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私の溺愛靴 -スタッフ牧のCECILIA編-


 
NAOTスタッフが個人的に愛してやまない靴について語るコラム、「私の溺愛靴」。
その靴で行った場所、思い出、なんでこんなに履いちゃうんだろう?などなど、それぞれの歴史、それぞれの愛を、それぞれの言葉でお届けします。
 
今回は夏の人気サンダル、CECILIAについて、愛知店スタッフ牧がお届けします。
 
 
夏は素足で楽ちんに過ごしたい派
 
私にとって夏のスタイルと言えば、開放感たっぷりのサンダルを素足で履いて過ごすこと。靴下を履かずに、ふかふかのインソールを直に体感できる感触がたまらなく大好きです。
とはいえ、暑過ぎる夏はとっても苦手な季節。でも夏だけは思いっきり素足になれる季節!と足元のスタイルは気に入っていて、毎年「素足でサンダル」を待ち遠しく思っていることに気が付きました。素足大好き派です。
 
ですが、NAOTで働き始めた季節が夏の終わり頃だったこともあり、すぐにお迎えしたのは定番サボIRISOLGA。サンダルは来年くらいに買うとして、どの子にしようかな、とじっくり品定めをしていました。
 
その当時、私の心をときめかせていたのは、実はINGRIDという別のサンダル。
ストラップなどがついていない、すぽっと足を入れるだけ、というシンプルなデザインのサンダルで、編み編みのベルトが私の好きポイントをぐっと掴んでくれたのです。INGRIDを早速購入し、愛用していたのですが、惜しまれつつも販売終了になってしまいました。(今もご愛用中の方いらっしゃるでしょうか?)
 

 
この履き心地の良いINGRIDに代わるサンダルを探さねば…!と再びNAOTのサンダルコーナーをやたらと物色する日々。INGRIDと似たシルエットをしつつ、気持ちの良さそうなふんわりとした柔らかい革で、なんだか気になる…と目に止めたのがこのCECILIAでした。
 

 
私がサンダルを購入するときのマイルールのような決まりごとは、この3つ。
 
・脱ぎ履きに手間取らないこと
・靴底が何度でも修理できること
・インソールが外して洗えること

 
NAOTの靴を長年愛用するうちに、こんなふうにだんだんサンダルに求めることが多くなってくるから不思議です。夏に素足でガシガシ歩く自分にとっては、この3つは大切なポイントでした。
 

 
CECILIAのインソールは簡単に取り外して、お掃除できます。
靴底も縫い合わせタイプで、靴底を丸ごと取り替えるオールソール交換もできるので、靴底が減っても安心。
何より、手を使わずに足入れ1秒で出かけられる便利さ!
 

 
わがままな私の3つの条件をしっかりとクリアしてくれたCECILIAは、その時点で購入したいサンダル第一候補にランクイン。
 
あっそういえば、周りのスタッフもCECILIAを履いている人が結構いるな。
革の表面積が広いので、革が育っていくエイジングの様子も楽しめそうだし、お手入れのクリームも塗りやすそう。スタッフが愛用中のCECILIAに、そっと足を入れさせてもらうと、なんだ、この気持ち良いホールド感は!
他人の足に馴染んでいてもこの気持ち良さということは、自分の足に合わせて育ったCECILIAはさぞかし履きやすいだろう…
この瞬間、次に買うならこのサンダル!と心に決めました。
 
何色を買うかついては、ほとんど悩みませんでした。
以前お迎えしたINGRIDが茶色だったので、次に買うサンダルは黒色にしようと決めていたのです。CECILIAのMatt Blackカラーは、どんな洋服にも合わせやすそうだし、土まみれになるような自然の多い場所に履いて行ったり、パラパラの小雨程度の天気ならNAOTを履いちゃったりと、やんちゃな私の履き方にもきっと耐えてくれるカラーだろう…と、そんな考えで選びました。
 
 
代わりのサンダルから、なくてはならない存在に
 

 
早速履き始めたCECILIAは、初めからノーストレス。かかとが覆われてない仕様のCECILIAですが、しっかりと歩けました。
足裏の感触は、NAOTインソール特有のふかふかの履き心地。もうこのインソールなしでは歩けないくらいに慣れてしまいました。表面の革の足当たりもとっても優しいのがCECILIAの特徴です。
 

 
スタッフ間でも愛用者の多いCECILIA。きっと使いやすいのだろうな、と想像はしていましたが、私の想像を遥かに超えてくる快適さ&楽ちんさで、たまにはお休みさせてあげなければいけないのに、毎日のように履いていました。(酷使させてごめんよ…)
 
今まではプライベートでINGRIDを履き、お店ではOLGAをサンダル代わりによく履いていましたが、CECILIAを迎えてから、いつの間にやら私の夏の定番サンダルは、プライベートもお店でもCECILIAばかりになっていました。
 

