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NAOTコレクションースタッフ奥口編ー

 
 
「NAOTスタッフの靴棚って、どんな感じなんだろう?」
お気に入りの靴をずっと履いているスタッフ、たくさんの色の靴を集めているスタッフ、
とにかく様々な形のものを一通り揃えているスタッフ…。
 
NAOTスタッフも、靴との付き合い方は様々。
気になるあのスタッフの靴棚を覗き見させてもらいました。
 
今回は奈良店スタッフ奥口のNAOTコレクション。
ぜひお楽しみくださいね。
 
 


 
 
ーお持ちの靴、拝見します
 

△IRIS Matt Blackは、なぜか撮影時、紛失中…涙  そのため、写真では12足です。
 
坂戸
圧巻! 奥口さんは、計13足お持ちなんですね。
子育て手帖」でも語ってくださっていましたが、サボが多めのラインナップですね。

奥口
約半数がサボです! すごい偏りのあるラインナップだと思うんですけど、子育て中なのでサッと足入れできるサボは重宝しています。

 

子育て手帖 vol.23 NAOTスタッフ 奥口雅恵より
 
 
ーファーストNAOTはなんですか
 
坂戸
奥口さんがはじめに選ばれたのは…。

奥口
MALTA Buffalo Leatherです。2012年に買ったので…ちょうど今年で10年目!
10年目になりました~この子が~!

 

 
坂戸
なんと…!おめでとうございます~!(拍手)
MALTAは、NAOTスタッフになられる前に出会われた一足なんですよね。

奥口
はい。当時は東京で別の仕事をしていました。ある時ホームページでみて、このデザインに一目惚れしたんです。そこから取り扱ってるお店を調べて、お迎えしました。
実は、MALTAは「この靴に人生を変えられた」と言ってもいいぐらいの靴で…。
MALTAを履くようになってからいろんなきっかけが重なり、次の年に代表の宮川から声をかけてもらって、奈良に移住してこの仕事をすることになったんです。

坂戸
すごい…!じゃあ、もしこの靴を履いていなかったら…。

奥口
本当に。私は今の場所にいないんじゃないかなって思います。

 

(スタッフ奥口のNAOTとの出会いはこちらから「私とNAOT」)
 
奥口
元々、パンプスとスニーカーぐらいしか持っていなくて、靴って履き潰すものだと思っていたんです。
でもちょうどその時、一足を長く大事に履ける革靴っていうものに憧れていた時期でもあって…。靴に限らず、一個のものを大事に育てたり、普遍的で長く使えるものを選ぶようになったのは、この子がきかっけだったかもしれないです。

坂戸
価値観まで変えてくれるような出会いだったのですね…。

 
 
ーファーストNAOTとの付き合いかた、教えてください
 

△MALTA Buffalo Leather(左:新品 右:スタッフ奥口のもの)
 
坂戸
新品と比べてみると、また表情が全然違いますね…!MALTAの履き心地はどのように感じられていますか?

奥口
履きやすいですよ。ただ、私の足が甲高・幅広ということもあって、馴染むまでは痛かったんです。
履いてて「気になるな…」と思っていたタイミングで、ちょうどNAOTが地元の方にイベントで来てたので、その場で革調整をしてもらったんです。そしたらすっごく楽になって!

坂戸
ちょうどいいタイミングでイベントがあってよかった…!

奥口
実際そこから自分の足に馴染むのは一瞬でした。簡単なトレッキングとか、ピクニックとかだったらこれで行くようになったぐらい!
くるぶしくらいまでの丈感なので、冬場も結構あったかくて、ブーツ代わりにもなってくれるんですよね。

坂戸
通年通して履いていただける靴ですよね。
ちなみに、これまでに修理ってされましたか?

奥口
実はまだしてないんです。もうそろそろしてもいいかなと思うので、もうちょっと履いたらオールソール交換しようと思います。もうこの子は棺桶まで連れていきます!

 
 
ー「一番履いている靴」はどれですか
 
坂戸
今までで一番履いているなっていう靴はありますか?

奥口
一番か〜!そうですね…もちろんトップは10年のMALTAになるんですけど、その次に最も履いてるのは…OLGA Matt Blackでしょうか。

坂戸
OLGA!これはスタッフの愛用者も多いですよね。
奥口さんはどんな場面でよく履かれてきたのでしょうか?

