子育てというと、なんとなく「大変」というイメージがありますが、我が子ほど愛おしくてキラッキラした存在はありませんよね。日々の生活に追われて忘れがちですが、限りある子育てという時間を堪能できたら……。
この連載では、日頃、NAOTの靴を愛用してくださっている方に「子育てのこんなシーンに重宝した」という体験談などをお届けしていきたいと思います。
第22回となる今回は、ソーイングデザイナー・パタンナーの坂内鏡子さん。著書「アレンジが効くこだわりの大人服」(日本ヴォーグ社刊)の誌面にて、スタイリストさんがNAOTの靴をコーディネートしてくださったのですが、実は坂内さんが以前からNAOTを愛用してくださっていたそうで! 嬉しいご縁が繋がって、この度、子育て手帖にご登場くださいます。

坂内鏡子
デザイン専門学校を卒業後アパレルメーカー企画室に勤務。その間「モゲワークショップ」で靴づくりを学ぶ。
ルームシューズ、おとな服、子ども服、小物など手作りを楽しむ人の目線で提案される作品は幅広い世代に人気。ファブリックショップ「チェックアンドストライプ」でのワークショップやカルチャースクールの講師も務める。
12冊目の著書「アレンジが効くこだわりの大人服」(日本ヴォーグ社刊)が好評発売中。
instagram : kyokosakauchi
試着した瞬間、IRISの優しさを体感しました
ーNAOTの靴は何をきっかけに知っていただいたんですか?
7年くらい前かな。娘がまだ保育園に通っていたころにデパートのポップアップイベントで出会いました。
その時に初めてIRISを履いたんですが、コロンとしたかわいいかたちとコルクのインソール柔らかさが気に入って購入しました。サボはスッと足入れができるのが一番の魅力ですが、ソールが柔らかくて腰痛にも優しそうだなと思って。そんな機能も兼ね備えたデザインが購入の決め手でもあります。
あと、イスラエルでつくられているというのも気になったポイントですね。
ーイスラエルでは約80年続く革靴ブランドなんですよ。
そうなんですね。歴史がありますね〜。
実はその時に購入したMatt BlackカラーのIRISは、お手入れが行き届いていなくて、革が硬くなってアッパーのシワのところが貫通してしまったんです。もう修理も難しいんじゃないかと思って手放してしまいました。それで、もう一度、新しいIRISが欲しいな〜今度はきちんと育ててみたいな〜と思っていたタイミングで、今回このコラムへの依頼をいただいて……。
ーそれはそれは! ご縁ですね。
そうなんです。それでお店にはなかなか伺えそうになかったので、ONLINE SHOPをチェックしていました。IRISにすることは決めていたけれど、色選びに悩んじゃって。一足目の黒は万能できちんとした印象だったので、今回は、革の質感がよりわかるChestnutカラーを選びました。夏は素足で、秋冬にはソックスと合わせてコーディネートを楽しんでいます。足元が軽やかでカジュアルな印象に決まるのも気に入っています。
自転車での送り迎えにも安定のフィット感。保育園時代はその楽チンさに助けられました
ーお子さまと過ごされるなかで「NAOTの靴で良かった〜」と感じられた場面はありますか?
保育園の送り迎えはまさにIRISがあって良かったと思っています。子どもが通っていた園では、毎朝、親も靴を脱いで保育室に着替えやタオルをセットしにいくので脱ぎ履きが楽チンなサボで助かりました。
日常だと、サボのありがたさに気づきにくいのですが、たまにスニーカーを履いて行った時に、靴の脱ぎ履きってこんなに面倒だったっけって思ってました(笑)
小学生の頃は、毎日の送り迎えはしなくなりましたが、PTA活動などで学校に行く機会はあるので、やっぱりそういう時もサボは便利でしたね。あと、足へのフィット感が良いのでサッとはいてすぐ走れるところも子育て世代にはありがたいですね。
ーおっしゃる通り。IRISはアッパーが深めに覆われているので、サボなんだけれど脱げにくいのが魅力なんですよ。
そうですよね。子どもを乗せている時もサボで自転車でした。今でも自転車に乗ることが多いのですが、自転車にまたがって足をつく時にもクッションがあり、膝などへの負担も少ないと思います。
子育て以外のシーンでも、IRISは重宝していて、例えば、ワークショップで長時間立ちっぱなしのときも腰が楽なんですよね。ジムにいくときや、母の病院に付き添ったり一緒にお散歩するときにも履きます。
ーお子さまが成長されてからも、いろいろな場面で愛用してもらって嬉しいです。著書「アレンジが効くこだわりの大人服」(日本ヴォーグ社刊)のスタイリングでもNAOTの靴をたくさんコーディネートしていただきありがとうございます!
私の作る服は幅広い年齢の方に来ていただけるように考えて作るのですが、NAOTの靴はまさにピッタリだと思っています。スタイリストさんの愛用者さんも多いですね。

△著書「アレンジが効くこだわりの大人服」にて、NAOTの靴がたくさん登場しています
実は以前靴作りを習っていたんです。自分の靴の木型を持っていて、私仕様に甲の高さの左右差のも補正してあるので、革調整を自分でおこないました。 NAOTの靴は自分で育てて足に馴染んでいってくれるので一番好きです。
ーご自身で革調整されたんですね。また機会があれば、育ったIRISを拝見させてくださいね!
中学生の娘がいまはまっているのが卵料理。
少しの過熱時間の変化で食感も変わり科学の実験のようですし、驚くほど様々な調理法がある身近で魅力的な食材で毎日楽しんでいます。
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編集:脇阪