待です。
 
さて、1年ほど「隙間時間」というものに向き合ってきました。今までだらだらと空いた時間を持て余してきましたが、結果はいかに。変わったことといえば、隙間時間に読書をするようになったことでしょうか。むしろ、いま私は「本の虫」状態なのです。Vol.3で次に読む本予備軍がたくさん控えているという話もしましたが、一時その控えがかなり少なくなるという現象が起こったほどの本の虫具合です(本を読むペースが上がるのと比例して本を買うペースも上がるので控えが無くなることはないのであった)。きっかけは、数ヶ月前に友人と月1読書会を結成したことがはじまりでした。友人もかなりの読書好き。初対面のときから好きな本の話で盛り上がり、さらに次に読む本予備軍をたくさん抱えている人だったのです。
 
お互い予備軍の消化をするための集中的な読書の時間を設けるということを目的に始めた月1読書会。最近面白かった本や、あの人の本読んだことある?など本の情報交換もするとんでもなく有意義な時間です。次に会った時にこの本の話をしたい!何か新しい本の話題を!と思っていたらやる気スイッチが入ってしまい、気付いた時には本の虫と化していたのでした。結果、隙間時間に読書というより、読書時間を積極的に作っている、という説明のほうがしっくりきている今日この頃です。隙間時間とは、一体なんなのでしょうね。1年向き合いましたが、私にとっては未だ掴みどころのない存在のままです。
 
今回はそんな12回目でした。ここで、ふと思ったことがあります。それは、私は隙間が苦手なのでは?ということ。がっつりやって、流れるようにまた次もがっつりやりたい。「隙間時間を作りたくない」というなんとも企画倒れな事実が発覚してしまったのです。何事も中途半端になることがいやで全てを全力でやりたい性分の私。そうなると「空いた時間」とかではなく、ちゃんと時間を取ってやりたいという気持ちでいっぱいになってしまうのです。この徹底的な精神で今まで幾度となく自分の首を絞めてきましたが、直らないものは直らない。なんだかんだ良いところでもあると思っているので生涯付き合い続けるであろう腐れ縁的な存在です。
 
1年かけて気付いたことがこれで良かったのか?そんな思いもありますが、この先私に隙間時間が万が一空いてしまったら、徹底的な時間の中で唯一の「無」になる時間として余白を与えていこうと思います。隙間は余白、余白は余裕。
 
 

 
 
 


 

Instagram: @omiyuno
 


 
 

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★次回はとうとう連載2年目突入!
プチリニューアルして、10月4日(金)公開予定です。


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