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私の溺愛靴 -スタッフ岩崎のDANIELA編-

 

NAOTスタッフが個人的に愛してやまない靴について語るコラム、「私の溺愛靴」。
その靴で行った場所、思い出、なんでこんなに履いちゃうんだろう?などなど、それぞれの歴史、それぞれの愛を、それぞれの言葉でお届けします。
 
今回はNAOTの大定番、紐靴のDANIELA Chestnutカラーについて、スタッフ岩崎がお届けします。
 
 
 
革靴といえばコレ!
 

 
NAOTのスタッフになる前に購入したDANIELA。
その遥か前に別のメーカーで購入した革靴をダメにしてしまった思い出があったので、当時は革靴自体に苦手意識がありました。
ですが、NAOTスタッフがウェブ記事で紐靴について語っている座談会が面白くて、「この靴なら履けるかも・・・」と、オーソドックスで安心感があるデザインのDANIELAを選びました。
 
同じ紐靴のKEDMAとも悩んだけど、過去のトラウマのこともあり「DANIELAは靴底の交換修理ができる」というのが決め手だったと思います。(結局その後KEDMAもお迎えし、今はどちらもよく履いています)
 

△左:新品、右:愛用年数約6年
 
私、めちゃめちゃよく歩くんです。歩く日は、朝から晩まで、街やら山やら、シチュエーションや地面の状態を問わず歩きまわります。
ここまでタフな使い方についてきてくれるのは、この世でDANIELAくらいかも・・・水に濡れる以外、DANIELAに不可能はないのでは?と密かに思っています。
 
歩くことにかけては他のスタッフからも信頼の厚いDANIELA、その中でもかなり初期からお取り扱いしている大ベテランのChestnutカラーは、スタッフからは愛をこめて“ダニチェス”と呼ばれているんですよ。
 

 
そんなダニチェス、この履き口のしっかりクッションが特徴です!
 
購入時にサイズで悩んだ際、見た目の好みと自分の親指の形の癖を考慮して、適正より一つ大きめの「37」を選んだのですが、丸みのあるしっかりクッションが足首を固定してくれるので、足が薄めの私でも靴の中でゴソゴソ動かずに安心して履けるんです。
 

△後ろ姿から伝わる丸み
 
余談ですが、NAOTの靴で甘やかされた私の足は、最近少し大きくなったようで「A:足の長さ」が22.4cmから22.8cmに伸びました。しっかり指を伸ばして、地面を踏みしめて歩く癖がついたからでしょうか?遅めの成長期・・・?
多少伸びてもまだ適度なゆとりで履けているので、私の場合は最初少し大きめにしておいてよかったなと思っています。
(あまりないことだと思うので、基本は適正サイズでお迎えいただくのがおすすめです!)
 

 
ゆとりが多めなぶん、毎度キュッと紐を締め上げて履くので、靴紐だけはわりとすぐにボロボロに。定期的に買い替えています。
 
 
 
パンみたい…美味しそうなエイジング
 

How old? vol.59 Chestnut特集 より
 
Chestnutカラーのエイジングは、こんがり焼けたパンみたい!
 
と、お手入れの度にうっとり・・・。
DANIELAはスニーカーの様にたくさん歩けるデザインなので「履きシワ」が入りやすく、また明るい茶色のChestnutカラーは最初から色味に多少の個体差があるので、DANIELAのChestnutカラーは革や持ち主の個性が特によく出る靴だと思っています。
「これぞ自分のダニチェス!」という愛着がひとしおなんです。
 
とはいえ私のダニチェスは、レザートリートメントのラナパーと汚れ落としの馬毛ブラシで、汚れが気になったタイミングでささっと手軽にお手入れすることがほとんど。
あまり肩肘張ってお手入れしなくても、なんとなくいい感じに落ち着いてくれるからありがたいです。
 
 
 
修理してみました
 
2016年に購入し、はや6年のお付き合い。
今年初めて、かかとの継ぎ足し修理・インソール交換の修理をしてみました。
 
修理前の靴底の状態は、こんな感じ。
 

 
前部分もすり減りがありますが、今回はまずDANIELAの初めての修理なので、かかと部分のみ「継ぎ足し修理」をしてみたいと思います。
ななめにすり減ってしまっているかかと部分、一番減っているところでー1.5cmくらいでしょうか。履き心地に違和感もあります。
 
次に、修理前のインソールの状態。
 

 
私は土踏まずのカーブが深くて踏み込みが強いので、特に幅部分に数カ所ぱっくり亀裂が入っていますね。
 

 
新品と比べると、いかに私の足の形に沈み込んでいるかがよくわかります。(裸足を見られているようで、少し恥ずかしいですが。)
 
この子を修理に出して、1ヶ月ほど待つと・・・。
 

△減っていた部分が、綺麗に継ぎ足されました!
 

△かかとの三角部分が足した箇所です。
 
インソールも交換し、実際に履いてみると・・・。
踏みしめた時の靴底の安定感が復活して、インソールは新品でふかふかなのにアッパーの革は自分の形に馴染んでいて、新品でもお古でもない新感触です!
イッツアミラクル・・・。これからもたくさん歩けそう!
 
 



いかがでしょうか?
 
これから欲しい靴はたくさんあれど、革靴への信頼を教えてくれたダニチェスは、私のなかで永遠のエースです。
 
これからも、どうぞ、よろしくね。
 

 
 
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EDITOR DATE
スタッフ:奈良店/岩崎
身長:154cm
靴のサイズ:サボ35〜36/靴36〜37



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