お客さまからよくいただくお悩みについてNAOTスタッフが相談にのらせていただくコーナー、その名も『お困りごと解決部』。
すぐお答えできることから、なかなか答えの出ないことまで、スタッフが一緒に考えます!
第二回目のテーマは実は気がつかない間になっているかも…な「前滑り」。
それでは、ご相談スタート!
岩崎
お先に質問にお答えすると…合う靴はきっとあります!
服部
ありますね!私たち自身、そういう経験をしてきていますから。靴選びだったりサイズ選びだったり履き方だったりを工夫していただくことで、合う靴にぐっと出会いやすくなるんじゃないかなと思います。
脇阪
私たち自身、と言いますと…。
服部
そう、私たち3人とも「すっきり足さん」で靴の前滑りに悩まされてきた経験があるんです!
岩崎
「すっきり足さん」は長さに対して幅周りと甲周りが小さいんですよ。なので、多くの靴に足入れをすることはできるんですけれども、履いていると靴の中で足が動いてしまって、すぐに足が疲れてしまったり痛くなってしまったりするんですよね。
服部
自分はどんな足のタイプなのかな?と思われた方は一度お足をご採寸いただくのがいいかなと思います。足の長さと幅周りと甲周りの長さを測っていただくシンプルな方法です。
▼ご採寸方法はこちら


脇阪
長さに対して幅周りや甲周りの数値が小さい方は、「すっきり足」だと思っていただいていいかなと思います。私と服部さんは本当に数値に現れるすっきり足ですね。
岩崎
私はお二人とはちょっと違って、少し骨が出っ張っていて…外反母趾ぎみの足でして。数値には現れにくいすっきり足なんですよ。なので、数値を測っていただいて「あれ?前滑りやすいけど数値的にはすっきり足じゃないな。」と思われた方は私のことを思い出していただけると。
服部
いろんな足タイプの方がいらっしゃいますからね。さて、それではそれぞれの靴選びについて順に伺っていきますね。
脇阪さんは靴選びのポイント、ありますか?
脇阪さんは靴選びのポイント、ありますか?
脇阪
私はもともと、パンプスやストラップのついていないバレエシューズを履いていたんです。
岩崎
脇阪さんはワンピースやスカートを着られることが多いですもんね。
脇阪
そうそう。それで、お店に行って合いそうなものを端から端まで試しても結局全て痛かったっていう経験があって。でも、「これが自分のサイズなんだ」って思って履いていました。実際は、長さが足りていないので靴の中がぎゅうぎゅうの状態だったんですけれども。

△「端から端まで!?」靴選びに難儀していた脇阪。
服部
足が靴から浮かないために纏足(てんそく)みたいにして履いてたんですね。
脇阪
つま先を曲げてね。そうやって靴を履いている方、実は結構いらっしゃるんじゃないかな。で、NAOTのスタッフになってパンプスを履いた時に思ったんですよ。「めっちゃ歩けるやん!」って。笑
岩崎
LATEST(レイテスト)ですよね。ヒールは5cm程度あるんですけれど、前底にもほどよい厚みがあるので高低差がそんなになくて。足が前に滑りにくいんですよね。
脇阪
そうなんです。そして最大の特徴はこのストラップ。ベルクロテープで甲周りのフィット感を微調整できるので、安定感抜群なんです。「足薄いから履けるパンプスなんてないわ」とお思いの方も、もしかするとこれだったら履いていただけるかもしれません。

