リトルストーリー
2019.12.19

[スタッフコラム]BOOK TALK vol.4 誰かと旅に行きたくなる一冊


 
 
「旅と本」と聞いて思い浮かべるのはどんなことでしょうか?
 
読むと旅に出たくなる一冊、旅の途中に出会った一冊、旅先で読みたいと思うような一冊などなど…
お気に入りの本にもそれぞれ個性があります。
 
NAOTスタッフが旅にまつわるエピソードを交えて、お気に入りの本をご紹介。
 
第四回は奈良店スタッフの服部おすすめの、「誰かと旅に行きたくなる」一冊!
どうぞご覧ください。
 
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題名:『見仏記2 仏友篇』
著者名:いとうせいこう、みうらじゅん
発行年:1995年
出版社:角川文庫
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「見仏記(けんぶつき)」は、イラストレーターのみうらじゅんさんと、作家のいとうせいこうさんが全国の仏像を見て回った旅の記録です。
 
もともとは企画としてスタートしたこの旅、はじめは編集者さんも同行していたようですが、やがて仕事ではなく個人的に二人だけでいく見仏の旅が決行されることになります。
その二人旅のはじまりが描かれているのが、今回ご紹介する「見仏記2 仏友篇」。
 
こっそりとプライベートで行く30代半ばの男性の二人旅には、まったくといっていいほど、大人の旅エッセンスはなく…。
不安だらけの新幹線のホーム、少年さながらの乗り換えのダッシュ、宿で思わず赤面した光景、といった、なんとも頼りなく支え合うふたりがそこにいます。
 
 
「隣同士に座れてよかったね。」
 
 
自由席で、こんなふうに言い合える男二人旅ってあるでしょうか??
純粋すぎて!
 
どこかに行った以上に記憶に残る、あの人とのエピソード。
ここ写真撮るんや、とか。
魚卵系が苦手やったね。とか。
 
最近めっきり行けていない、二人旅の楽しさを思い出しました。
 

△いとうさんの超観察的な文章と、みうらさんの妄想全開のイラストで、仏像の旅ワールドへと誘われます。
 

列車移動が中心の彼らの旅、ぜひこの本は電車で読んでほしいです。
ちょいちょい笑って声がもれ出たりすると思うので、そのドキドキ感もお楽しみください。

 
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編集:服部
 


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