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2021.02.06

#4 村上泰子 ひなた猫 – 前編 –


 
 

月に1度お届けしている「ねことくつ」にまつわるコラム。
 
ねこも、くつも、一緒にいる時間が長くなるほど、お互い馴染んで、いつの間にか相棒のような存在になっていくもの。
 
今回は姉妹店・風の栖オーナーの村上と、お店のみんなのアイドルである看板猫ひなたが登場。
ふたりの仲睦まじい姿を見て、ねこ飼いたいなぁと何度思ったことでしょう…!
靴選びに悩んでいた村上にとって、NAOTは“私を救ってくれた靴”だといいます。(くわしくはこちら)
 
村上にとって、どちらもなくてはならない存在であろうひなたとNAOT。
前編をお届けいたします。


 
 


 
 
 



ひなた猫
 
13年と7ヶ月になる猫のひなたとの生活。
この13歳を迎えられた事は、私にとって大きな意味を持っています。
何故ならひなたの前世が、12年10ケ月生きたウサギのピットだからです。
今度は、それ以上は生きて欲しいと願っていました。
こんな事言ったら変な人になりそうですが、これだけは、何故か信じてしまうのです。
 
風の栖の床にピットの爪痕が残っていて、ウサギのことを覚えてくれているお客様もいます。
足元でクゥクゥ鳴いて回り、膝の上が好き。
表情豊かな甘えん坊のウサギでした。
庭も自由に走り、花を食べ、木の下でお休み。
夜は私の枕元で、一緒に寝る。
 
でも、どんなに大切に思っても別れがきます。
それも、急に。
辛すぎて、もう飼わない。そう決めたのに。
悲しみから抜け出しかけた3年後、ピットそっくりな猫に出会ったのです。
 
全身、真っ白。ピンクの耳、口。鼻、肉球。
そして、決め手は同じブルーグレーの瞳。
 
まだまだお母さんに甘えたいであろう子猫を、片手に乗る位小さな子猫を、知人から託されました。
抱きしめた瞬間、戻ってきてくれたと、感じました。
−あなたには、私が必要でしょう−
私が選んだのでなくこの小さくて大きな命に選ばれたと思っています。
 
日々、新鮮でした。
小猫でも縄張り意識があるのですね。
近所の猫が店先を通ると、大きな声で威嚇して突進して行く。
−オイオイ、負けるのは君だよ!!−
そんな逃げるひなたを追いかけ走る私の足元は、もちろんサボのIRISです。
万能IRISは、私にとって、靴下? 素足? のようなもの。
3足置いて、何処からでも店舗に出られるようにしています。
 
でも、今や、甘えん坊おじいちゃんになって、若いスタッフにお出迎えのスリスリから始まり、店長として、レジ机でお客様を迎えたり、フィッティングルームに入っていったり(こらこら)。
 
店先にカメラを持った人だかり。
そうです。ひなたがショウウインドーで佇んでいます。
猫が自由に安心して居られる空間は、そのまま出会った人の心休める場所になっているのです。
 
大人しく、人間大好きなひなたになっています。
そして、靴を試している横でちょこんと座って、見上げられたら、、、、、
試着して、写した鏡の片隅に、見つめているひなたを見たら、、、、、
店長は、そこにいるだけで、いいんです。
猫のひなた店長、今日も出勤ですよ。
気分屋なので、夕方出勤もありますけどね。

 
 



IRIS
 
 
 


 
 

 
 
 
-次回中編は、3月公開予定-

 


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