家にいながらボタン一つでなんでも買える時代。自分自身もやっぱり利用している。
そんな世の中になっても、顔を合わせて表情を見て、声を聴きながら、足を見ながら考えて、お客さんと靴を一緒に選ぶことができる時間は、どうしたって無くなってほしくないのです。
その時間こそが、働く自分にとっていちばんの時間だと分かっているからです。
最近久しぶりに再会したキャラバン時代のお客様とお会いして、そう思いました。
「犬山初めて来たのよ」
「牧さんまたサイズみてもらえないかしら?」
「最近ちょっと太っちゃってね」
「YouTubeチェックしてますよ!」…
靴とは全然関係ない話なんかもしたりして。
たくさんお話しすると、嬉しい気持ちやありがとうの気持ちをもらっていたり、気づくとなぜか元気になっていたりする。皆さんにとってもお店がそうであったらいいのにな。
早く気兼ねなくお店に来られる日が戻ってきますように。
犬山たより vol.7 〜思うこと〜
