靴を履いて、旅に出る。
旅先だから、聴きたい音楽がある。
「Humming NAOT」では、「旅で聴きたい曲」をテーマに、NAOTが気になる!方におすすめの4曲をセレクトしていただきました。
第31回目のゲストは、シンガーソングライターのYeYe(ィエィエ)さん。
ご自身の活動のみならず、数々のCM楽曲提供やGotchバンドへの参加など、枠を飛び越えて活躍する彼女。
3月には3年ぶりのアルバム『30』をリリースされ、パワフルな魅力で人々を魅了し続けています。
そんなYeYeさんは、どんな風景に、どんな音楽を思い浮かべるのでしょうか?
YeYeさんが「旅に連れて行きたい4曲」のプレイリスト。
あなたもこの4つのアルバムを手のひらに、旅に出かけてみてください。
artist: Bobby and Blumm
title: Pass By
album: 2010年『A Little Big』
レーベルメイトでもあるIt’s a Musicalのボビーの別ユニット。
浮遊感のある歌声とひたすらループするギターのリフが身体に流れ込んで来て心地よい。
お尻が痛くなるかたい座席の鈍行列車に長時間乗り、国から国を跨ぎながら。
車窓からは同じ景色ばかり流れて、退屈なくらいがちょうどいい時に流れてほしい曲。
artist: ホセ・ゴンザレス
title: Let It Carry You
album: 2015年『Vestiges & Claws』
実際に体験した旅の中で何度も聴いた曲。
数年前リトアニアでホセ・ゴンザレスのコンサートを鑑賞した後、
次に移ったワルシャワのホテルにこもりながら永遠と。
外は真冬で氷点下マイナス10度、長い旅の道中たまにはホテルで1日を過ごしながら。
artist: シュガー・ベイブ
title: 蜃気楼の街(試聴可)
album: 1975年『SONGS』
気がついたらピンポイントで口ずさんでしまう曲。
電車で片道4時間、海が見える部屋に住む友人宅に居候して、ひたすら外の景色を眺めながら。
いつ家に帰るかは決まっていなくて、毎日同じ暮らしを繰り返して。
何も変わらない海を見て、生きていることを実感しながら。(完全に妄想です)
artist: Cass McCombs
title: Brighter!
album: 2013年『Big Wheel and Others』
家に帰り着くまでが旅、ということで、空港から家路につくまでに聞きたい曲。
関西国際空港からはるかに乗って(関西人なので)、
京都に向かうまでの車内にて。途中、帰路を急ぐサラリーマンと同乗した時に
非日常の旅からリアルな生活の現実に戻されたような切なさとともに。

YeYe(ィエィエ)
2011年デビュー。翌年のCDショップ大賞ではニューブラッド賞を受賞。2014年、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の全国ツアーにバンド・メンバーの一員としてフジロックやRSRといったフェスを含む全公演に参加。様々なアーティスト楽曲にゲストヴォーカルとして参加し、更に多くのCMへの楽曲提供や出演を行うなど、その活動の幅を広げている。現在までに5枚のアルバムをリリースし、京都を拠点に日々創作活動を続けている。彼女自身5枚目のアルバムとなる「30」が全国のレコード店にて発売中、及び各ストリーミングサイトにて配信中。
オフィシャルウェブサイト:stutsbeats.com
※vol.32は、6月公開予定です。
