
六月。そう聞くと、
あの雲の厚みや、しとしと言い続ける窓
そういうものを思い起こすと思います。
そんな季節の流れと、革靴…
うまい付き合い方があるのです。


この春を振り返って
ひとつ、よかったと思うのは
今までで一番
「人は自然のなかに生きているんだ」
それを自分のこととして
感じられるようになったことでした。
人間があたふたしていても
地球はいつも通り回るし
そういう自然のなかに、自分もいる。
そのなかで、なんとかやっていくのだなあ。
そう気がつくと、
雨や湿気にも一憂せず
むしろ味わいたくなってきました。
いつもの靴たちも
出番が減ったり濡れたりしますが
会話するみたいにお手入れしたら
むくむくと愛着が湧いてくる。
大きな流れに身を置いて
うまく、気持ちよく、やっていきましょうか。
雨が降っても。
—今月の記事—
[ 写真 ] -雨が降っても-

[ レッスン ] -カビの予防方法について-

[ 実験 ] -靴を丸洗いしてみた!-

[ 座談会 ] -雨の日、実際どうしてる?-


編集:三浦