 
ちょっとそこまで出かけていくなんていう時は、夏はほぼ100%、CECILIA。
毎日の自転車通勤も、CECILIAを履いて出かけます。足にしっかりとついてきてくれるので、乗り物を乗っても危なげな感覚は全くありません。
 
こうしてCECILIAは、あっという間に夏のマストアイテムになりました。
履き心地が良すぎて、夏だけにとどまらず、少し涼しくなってきてもまだまだ履いていたい!という気持ちから、靴下と合わせて秋になっても履いていて、3シーズンは使っています。
 

 
 
短期間で急激に味わい深く育ちました
 
私のCECILIAの溺愛ぶりはこの馴染んだ子を見たらお分かりいただけるのではないでしょうか。
購入したのは最近のはずなのに、夏の間本当にたくさん履いたので、何年も履いているかのような貫禄がでてきました。
 

 
甲の上までしっかりと覆われている革が、履くほどに足に合わせて柔らかくなり、フィット感も抜群!
踏み込みの強さに合わせて履きじわも入って、足にしっかりと靴がついてきます。
 

 
徐々に(私の場合は急激に)自分の足に合わせて変化して歩きやすくなっていく様子をみると、育て甲斐のあるかわいいやつめ!という気持ちが湧いてきてきました。
これがいわゆる溺愛心というものなのでしょうか。
 

 

 
インソールも自分の足形に沈みこんできて、履いた瞬間に自分のものだと分かるこの感じ。
この足裏のフィット感と感触が、私にとっての夏の醍醐味なのです。
 

 
あまりにも使いやすく、毎日のように履いてしまうので、さすがにCECILIAに対して申し訳なくなり、少し前にCECILIA Khaki Beigeカラーもお迎えして、CECILIA2足体制となりました。
夏はこの2足が交代で私の足を支えてくれています。
 

 
 
自分の足に合わせてフィット感をカスタム
 
たくさん履いたCECILIAは、あっという間にとても革が柔らかくなってくれました。
ただ私の足の形が幅狭・甲低なこともあり、素足で履くと少しゆるく感じるという問題が発生。
歩くと足がスンスン前に動いてしまう…同じお悩みをお持ちの方、いらっしゃいませんか?
 
そんな時、スタッフがよくやっている方法が、薄い中敷をインソールの下に足してフィット感を調整するというもの。私もCECILIAのインソールを外して、土踏まずの下付近に薄い中敷を敷き込んでいます。
 

 
この簡単な方法で、フィット感が劇的に変わるのです!
私は素足のときは、中敷を敷き込んでフィット感をカスタムしつつ、春・夏・秋とCECILIAを履きまくっています。私と同じようなお悩みの方いらっしゃったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
 
ちなみに革のお手入れの方法は、軽くブラッシングして汚れを落とした後、Matt Blackカラーはラナパーという保湿クリームのみでお手入れしています。
Khaki Beigeカラーはラナパーを使ったり、艶の出にくいデリケートクリームを使ったりとその時の気分で変えています。月一くらいの頻度ですが、Khaki Beigeカラーは黒に比べて汚れが目立ちやすいので(よく擦ったりしてしまいます)、こまめに汚れ落としでクレンジングをしています。ガシガシ使うけど、できる限り可愛い状態を保ちたいという気持ちはちゃんとあるのです…!
 

 
 
一緒にいろんな場所へ
 
この夏は、CECILIAを履いていろんな場所へ出かけていきました。と言っても遠方に何泊もかけて旅行に行く、というようなお出かけではなく、近場の自然をちょっと楽しむようなお出かけです。
ここ数年の間で、そんなちょっとしたお出かけに満足できる、幸せ感度のハードルがとっても低くなったように思います。
 
つい先日紫陽花が有名なお寺に紫陽花鑑賞に出かけたのですが、その時も足元はCECILIAでした。お寺の石畳や砂利道もCECILIAでズンズン歩けます。
 

 
履き心地の良いお気に入りの靴を履いていると、ついつい足元に目を向けるクセがついてしまうから不思議。
可愛いご当地マンホールを見つけたら、すかさず足元と一緒に写真を撮るのが私の習慣です。
5月に開催された「森、道、市場」のイベントにもCECILIAを履いていき、大活躍してくれました。
 

 
夏の終わりにはインソールを取り外して、洗ってあげなきゃなと考え中です。
私の相棒として、長い時間寄り添ってくれるCECILIAたち。この子たち無しでは夏は乗り切れない!
数年後、どんなふうに育っていくのか楽しみでもあります。
 
これからも大事に、大事に可愛がっていきたいと思います。
 

 
そんな私の溺愛靴CECILIAのご紹介でした。
みなさんにも溺愛しちゃう一足はありますか?
一生ものといえる靴との出会いがみなさんにもありますように。
 

 
 
 
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EDITOR DATE
スタッフ:愛知店/牧
身長:173cm
靴のサイズ:サボ・サンダル38/靴39


 


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