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2020.06.18

BOOK TALK vol.12 建物で旅をする一冊


 
 
「旅と本」と聞いて思い浮かべるのはどんなことでしょうか?
 
読むと旅に出たくなる一冊、旅の途中に出会った一冊、旅先で読みたいと思うような一冊などなど…
お気に入りの本にもそれぞれ個性があります。
 
NAOTスタッフが旅にまつわるエピソードを交えて、お気に入りの本をご紹介。
 
第十二回は東京店スタッフの田中おすすめの、「建物で旅をする」一冊。
どうぞご覧ください!
 
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題名:『東京の家』
著者名:尾形一郎・尾形優
発行年:2014年
出版社:羽鳥書店
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私、建物という建物が大好きなんです。
 
土地を象徴するような建物、人々が生活する集合住宅、一軒家…
いろんな建物が愛おしくてたまらないのです。
 
というのも、どんな建物でも中では人が生活しているから。
人が生活するためにそれぞれ適した形で建物が建てられていて、
その建物の中で人がそれぞれの生活をしている。
…そんなことを考えていたらいつの間にか建物の虜になっていました。
 
今回紹介するのは『東京の家』という本です。
 

 
この本には、世界の様々な文化を材料にして東京に家を建てる過程が書かれています。
メキシコの教会堂、ナミビアの砂漠に埋もれた住宅、中国の農家と商店街、ギリシャの鳩小屋。
これらの建物がどのようにして建てられたのか、そしてそれのどんなイメージを「東京の家」に投影したのかがこの本に書かれています。(上の写真の右側が実際の「東京の家」です。)

 
私にとってのこの本のポイントは「建物が建てられた経緯」です。
私は建物を見ると、どうしてこんな見た目をしているんだ!なんでここにあるんだ!
などといちいち突っ込んでしまいます。
それをこの本は丁寧〜に教えてくれるので、読んでいて安心するのです。
 
そして本の中の写真をみていると、ここに行ってみたい!という思いがふつふつと湧いてきます。
特に私が行きたいと思ったのが、中国の折衷建築の商店街。
少し怖い雰囲気もありながら昔の日本の懐かしさも感じます。
ここは是非とも足を運んで空気を感じてみたい…!

 
今まで行った旅行で色々な建物を見てきました。
フランスの統一された美しい建物、韓国のたまに現れる巨大な集合住宅、
モロッコのまるでアラジンの世界の建物、スペインの威厳のある建物、
日本のひしめき合う雑然とした建物たちなどなど…。
これらもそれぞれがその国の文化や宗教、地理的な問題などの上でその形をもって建てられているんだ、と考えると私は胸がキューっとしてときめいてしまうのです。

 
キューっときた部分を切り取って貼り付けて、私も私なりの「東京の家」を作りたい、そんな気持ちにさせられる一冊です。
 
 
皆さんも是非身の回りにある建物を改めて意識してみてください。
新たな発見があるかもしれませんよ…。
 
 
 
 
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編集:田中
 


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