奥口
これも本当にいろんな場面で履いてますが、海外旅行にこれ一足で行っちゃったりもしてました。

 

子育て手帖 vol.23 NAOTスタッフ 奥口雅恵より
 
坂戸
わ~、そうなんですね!

奥口
外国ってレストランとか、スニーカーだとちょっと…っていう場面も結構ありますけど、これを履いていればもう全然気にせず入れるんです。
ちょっと綺麗目のワンピースを着ても、黒いストラップシューズなら綺麗目に見えたりするので!OLGA一足持っていけば、しっかり歩けるし、可愛くも履けるっていうので、めちゃくちゃ履いてた一足ですね。

坂戸
甲周りもしっかり止められるから、たくさん歩く場面が多い時でも安定感がありますよね。

 

 
 
ーお手入れのこだわりポイントをきかせて下さい
 
坂戸
お手入れは普段どのようにされていますか?

奥口
お手入れは…思い出した時にサササッという感じです。
私、おおらかなので。いい言葉で言うと。笑

坂戸
なるほど!笑

奥口
単純に大雑把なんですけどね。
なので、私は基本的に靴クリームはラナパー(レザートリートメント)ひとつで済ませています。
その都度埃は払って、気になった時にクリームを塗るというお手入れですね。

坂戸
IRIS Crazy Horseもツヤツヤ…!こちらもクリームはラナパーですか?

 

△IRIS Crazy Horse(左:新品 右:スタッフ奥口のもの)
 
奥口
これに関しては基本的には、ツヤの出にくい「デリケートクリーム」というのを塗っています。

坂戸
えっ、それなのになぜこのような風合いに…?

奥口
とにかくガシガシこの靴を履いているんです。妊娠中も履いてたり、今は子供を公園で追っかけ回すようなときにも履いてるので、砂埃とかがついたり、つま先ががさがさになったりするんですよね。
なので、そこだけはラナパーを使ってちょっとしっとりさせたりしていて。

坂戸
なるほど!だからつま先あたりがツヤっとしてるんですね。ツヤツヤのCrazy Horseもかわいい!

奥口
これも味ですね。もう絶対マットがいいんだ!っていうかたはツヤが出るタイプのクリームを避けてもらったらいいんですけど、ツヤが出てもいい方はこういう感じで育ててもらってもすごくいいかなと思います。

坂戸
履き方やお手入れ方法によって全然違う育ち方をするのが、Crazy Horseカラーの面白いところですよね。
Matt Blackカラーはどうやって育てていますか?

奥口
基本的に黒い靴もラナパーでお手入れしていて、ペカペカ!笑

 

△一番左が新品のOLGA。もともとツヤ感のあるKEDMALODOSとほぼ変わらないほどツヤツヤに…!
 
坂戸
とっても綺麗です!

奥口
これもマットなまま育てたい方はラナパーは避けていただいたほうがいいんですけど、私は敢えてピカピカになるようにお手入れしています。

坂戸
好みに合わせて育てられるのが楽しいですね。
ところで、IRIS Chestnutは、少しお色味が濃く見えますね…。


△IRIS Chestnut(左:新品 右:スタッフ奥口のもの)
 
奥口
濃いでしょう?これ、私がスタッフになるって決めたときに買った初めてのサボなんですけど、なぜ濃くなったかというと…。
もちろんクリームでお手入れするごとに深みは出てくるんですが、一度近所の修理屋さんでかかとの修理をしてもらったときに、職人さんが良かれと思って、ちょっと濃い目の革クリームを塗ってくれて…。

坂戸
え~!うそ~~~!そうだったんですね…。でも確かに、茶色は補色クリームを使うと色味が変わったりしますものね。

奥口
帰ってきたときには思わず「あれ?これうちの子…?」って…。笑
でもね、これはこれでいいかなと思っているんです。
私もMALTAはちょっと赤みのある茶色にしたかったので、自分で補色クリームを使ったりしているんですよ。

 

 
坂戸
あ、確かに…!白いステッチも消えてきていますね。

奥口
そうなんです。笑 元々白のステッチに一目惚れしたんですけど、クリームを塗りこむにつれてステッチもだんだん馴染んでいきました。これも風合いだと思っておおらかに育ててます。

