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[NAOTの靴のきほん帖] 一年にいちどのしっかりお手入れ


 

1年に1度のしっかりお手入れ

 

いよいよ年末が近づいてきました。
時間がすぎるのが早い12月。たまにはゆっくり靴の大掃除をしてみませんか。
 
大掃除というからには普段あまり手をつけないところまで綺麗にしたいものです。
*基本のお手入れはこちらからご覧ください。
 
 
今回お手入れするのはPISACです。

泥がついているだけでなくつま先に傷もついています。途方もない気持ちになってお手入れするのをサボっていました……。

 
 
まずは意外とホコリがたまりやすい靴の中。インソールが取り外せるタイプの靴をお持ちの方は外してみてください。少しギョッとするくらいホコリが溜まっているかもしれません。

 
大まかにホコリを取ったら細かい部分は馬毛ブラシでささっと落とします。
ホコリはカビの原因にもなりますので出来るだけ丁寧に落とします。

 
ついでに表面もブラッシングをしてホコリを落とします。

 
 
ホコリを取ったらステインクレンジングウォーターで靴全体の汚れ落としをします。
布にとる量はだいたい500円玉くらい。全体的に拭き、また同じ量を取り、全体を拭くというのを2、3回繰り返します。

革表面の汚れを取るだけでなく、以前に塗った靴クリームも除去してくれるので、革の通気性を保ちカビが生えづらくなるのです。

 
また、革の表面だけでなくソールの側面も綺麗にすると一層綺麗に仕上がります。

 
 
汚れを落とした後はカビ防止剤を柔らかい布に取り、革の表面や靴の中を拭きます。



 
インソールには直接吹きかけます。コルクの部分は水分に弱いため、表面の革の部分を中心に吹きかけます。普段シューキーパーを入れている方はシューキーパーにもかけていただくとより効果的です。

 
 
カビ防止剤が乾いたらシューキーパーを入れて保湿のクリームを塗ります。シューキーパーをお持ちでない方は丸めた新聞紙などでも代用できますよ。
 
今回使うのはアニリンカーフクリームです。革に染み込んで保湿してくれて、ツヤも出してくれるのです。これを塗ることでキズも目立ちにくくなります。
こちらを塗るときにおすすめなのが、クリーム塗布用のブラシです。ブラシで塗りこむことでシワの奥までクリームを行き届かせることができます。厚塗りにもなりにくいですよ!
少量のクリームをブラシにとって全体的に伸ばします。


 
 
クリームを塗った後は豚毛ブラシで仕上げていきます。
革の表面にベタつきがなくなるまでブラッシングします。力は入れずに優しくするのがポイントです。

 
 
ブラッシングの後は柔らかい布で乾拭きをします。ベタついた箇所がないか確かめながら優しくふきあげます。

 
 
こちらで完成です!

見た目だけでなく靴の内側も綺麗になっていますし、カビの防止もしています。これで安心して年を越すことができますね。きっと綺麗な靴で迎える新年はいいことがたくさんあるはず…!
 
みなさんもお持ちの靴に一年間の感謝を込めてお手入れをしてみてはいかがでしょうか?
 
 
NAOTのインスタライブでは動画でご覧いただけます。ぜひご覧ください。
 

 



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