リトルストーリー
2019.09.26

[スタッフコラム]BOOK TALK vol.1 一人旅に挑戦したくなる一冊


 
 
「旅と本」と聞いて思い浮かべるのはどんなことでしょうか?
 
「BOOK TALK」では、NAOTスタッフが【旅】にまつわるエピソードを交えて、お気に入りの一冊をご紹介します!
読むと旅に出たくなる一冊、旅の途中に出会った一冊、旅先で読みたいと思うような一冊などなど…
お気に入りの本にもそれぞれ個性があります。
 
 
第一回は東京店スタッフの大津が、「私にも一人旅できるかも…!」とワクワクする一冊をご紹介します。
どうぞご覧ください。
 
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題名:『ガンジス河でバタフライ』
著者名:たかのてるこ
発行年:2000年
出版社:幻冬舎
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この本の好きなところは、ただの旅好きな人が書いたのではないというところです。
…旅好きには違いないのですが、元々は世界を股にかけて活躍するお兄さんへのコンプレックスや一人旅への憧れだけが募って、全然行動に移せなかった人が書いた本なのです。
初めてこの本を読んだ時、作者のたかのさんの性格になんとなく同じような匂いを感じたのを覚えています。
 
私は小さい頃から知りたがりな性格でした。
物知りでおしゃべり好き、チェレンジ好きな母から受け継いだ好奇心から、何でもかんでも興味を持っては「これ、どんなんだろう?」「自分でもできるかな?」「とりあえず調べてみよう」を日々繰り返しています。毎日「へ〜!」とか「なるほど〜!」とか言いたいのです。
この好奇心はいろんなものに投影されて私の生活に大きく影響しています。
 
でも、同時にかなり保守的でもあるのです。確実なものに安心感を抱くタイプ。
知らない場所に一人で行って、知らない人と心を通わせるなんて無理!と思ってしまうタイプです。
 

 
大学時代は、学部は外国語学部でサークルはアウトドア系という、一応「旅」や「世界」を感じる場所に所属しており、「知らない世界」へ想いを馳せることは、子供の頃から変わらず好きでした。
でも、海外へ行った経験は学生の時に学校のみんなと一緒に行ったカナダへの語学研修のみ。それ以降は国内しか旅行したことがありません。
それはやはり「勝手知らざる場所」への不安感が強いからでした。そして旅の醍醐味である「知らない人との出会い」に怖気付いてしまう性格も相まって、世界進出は叶わずなのでした。
 
たかのさんも世界中を旅する前は私と同じ、一人で旅したくても勇気が出なくてできなかったそうです。でも「えいっ!」と勢いに任せて1回目の旅に出たのを境に、何度も一人旅をするようになります。そして旅の途中で出会う個性強めな人々との交流で、新しい自分を発見していくのです。
その様に羨ましさを感じると共に、「だったら私もできるかも…!?」と旅に出る勇気が湧いてきます。何より、たかのさん自身がすごく面白いのです。ツッコミたくなるようなぶっ飛んだ行動力と、イキイキと体験を語る口調にどんどん引き込まれて、あっという間に読み切ってしまいました。東京出身の私からすると、大阪出身の方の語り口はやっぱりなんでか面白いですね。
 

 
この本を読んだら「私も一人旅できるかも…!」ときっと思えてくるはず。
保守的な私もまずは国内から一人旅をしてみようかな、と思います。(笑)
 
 
 

編集:大津
 


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