坂戸
「おおらかに」…!今回のキーワードですね。
そうやって育てたいイメージに合わせて、敢えて補色のクリームでお手入れをしてみるのも楽しそうです。

奥口
なにも塗らないままだと、結構紫外線とかで色が抜けてきてしまうこともあるんですよね。長く履いて、色が浅くなっちゃったなと思ったら自分好みの補色クリームを使うと、またその色に変わっていく楽しみもあっていいかなと思っています。

 
 
ー奥口さんのサイズ選びについて教えてください
 
坂戸
奥口さんはIRISは36サイズ、かかとが覆われているシューズタイプは37サイズでお選びになっていたかと思うんですけど、紐靴のDANIELA Matt Blackは他のシューズよりちょっと大きく見える気が…。

奥口
そうそう、DANIELAは38サイズです。

坂戸
やっぱり…!サイズって普段どういう感じで選ばれているんですか?

奥口
長さでぴったり選ぶと、かかとが覆われていないタイプは36サイズ、かかとが覆われているタイプは37サイズなんですけど、厚手の靴下をしっかり履いて歩くとなると、幅広甲高ということもあって37サイズだときつい時があるんですね。なので、靴のデザインによってそれぞれのサイズ選びをしてみています。
DANIELAの場合は甲周りがしっかり止まるタイプなので、多少大きめのサイズでも履き心地にそこまで影響しないかなと思って、このサイズにしてみました。

 

△左:37サイズ 右:38サイズ。比較してみると、38サイズの方がややゆったり目に見えます。
 
坂戸
サイズ選びも「おおらかに」。靴下の厚みによっても履き心地が変わることもあるので、その靴をどんな風に履きたいかによってサイズ選びするのもよいかもしれませんね。
LODOS Black Madrasも、サボならいつも36サイズをお選びのところ、37サイズをお選びになったんですよね。

奥口
そうなんです。いつもより1つサイズをあげてみました。
私の場合、ジャストサイズで選ぶとしっかりと履きジワがつきやすくて。それも味わいなのですが、LODOSはスッキリしたデザインなので、シュッと見せたいなと思ってちょっとゆったり目をえらんでみました。
でも履き心地にもそんなに影響なく、気持ちよく履けてるので、よかったなと思っています。

 

 
坂戸
本当だ、かかともぴったりですね!
心地よさの好みによっても選び方は様々ですね。

 
 
ー最後に。次にNAOTコレクションに加えたい靴は何ですか
 
坂戸
最後に…今年、新たに欲しい靴はなんですか?

奥口
密かに気になっているのは、CLARA Matt Blackです。

坂戸
えっ…!意外でした。なぜCLARAなのでしょうか?

奥口
見てて可愛いなと思って。
あとやっぱりスッと履けるタイプの靴の方が子育て中の今は勝手が良いんですよね。私の場合、甲高幅広なので絶対に革調整は必要なんですけど。ファスナーで脱ぎ履きが楽そうだし、シンプルできちんと感もあるから、お洋服にも合わせやすそうだなと思って。

坂戸
なるほど、そういうことでしたか!お似合いになると思います。

奥口
といっても、最近LODOSを買ったばっかりなので年末くらいにもう一回悩んで決められたらなと思います。一応、1年に1足までと思って集めているので。といっても、今までも1年に2足買ってしまった年もあるんですけどね…。

坂戸
ぼーっとしてるとついつい買っちゃいますからね…。

奥口
日々誘惑が多すぎてね…。笑 お客さまとお話ししてるとついつい私たちも欲しくなっちゃいますよね。

坂戸
素敵に履きこなしてくださっていると「あ~そういう履き方あるんや~!」ってなりますもんね。

奥口
いつも勉強させていただいてます。

坂戸
奥口さんのCLARA姿が見られる日を楽しみにしております!ありがとうございました!

 
 

 
NAOTの靴がずらりとならんだ靴棚。
今日はこっちにしてみようかな。最近この靴ついつい履いちゃうな。
眺めて履いて、うふふな日々を過ごすスタッフの話をお届けいたしました。
次回もお楽しみに。
 
 


EDITOR DATE
スタッフ:奈良店/奥口
身長:155cm
靴のサイズ:サボ36〜37/靴37〜38


EDITOR DATE
スタッフ:奈良店/坂戸
身長:152cm
靴のサイズ:サボ35/靴36



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