リトルストーリー
2019.11.16

[スタッフコラム]BOOK TALK vol.3 旅の余韻を味わう一冊


 
 
「旅と本」と聞いて思い浮かべるのはどんなことでしょうか?
 
読むと旅に出たくなる一冊、旅の途中に出会った一冊、旅先で読みたいと思うような一冊などなど…
お気に入りの本にもそれぞれ個性があります。
 
NAOTスタッフが旅にまつわるエピソードを交えて、お気に入りの本をご紹介。
 
第三回は奈良店スタッフの木村おすすめの、「旅の余韻を味わう」一冊!
どうぞご覧ください。
 
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題名:『人生の旅をゆく』
著者名:よしもとばなな
発行年:2013年
出版社:幻冬舎
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旅行中にガイドブック以外の本を開くことがありません。
目の前に広がる景色に夢中になって、ホテルに帰ると明日に備えて早寝して、本を開く隙間がない…!というのが正直なところです。
その後余韻に浸りたくて、旅にまつわる本を読むのがいつものパターン。
 
今回ご紹介する『人生の旅をゆく』は、よしもとばななさんの旅エッセイを集めたもの。
どのページを読んでも、そういえば旅先でそんなこともあったな〜!という共感がたくさん。
見過ごしてしまうような瞬間が鮮やかに描かれていて、発見だらけなのです。
(もう何度読み返したかわからないくらいで、本がボロボロに…)
 

 
私が好きなエピソードの一つ、「そのような暮らし」。
よしもとさんがイタリアを訪れ、友人と香水屋さんに入ったときのこと。
選んでいる最中に、お店の人がのんびりした感じで掛けた
「今決めず、そのへんを一周して、時間の経過で匂いが変わった様子でまた決めるといいわ」
その何気無い一言にハッとしました。
 
こんな風にゆったりした気持ちで、毎日を過ごせたら。
心のゆとりから生まれる嬉しいことに気づくとともに、せかせかすることで失くしてしまうものが何て多いんだろう?とも思います。
そういう心持ちで毎日過ごしている人が、この世界にいる。
そんなことを知りたくて、旅に出るのかもしれません。
 
 
旅の気分に浸りたい時にぴったりな一冊。
ぜひ読んでみてください。
 
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kimura
編集:木村
 


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