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私の溺愛靴 -スタッフ坂戸のCLAUDIA編-

 
NAOTスタッフが個人的に愛してやまない靴について語るコラム、「私の溺愛靴」。
その靴で行った場所、思い出、なんでこんなに履いちゃうんだろう?などなど、それぞれの歴史、それぞれの愛を、それぞれの言葉でお届けします。
 
今回は、NAOTの中では新参者、CLAUDIA(クラウディア)シリーズのSaddle Brownカラーについて、スタッフ坂戸がお届けします。
 


 
こんにちは。NAOTスタッフの坂戸です。
実は、私は奈良店のアルバイトスタッフとして、2018年から約2年半という時間をNAOTで過ごしていました。
その中で迎えた、大切な日。
2020年の秋、スタッフが一堂に会する中、「私、次の春からもNAOTスタッフです!」と報告をした日。
自分の一歩を後押ししてもらうために購入した靴が、CLAUDIAでした。
 
どうしてCLAUDIA?
 

「どうしてCLAUDIAなの?」というのは、他のスタッフからよく尋ねられたことです。
 
私のお気に入りの洋服は、大体形がかちっとしていて、素材はハリ感のあるもの。
スタッフになってまず購入した靴はKEDMA(ケドマ)。
とにかくすっきりとした形のものを履いている方が落ち着くといつも言っていたので、不思議に思われたのだと思います。
 
CLAUDIA Saddle Brownは、2019年の秋に新作ブーツとして日本にやってきました。
一目見て、「わあ、可愛い。好き。」と思いました。けれど、同時に「私の洋服に合わないだろうな」とも思いました。
コーディネートを組むときに、足首周りのボリュームを落とすことでバランスをとっていたので、足首周りの詰まった靴に対する不安をどうしても拭うことができなかったのです。

△私が履いた場合、丈はくるぶしから7〜8cmほど上に。
 
結局2019年は購入を見送り、時は流れて2020年に。
世の中の状況が大きく変化する中で、私自身にも大きな転換期がありました。
アルバイトもすることができず、家に閉じこもり、就活サイトと卒業論文を眺めては塞ぎ込む日々。
出かけようにも出かけられない、そんな日々が続きました。
 
自身の環境が変わり、気持ちも変わり、少しづつ動き始めた9月。
冒頭の、報告の日が眼前に迫ってきていた時でした。
ふと、
「明るくて歩きやすくて、全然私らしくない靴が欲しい。」
と思い立ちました。
私の変化を後押ししてくれる靴として、真っ先に思い浮かんだのがCLAUDIAだったのです。
 
明るい茶色に、柔らかい革。きっと履き込むほどに革の風合いの変化も楽しめる。
 

△左:新品、右:愛用歴 半年 / 購入後紐を細めのものに取り替えました
 
ショートブーツだから履き始めは少し大変かもしれないけれど、きっとそれもいい思い出になるはず。
うん、新しい私の一歩にぴったりの一足なんじゃないかな。
 
そう思って履き始めた1日目、お店で3回しゃがんだらすっかり足に馴染んでしまって
拍子抜けしてしまったこともまた、今となってはいい思い出です。
 
 
CLAUDIA Saddle Brownとの付き合い
 
とはいえ、「手持ちの洋服に合わせにくいかも」という私の予想は的中。
なんだかコーディネートがしっくりこないことが多く、悪戦苦闘する毎日でした。
 
結局、足首周りのすっきりした靴の方がいいのか…。
ぼんやりとそんなことを考えつつ、ふと自分が履いていたCLAUDIAの足首部分をさわってみたときでした。
「あれ?こんなにフィットしてたの?」
 

鏡できちんと見てみると、確かにぴったり私の足を包み込んでくれているよう。
洋服がタイトめで、足元がCLAUDIAだと足元にボリュームが出すぎるな、と思っていたけれど…。
なんだ、CLAUDIAは私の足から離れることなくしっかりついてきてくれていたのか。
 
そのことに気がつくと、迷わずCLAUDIAを履けるようになりました。
暑くなくて、脱ぎ履きをしない日は、とりあえずCLAUDIA。
 

靴底が柔らかくしなりが良いので歩く時にストレスがないし、革のブーツの中ではかなり軽いので足も疲れにくい。
下の方の紐をぎゅっと締めればぴたっと自分の足の形に沿うようにフィット感の調整もできますし、上の方のホールに紐を通さずハイカット風に履いても可愛いのです。
 

△少し履き心地はゆるっとするので、根元の方の紐をしっかりとしめていただくのがおすすめです。ボリュームのある靴下を合わせてこの履き方をしていただくのも◎。
 
 
そして何より、暖かい。
もう、虜になりました。
 
実は、大好きすぎて大学の卒業式にも履いて行きました。
立ちっぱなしでも疲れにくいので、立ち話が長引いても足の疲れを気にしなくてすみます。

△茶色のブーツは思いの外注目を集めました。なんだか、それも誇らしい。
 
 
2020年、2021年と、めっきりお出かけのシーンが減ってしまいました。
たくさん履いたつもりだけれど、私のCLAUDIAはまだまだ不完全燃焼のはず。
これからもっともっと履いて、きっと、その度に好きになると思います。
 
私と一緒に成長してくれる靴。どう育つのかな。傷だらけかも。
でも、きっと素敵に育ってくれよと願っています。
 
 
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EDITOR DATE
スタッフ:奈良店/坂戸
身長:152cm
靴のサイズ:サボ35/靴36



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