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私の溺愛靴 -スタッフ岩崎のIRIS編-


 
NAOTスタッフが個人的に愛してやまない靴について語るコラム、「私の溺愛靴」。
その靴で行った場所、思い出、なんでこんなに履いちゃうんだろう?などなど、それぞれの歴史、それぞれの愛を、それぞれの言葉でお届けします。
 
今回は、NAOTの代名詞ともいえるサボ、IRISシリーズのWhiteカラーについて、スタッフ岩崎がお届けします。
 
 
 
サボってナニモノ?
 

 
実はNAOTに来るまで、サボというもの自体に全く興味のなかった私。
サボってそもそも靴なの?サンダルなの?
カジュアルな印象だけど、革靴(=ちゃんとした靴というイメージ)で、わざわざそれを選ぶ?
と思っていたうえ、比較的甲が薄めで骨張った私の足には、固定できないタイプの靴は合わないだろうと、最初は全く眼中にありませんでした。
 
そんな私がNAOTスタッフになってから、他のスタッフやお客さまがあまりにも「良い!!」というもので、「そこまで言うなら…」とまず試しにお迎えしたのがIRIS Oily Dune Nubukカラー
 

△右:新品、左:愛用年数5年
 
正直、足入れした瞬間はそこまで劇的!な良さを感じられなかったのですが、日々履いていくにつれ、「あれ、足に馴染んできたら履き心地がどんどんよくなってない?」「あれ、さっと履けるのめっちゃ便利かも」と気づき始め、いつしかヘビーユーズするように。
 
そこで、思い切って普段履いていたキャンパス地のスニーカーがわりにお迎えしたのが、2足目のサボ、IRIS Whiteカラーでした。
 
振り返ると今年で4年目のお付き合い。
 

 
インソールにも経年の変化が見られますね。
でもこの沈み込んだ足型がミソなんです!
インソールについた自分の足型と、甲周りを深めまで包んでくれるアッパーのデザインのおかげで、上下から足をホールドしてくれるのがIRIS最大の魅力です。
 

 
しかも甲のベルトは、後ろに回してかかとに引っ掛けて歩くことができるのも嬉しいポイント。
IRIS自体もともとフィット感が良いのですが、たくさん歩く日や、走ったり、車の運転をする日は、ちょこっとかかとに引っ掛けてあげると安心感がグッと増します。
 
そのうえ甲周りがスッキリしてシルエットも可愛いので、その日のコーディーネートに合わせてベルトを回しちゃうのもおすすめですよ。
 
 
 
真っ白、”だから”楽なんです!
 

 
店頭に並んだ真っ白のIRISを見たお客さまが「可愛いけど白はお手入れ無理やわ〜」とおっしゃるのをたまにお聞きしますが…。
この場を借りて声を大にして言いたい!白だから!楽なのだと!!
 
実際私の靴も使用頻度に比べてほとんどお手入れしていませんが、そんなにくたびれた感じではないのでは?と思っています。(私だけ?)
茶系の靴はお手入れをサボりすぎると色褪せたり(それはそれでかっこいいのですが)、色が禿げた箇所の補正に苦労したりするのですが…。
白い革は、とにかくリムーバーでしっかり汚れを拭き取る!
 

 
どうしても傷を隠せなかったら白の靴クリームを塗り込む!で完了なので、微妙な色むらを気にする必要がない、と思っています(個人の見解ですが)。
 

 
汚さないように…どころか、むしろ「汚れそうな日は白サボ」が、私の定番です。
 

△その心の余裕によって、歩き始めの1歳半の息子に足を踏まれても笑顔で返すことができます
 

△川岸もギリギリまで攻められます(「ポケットにカメラを。-お靴と四国-」より)
 
 
 
とにかくスタイリングが楽
 

 
いろんなテイストのお洋服を着てみたい私の気まぐれに付き合ってくれるのも、このIRIS Whiteカラーの魅力。
ころんと先の丸いカジュアルな形ながら、4.5cmのヒールとぽってりしすぎないシルエットのおかげで、モノトーンでちょっとシュッとしたい日も、個性つよめのお洋服で遊びたい日も、どんな私も全て受け入れてくれます。
 

△服装も行き先も何も考えず、とりあえずサボを履いてますね(「ポケットにカメラを。-お靴と四国-」より)
 
ここまでくるともはや頭が上がりません。
 
 
 
泣きそうな日々を共に乗り越えた戦友
 


 
この春まで育児休業をいただいていたのですが、まだ生後数ヶ月だったころの息子は昼寝を全っ然してくれず、永遠にも思える時間を抱っこして寝かしつけをし、置いては泣かれてを繰り返していました。
心身ともに疲弊して、「このまま家に閉じこもってはいけない…」と縋る思いで息子を抱っこ紐に入れ、一日数時間、外を歩き続けて昼寝させていました。
 
そんな時、足元はいつもこのIRISでした。
息子を起こさず脱ぎ履きできて、気兼ねせずたくさん歩けることに、どれだけ安心感をもらえたか。
自分のお洒落に気を遣う余裕がなくて自己嫌悪に陥るなかで、せめて足元だけでもお気に入りの靴を履いて外出できることに、どれだけ勇気をもらえたか。
 
今は息子も大きくなって産後の辛さはなくなりましたが、IRISの少し禿げたつま先を見ると今でもあの時の自分を抱きしめてあげたくなります。
 

 



いかがでしょうか?
IRIS Whiteカラーへの想いはなかなか語り尽くすことはができませんが、これからの私の生活がどんな風に変化しても、きっとそっと寄り添ってくれるであろう溺愛靴です。
 
今回皆様にご紹介することで、愛情をより一層感じることができたので、感謝の気持ちをこめてもう少しマメにお手入れしたいと思います!
 
これからも、どうぞ、よろしくね。
 

 
 
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EDITOR DATE
スタッフ:奈良店/岩崎
身長:153cm
靴のサイズ:サボ35〜36/靴36〜37



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