△かかとをしっかりとつけて、甲周りをぴたっととめていただくのがポイントです。
岩崎
ちなみに、脇阪さんはLATESTのサイズ選びはどのようにされましたか?
脇阪
普通のシューズと同じものを選びましたよ。サイズを変えたのはむしろREKA(レカ)という靴底がフラットなデザインのもので。
岩崎
え!そうなんですね。
脇阪
今まで小さいものを履いてきた反動なのか、とにかくつま先にしっかりとゆとりのあるサイズが良くて。ストラップをしっかりと締めれば脱げることはないので、いつものシューズより1サイズ上を選びました。たくさん履いた今でも快適に履けていますよ!
服部
なるほど。確かにストラップがついている安心感、ありますよね。何かあっても、甲のところさえきちっととめておけば歩ける!っていう。岩崎さんはどうですか?
岩崎
私は愛用しているサボ、IRIS(アイリス)のお話をさせていただこうかなと。
服部
サボって履き入れはしやすい形ですけど、パカパカ感や前滑りなんかが不安なデザインですよね。
岩崎
そうなんです。だから、私も人生の中でそもそも選択肢にのぼったことがなくて。でも、NAOTのスタッフやお客様が「これいいよ!」って言っているのをきいて、「そんなにいいなら…」と思って購入してみたのがきっかけです。
服部
岩崎さんはサイズ選びに悩んでいたよね。
岩崎
はい。今は2サイズ、色違いで愛用していますね。1足目はぴったりサイズの35サイズを購入したんですよ。最初は確かにすごくフィット感が良かったんですけど、履き込んで革が柔らかく馴染むにつれて…こう…靴の中で足が卓球のピンポン球のように動いてしまって。笑

脇阪
痛そう…。
岩崎
色々試してみて、私の中で1番しっくりきたのは「ベルトをかかとに回すこと」!かかとをひっかけて履くことで、つま先はずっと当たっているんですけどそんなに辛くないというか。革が柔らかく育っているからこそというのもあると思うんですけどね。
脇阪
IRISは岩崎さんがしたみたいに、何かあったときの対応方法がたくさんあるのが魅力ですよね。サボにチャレンジしたい方には、ぜひおすすめしたい!最後に、服部さんはいかがですか?
服部
私もIRISの話がしたくて…。
岩崎
被った!笑 服部さんは、自分の足がすっきりしているんだってNAOTに来るまで気づいていないということでしたけれども。
服部
そうなんですよね。
岩崎
うちのスタッフの中でも1番のすっきり足さんですけどね。
服部
他の人の足、見ないからね。笑 でも数値を測ってみて、甲周りや幅周りに対して足が長いんだって気が付きました。
それから、これも後になって気がついたんですけど、元々つま先を曲げて履いてしまう癖があったみたいで。NAOTで働き始めて1年で1サイズアップしたんですよ。
それから、これも後になって気がついたんですけど、元々つま先を曲げて履いてしまう癖があったみたいで。NAOTで働き始めて1年で1サイズアップしたんですよ。
脇阪
そうなんや!同じ形の靴で?
服部
そうそう。あともう一つ気が付いたことがあって。実は左足の長さが24.5cm、右足が24.0cmなんです。結構左右差があるのにも、NAOTにきてから気が付きました。
岩崎
実際、お足の長さに左右差がある方って結構いらっしゃいますよね。
服部
フィッティングをさせていただいているとよく拝見しますよね。まあでもすっきりとした足だと左右の長さが違っても大体の靴は履けてしまうので、靴に対する悩みという悩みはなかったんですよ。靴下のかかとのところがよく破けるな〜と思っていたけど、そのくらい。「仕方ないな」って思っていました。

△靴がぱかぱかとするとこの部分が擦れてしまうことが多いのです。
岩崎
前滑りって、購入するときには気がつかないんですよね。履いている間に痛くなってくるとか、気がついたら靴下が破れているとか、地味に悲しい悩みが出てくるっていう…。
服部
私は元々、スニーカーをメインで履いていたので足が滑って痛いとかあんまりそういうこともなくて。そこが他の2人と違うかもな。革靴って、頑張る日の靴だったんですよね。だからNAOTの靴を履いた時、「これならいつも履ける!」って。衝撃でした。
脇阪
それがIRISだったんだ?
服部
そうなんですよ。初めはすごくフィット感があったんですけど、岩崎さんと同じように履いて革が柔らかく馴染むにつれて足が靴の中で動くようになってしまって。私も色々なことを試したんですけど…。私がたどりついたのはこれ。「冬、よく履く」!
岩崎
服部さんはNAOTでも随一の靴もちさんですからね。IRISも季節の靴にしちゃうんですね!
服部
いっぱい買っちゃいますね…。笑 分厚い靴下でIRISを履けばフィット感も調整できるし、冬場あったかいしですごく良くて。で、IRISを履き始めて感じたことなんですけど…靴下のかかと部分が破れない。
脇阪
そもそもかかとが覆われていないから…。笑
服部
これで靴下のもちも随分よくなりました。
岩崎
経済にも影響が…!
脇阪
サボにしただけで靴下のもちがよくなったって、他の靴ではすごくかかとがパカパカした状態で歩いていたんですね。
服部
そうなんだと思う。気がつかなかったけど。
岩崎
ここまでスタッフの個人的見解をご紹介してきたんですけれども。皆様に「ひとまずお試ししてみてください!」とお勧めできるものはないかなと頭をひねりまして。
脇阪
はい。3つ考えました。まず一つ目。「市販の中敷をインソールの下に敷き込んでいただくこと」!

