夏の足を解放してくれるサンダル。今年の夏も大活躍しましたね。
夏しか履かないからといって秋になると箱などに入れて保管される方も多いと思います。
実は足の裏やつま先は、体の中でも汗をかきやすい場所。1日にコップ一杯分ほどの汗をかくそうです。その汗を普段は靴下が吸ってくれるのですが、素足でサンダルを履いた場合は靴自体が汗を吸い込んでしまいます。そのまましまいこむとと蓄積した汚れによってカビ発生の原因となってしまうことも…。
季節が変わるタイミングで一度サンダルをすっきり洗ってみてはいかがでしょうか?
今回はひと夏過ごしたサンダルのお手入れ方法をご紹介します。
step1. ホコリ・汚れ落とし
△まずは馬毛ブラシでホコリを落とします。この時にインソールを外して、靴の中のホコリや汚れもとってあげると、カビの防止に繋がります。
△次にステインクレンジングウォーターで表面についた古いクリームや汚れを落とします。
step2. 靴を湿らせる
△インソールとアッパーの革、それぞれを水を固く絞った柔らかい布(ポリッシングコットンなど)で表面を湿らせます。この時、力は入れずに優しく拭きあげてください。
△また、インソールに関しては裏がコルクでできているため、水に濡れると劣化してしまう恐れがあります。表面のスエードの部分だけ湿らせてくださいね。
step3. 靴を洗う
△表面が十分に湿ったら、シャンプーダイレクトで洗っていきます。先端に付いているスポンジ部分で押すように泡を立てていきます。この時もゴシゴシこする必要はありません。優しく、くるくると円を描きながら洗うのがポイントです。アッパー部分とインソール部分を丁寧に洗いましょう。
△洗った後は、濡らして固く絞った布で泡を拭き取ります。
△皮革専用洗剤のシャンプーダイレクト。革の中に染み込んでいる汚れまでスッキリ落としてくれます。
step4. 乾かす
△洗い終わったら壁などに立てかけて、通気をよくして乾かします。日に当たりすぎると退色してしまったり、革を痛めてしまう可能性があるため、陰干しをしてくださいね。だいたい乾くまで1日ほど置いておきます。
step5. 保湿
△乾いたら、保湿を欠かさずに行いましょう。濡れて乾いた後、革は乾燥しやすくなっています。そのままにしておくと革のひび割れなどに繋がってしまいますので気をつけましょう。
△最後のブラッシングも忘れずに。
いかがでしたか?靴箱や下駄箱にしまう前にさっぱり洗うだけで、菌の増殖を抑えてカビの発生を予防することができるのです。
夏もそろそろ終わり。思い切って靴を丸洗いしてみてはいかがでしょうか。
もしもわからないことなどありましたらお気軽にご相談くださいね。
編集:田中
#お手入れシリーズ
[Lesson] #13 ひと夏過ごしたサンダルのお手入れ
