リトルストーリー
2020.05.15

[スタッフコラム]BOOK TALK vol.11 パンと旅する一冊

 
 
「旅と本」と聞いて思い浮かべるのはどんなことでしょうか?
 
読むと旅に出たくなる一冊、旅の途中に出会った一冊、旅先で読みたいと思うような一冊などなど…
お気に入りの本にもそれぞれ個性があります。
 
NAOTスタッフが旅にまつわるエピソードを交えて、お気に入りの本をご紹介。
 
第十一回は奈良店スタッフの廣庭おすすめの、「パンと旅する」一冊。
どうぞご覧ください!
 
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題名:『地元パン手帖』
著者名:甲斐みのり
発行年:2016年
出版社:株式会社グラフィック社
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みなさん、パンってお好きですか?
私はパンが大好きで、靴屋さんに来る前は、パン屋さんで働いていました。
できることなら、毎食でも食べたい。
パンは、私の心を掴んで離さない、魅惑の食べ物。
 
パン屋さんの前を通りかかると漂ってくる、ふぅ〜わり、やさしい匂い。
まるっこい、やわらかボディをこれでもかと見せつけてくる、パン。
そんなパンを眺めていると、心はふっくら満たされるし、ついひとつ手に取ってほおばりたくなる。
旅先でもよく、素敵なパン屋さんがないか、自分の嗅覚をたよりに、街を練り歩いていました。
 
今回ご紹介する『地元パン手帖』は、地域に根付いて長く愛されている「地元パン」の魅力がぎっしりと詰まった一冊。
お菓子や手みやげ、旅などを題材に、多くの本を執筆されている甲斐みのりさんが採集した「地元パン」たちが満載です。
 
ページをめくると…。
 

 
クリームパン、食パン、メロンパン、学校系パン、不思議な名前のパン…。
ジャンル別に集められたおいしそうなパンたちが、プロフィールとともに紹介されています。
小さい頃から知っているおなじみのものから、こんなパンがあるの?!とビックリするものまで。
製造している地域についてじっくり読んでいると、まるで全国のパン屋さん巡りをしている気分に。
 
長年愛されてきたパンたちの佇まいは、洗練されていて、それでいて愛嬌もたっぷりで。
その絶妙なバランスに、ぐんぐん惹き寄せられてしまいます。
 

 
私のお気に入りは、バラパン。
ちょっとレトロでポップな見た目に、一目惚れ。
必ずいつか、食べてみたい…!
 
いろいろな地域の地元パンたちがずらりと並ぶ、まさに『地元パン名鑑』のような一冊。
パンの紹介だけでなく、甲斐みのりさんがこれまで出会った地元パンについてのコラムもじっくりと味わえます。
なかでも、甲斐さんの故郷・静岡の地元パンのコラムでは、昔から変わらない素朴なパンの姿に、こちらまでなんだか懐かしい気持ちになります。
 
みなさんにとっての『地元パン』は、なんですか?
その地域とともに育ち、人々の思いと歴史がたくさんつまった、地元パン。
なんでも手に入りやすくなった時代だからこそ、その土地にしかない魅力がぎゅっと詰まったパンたちがまぶしく映ります。
懐かしいあのパンが恋しくなったら、今日は近所のパン屋さんに寄ってみるのもいいかもしれません。
 
 
 
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編集:廣庭
 


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