△イメージはこちら。
服部
中敷って、結構いいお値段のものもあると思うんですけど。あとちょっとフィット感良くしたいだけなのになという時には、100円均一のもので十分かなと思っています。
岩崎
NAOTのインソールはふかふか感が特徴なので、もともと入っているインソールを一度取り出していただいて、その下に中敷を前半分入れていただくだけでもフィット感は増すかな、と。ただ、一部インソールを取り外すことができないデザインもありますので詳しくはオンラインショップの商品ページをご覧くださいね。
服部
薄手のものでも、中敷入れるだけで結構変わりますよね。
岩崎
変わります!インソールは簡単に取り外していただくことが出来ますので、ぜひお試しくださいね。
脇阪
では、続きまして。「インソール交換を交換していただくこと」!岩崎さん、こちらは?
岩崎
はい、先ほど申し上げたように、NAOTの靴はインソールを取り外せるデザインが多いんですけれど、古いものを新しいものに交換していただくと…いいんです。何年か履きこんでいただいたあとのご提案ですね。

服部
履き込むと自分の足に合わせて沈み込んで、インソールが初めと比べると少し薄くなってくるんだよね。
岩崎
そうなんです。なので、新しいものに交換していただくと履き始めのふかふか感が蘇ってちょっとフィット感が増すんですよね。
脇阪
NAOTのインソールは、裏側がコルクになっておりまして。その部分が割れてしまったり崩れてきてしまっていると履き心地にも影響してきてしまうんです。
服部
インソールの交換はご自宅にても簡単に行っていただけますので、時折ご確認いただければと思います!(現在欠品しているサイズのものがございます。ご希望のサイズのものがない場合は、お手数をお掛け致しますが、『再入荷通知を受け取る』ボタンから入荷連絡のご登録をお願いいたします。)
脇阪
じゃあ、最後のご提案にいきましょう。「サイズアップ交換すること」!これは、「どういうことかな?」と思われる方もいらっしゃるかと思うのですが。
岩崎
脇阪さんのREKAもそうだったんですけど、私も紐靴のDANIELA(ダニエラ)を普段よりも1サイズ上で履いているんです。
服部
爪先にはどれくらいのゆとりがあるの?
脇阪
2cmくらいかなあ。
岩崎
私も2cmくらい。
服部
それでも履けるっていうこと?
岩崎
そうなんです。かかとのあたりがごそごそすると、サイズを下げてしまいがちかなと思うんです。それも間違ってはいないんですけど、ぴたっと足を固定していただけるデザインの靴は固定部分を信用していただいて、多少前滑りしても大丈夫なサイズを選んでいただくのもいいかなと思います。

△かかとを合わせて、ぎゅっと紐を締めていただくのがおすすめ。
服部
脱げるっていうことはないんだもんね?
岩崎
ないです!ただ、私の場合紐で思いっきり締めているので、紐の消耗がとても激しく…。 何回か取り替えています。でも、私はこちらの履き心地の方が好きですね。
服部
サイズがご不安であれば、店頭でかもちろんオンラインショップでも「お試しサービス」で履き比べていただくこともできますので合わせてご検討いただけると嬉しいですね。
岩崎
そうですね。世の中には、自分に合う靴が絶対にある!それが見つかったら、さらにその靴がNAOTだったら、もっと嬉しいです。

次回のお悩みは…!?
乞うご期待!
EDITOR DATE
スタッフ:奈良店/服部
身長:165cm
靴のサイズ:サボ38/靴39
EDITOR DATE
スタッフ:奈良店/脇阪
身長:163cm
靴のサイズ:サボ35/靴36〜37
EDITOR DATE
スタッフ:奈良店/岩崎
身長:153cm
靴のサイズ:サボ35〜36/靴36〜37