靴との付き合い方は持ち主によって、その人それぞれ。靴との出会い、履いて行った場所、忘れられない思い出などなど、NAOTスタッフがそれぞれの言葉でお届けいたします。
今回はIRIS Oily Dune Nubukのお話です。
系列ブランド kaze no sumikaの店内は、柔らかい陽の指す土間と板間のある、戸外と屋内が混在した空間です。週の大半をスタッフとしてそこで過ごしていると、やはり登場頻度が上がるのはIRIS。そんな私が選んだ2足目のIRISが、Oily Dune Nubukでした。
ここでいう「選んだ」というのは結果論。漠然とIRISが欲しい!とだけ頭に描き、色はそこまで考えていなかった私。何なら、イエローカラーのOilyだなんて、マイランキングにも挙がっていなかった存在でした。
けれどもなんだかイエローと目が合うな。
…見られてる。イエローにジッと見つめられてる。
…吸い寄せられるように、その日の私はイエローを手にとっていたのでした。
今でも何故このカラーを選んだのか。自問するも明確な理由なんてないけれど、自分の中での登場頻度はものすごく高い。
マットな質感の中に、黄色と茶色の合間の濃淡が出来てきて。それは自然の成り行きのままに。まるで紅葉した葉っぱのよう。
こう育てよう!とか、この組み合わせで履きたい!とか、作為的なことをしなくても、自然のまんまでなんの気なしに履いていられる。
気がついたら、いつの間にか。私にとって、一番自然にそばにいる。
ランキング首位独走中のIRISになっています。
スタッフ中村
IRIS Oily Dune Nubuk
愛用歴6年