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奈良たより vol.7 〜古都のクリスマスって〜

 
こんにちは。奈良店の三浦です。
今回の奈良たよりは、私からお届けさせていただきます。
 
 
奈良に住み始めて2年と半年ほど経ちました。今は3度目の冬。
この季節になると、決まって思うようになったことがあります。
この街は「クリスマスが押し寄せてくる感じ」が、あんまり、ない。
 
東京や大阪など大きな都市で過ごしていたときは、12月になると街中のあらゆるモノや情報がびかびかと光りはじめて、「いよいよクリスマスですね!」「年末ですね!」「今年はどう過ごしますか!」と押し迫ってくる感じがありました。嫌だったわけじゃないけど、動かされている感じがして、こうやって経済って回っているのねと恐ろしく思い、感心すらしていました。
 
でも、奈良にはその「年末が迫り来る感」が、全然ない気がするのです。(お住まいのかた、どうでしょうか)
ふと、駅前のカフェに入って、ポップな賛美歌を耳にして、甘いスパイスの匂いを嗅いでやっと、アッ、そうか12月か、と思い出すような感じです。
おかげで、変に急かされるような雰囲気もありません。なんだか気が楽です。
 
 
しかしそんな古都・奈良の街にも、冬になるとやっぱり、イルミネーションぽいものが出現します。
それが、絶妙にかわいくて、愛おしいのです。いくつか写真におさめてみました。
 
 

トナカイ…?いや、鹿だ。鹿です。
 
 

商店街、控えめに光るモール。真ん中におわします、「御神燈」のちょうちんの存在感。
 
 

しめ縄などでよく目にする白い紙垂(しで)と、サンタさん。文化が融合しています。
 
 

通り沿いの木々も、控えめですが、光っております。2年目の冬、先輩と自転車を漕ぎながら「見てください!今年も表参道みたいになってますよ!」「いやなってへんわ!」とやりとりしたのを思い出します。
 
 
光る奈良も可愛いですよね。設営してくれた人の背中とかを想像してしまいます。
 
 
イルミネーションやBGMのおかげじゃなく、日が短くなったことに気がついて、商店街にゆずや正月飾りが並び始めて、年の暮れを意識し始める。
無理していなくて、ごくまっとうな感じ。でもひとつずつ楽しんでいる。生活がそこにあるだけ。この街のそういうところが好きです。
 
 
さあ、今年もあと少し。
みなさま、おだやかな年の瀬をお過ごしください。
 
2021年も、ありがとうございました!!
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 


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