Column

私とNAOT -IRIS Tin Grey-

 
靴との付き合い方は持ち主によって、その人それぞれ。靴との出会い、履いて行った場所、忘れられない思い出などなど、NAOTスタッフがそれぞれの言葉でお届けいたします。
 
今回はIRIS Tin Greyのお話です。
 


 
 
今は無きIRIS Tin Greyが新色として発売したとき、最初は「絶妙な色だな〜」くらいにしか思っていませんでした。
でもある時、バチっと目があった気がして、少しずつ気になる存在に。
その日から「履きたい・・・」という気持ちがじわじわと大きくなってきたのです。
別のサボタイプのLODOSを愛用していた私には、記念すべき1足目のIRISでした。
 

 
初めてこの靴を履いて出かけた日、なんだかいつもより緊張しながら足を入れたことを覚えています。
それから、自分の洋服にすっと馴染んでくれたのがとっても嬉しく、ホッとしたことも。
似合うか不安だったこの靴も、今となっては、気が付いたら玄関で足を入れているくらい生活に欠かせなくなりました。
 

 
2023年、たくさん行ったキャラバンの足元は、思い返せばずっとIRISでした。
履き始めて約1年、ぐっと入った履きジワを見ると、ちょっぴり誇らしく思います。
 
革が馴染んでくると、少しだけゆとりが気になるようになったけれど、中敷を1枚足したらきゅっと足にフィットしてくれて、より包容力が増しています。
革がくったくたに柔らかくなるくらい、たくさんの日々を共にできたらいいな。
 
 

スタッフ栗本
IRIS Tin Grey
愛用歴 1年