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2020.05.04

最近はじめたこと:東京店スタッフ細川の場合

 

 
 
「今年こそ日記をつけるぞ!」と意気込んで、日記帳を買ってから早三ヶ月。
買ったことさえ忘れかけていたある日のこと。
夜明け前に目が覚めた。
 
今見た夢がなんともミステリアスで、急いでメモをした。
書き始めてみると不思議と目が冴えてくる。
ボールペンの書き味も気持ちよくて、するすると言葉が転がってゆく。
行き場をなくした言葉たちが自分の中にこんなに沢山しまわれていたのかと驚いてしまう。
 
次の日の朝、枕元に転がったそれをめくってみると、寝ぼけたヘビのような文字で笑ってしまった。
 
それから毎日、一日の終わりに今日の出来事を言葉にすることにした。
そう決めてみると日々の過ごし方が変わってくる。
いつもと変わらない買い物や散歩も大冒険だ。
花の匂い、雲の形、川の流れ、白い月、犬の散歩のおばあさん、全て言葉にして残しておきたくなる。
 

 
映画や本の感想を書くのも、友達と話しているようで楽しい。
それはいつの間にか自分との対話になり、長年の悩みの正体をあっさりと突き止めてしまうこともある。
特に人と会えない今の時期は、淋しい時の話し相手のような存在になる。
楽しいことや悲しいこと、悩み事や愚痴でも何でも話せる。
 
気持ちを書き出してみると考えがゆっくりと整理され、いつの間にか靄が晴れてスッキリしているから不思議なものだ。
誰に読まれるでもないから、見栄を張らずに素直になれる。
自分だけの秘密基地をみつけた気分。
 

 
今日もお気に入りの靴を履いて馴染みの公園まで散歩へゆく。
この景色を、この匂いを、どんな言葉にのせようか想いを巡らせながら進む。
 
なにげない日々を繋げてゆくことが当たり前じゃないって事、をページをめくるたび実感する。
心がざわざわと落ち着かない日々が続くけれど、そんな時こそ日記は強い味方になってくれるのだ。
 

 
 

編集:細川
 
 

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