Column

私とNAOT -KEDMA Black Madras-

 
靴との付き合い方は持ち主によって、その人それぞれ。靴との出会い、履いて行った場所、忘れられない思い出などなど、NAOTスタッフがそれぞれの言葉でお届けいたします。
 
今回はKEDMA Black Madrasのお話です。
 


 
 
この子を手にするまでの私のNAOT達はみんなカジュアルなラインナップ。当時の私はちょっとしたお呼ばれのシーンや、キレイめのコーディネートを楽しみたい時のカチッとした雰囲気のシューズを求めていました。ツヤのある黒のレースアップシューズ・KEDMA Black Madrasはまさに求めていたイメージにぴったりの一足だったのです。
 
迷わず手にはしたものの、この子と仲良くなるまでには時間がかかりました。というのも、私の足は甲高幅広。KEDMAのシュッとしたデザインはそのまま履くのにはちょっと痛い。
 
革調整をしながら、ちょっとずつ歩く距離を伸ばしたりして、ゆっくりと馴染ませていきました。ちょっと痛いな、まだ気になるなと思いながら、めげずにお出かけ。
 

 
でもこの馴染ませ期間のひとときがブルーな気持ちだったかというと全く逆!やっぱりこの子を履くとちょっと気持ちがルンとするんです。コーディネートもキリッとするし、背筋がちょっと伸びるような。そんな時間を楽しんでいたら、いつの間にかぴったりと馴染んでくれていました。
 
上から見ると、私の靴には必ず入る横シワがしっかりと刻まれています。そんな姿もご愛嬌。スタッフの同じ靴が並んでいても、すぐに私の相棒を見つけることができるのでした。
 

 
ピカピカでいて欲しいので、お手入れの場面ではいつもクリームをしっかり塗りこんでいます。
 
キチンとの日にはいつでもこの子。どんなシーンでもこの子と一緒なら怖くないぞ。ことある毎に頼りにしてます。
いつもありがとう。

スタッフ奥口
KEDMA Black Madras
愛用歴 7年