靴との付き合い方は持ち主によって、その人それぞれ。靴との出会い、履いて行った場所、忘れられない思い出などなど、NAOTスタッフがそれぞれの言葉でお届けいたします。
今回はMALMO Matt Blackのお話です。
MALMOとの特別なエピソードってなんだろう。
イヤリングをつけながら足で靴をたぐりよせる朝の玄関先や、半分走りながら歩く十字路の交差点、ひんやりとした近所のスーパーのタイル…。
MALMOを通して思い浮かぶ景色は、どれも忙しなく過ぎていく私の日常ばかりです。
つま先は擦れて、形もふにゃりと変わって、履き始めた頃の面影はすっかりなくなってしまいました。
正直なことを申し上げると、きちんと手入れもしていません。でも、この傷や、右足にだけ入った深いシワに、これ以上ないくらい私の生活が詰まっているから。
だから、この先の人生、どこへ行ってもこの黒い靴を大事に抱きかかえていくのだと思います。ハレの日じゃなくても、MALMOとなら大丈夫。
スタッフ坂戸
MALMO Matt Black
愛用歴 2年