Column

さんぽびより #小谷実由さん #とんぼせんせい 1/2

 
NAOTスタッフが「一緒にお散歩したい!」と思った方と、ぶらぶら街を歩きつつ、話をしつつ、目に留まったものをパシャりと写真におさめていただくこの企画。
 
第3弾は、情緒ある小路を行くと何ともお洒落なショップやレストランに出会える東京・神楽坂が舞台です。もともとお友達として仲良しだという、モデルの小谷実由さんとイラストレーターのとんぼせんせいに、ぶらり歩いていただきました。
 
穏やかな初夏の1日に、2人がみつけた景色とは?お散歩トークの前編、どうぞお付き合いください。
 
◆プロフィール 小谷実由さん / とんぼせんせい
 


 

 

 
とんぼ:けっこう人も交通量も多いですね。
 
小谷:ね、平日なのに。あ、神社の前でお花売ってる。狛犬もかわいい。鼻の上、とんぼせんせいの顔( ´ ᴗ ` )描けそう。
 
とんぼ:いいですね~。って怒られちゃうよ。
 

 
とんぼ:この通り、雑貨屋も飲食店も気になるものが多いですよね。
 
ー普段は外食とお家ごはん、どちらが多いですか?
 
小谷:どっちも好きです。
 
とんぼ:得意料理は?鉄板メニューで、困った時にはこれ、っていうやつ。
 
小谷:ラタトゥイユ。トマトと、玉ねぎと、パプリカと…全部入れるだけです。野菜がいっぱい摂れます。あ、あれかわいい!猫いる!
 
とんぼ:猫…?あ、すっごい小さいのがいる。こういう猫にも反応するんですね(笑) 
 

 
小谷:このお店もさっきからめっちゃ気になってて。
 
とんぼ:ミリタリーショップですね。
 

 
小谷:こういう物の中から掘り出し物見つけるのめっちゃ得意です。わーかわいいー!
 
とんぼ:新品なのかな、綺麗ですね。これ重いですよおみゆさん。
 

 

 
とんぼ:真顔(笑)隣のお店も関係してるんですかね?必勝ハチマキがありますが。
 

 
とんぼ:外国の人が間違えないよう、ちゃんと英訳のシールがついてますよ。必勝…サクセス!
 
小谷:サクセス! あ、また猫。
 

 
とんぼ:それもありなの?(笑)あっちでチョコミントアイス売ってますよ。最近多くないですか?
 
小谷:そうなんですよ~。わたしも片っ端から食べてます。でも前にチョコミントパンを食べたら、ちょっと違うかなって…。やっぱスースーするのは冷たいのがいいなあ。
 
とんぼ:たしかに。あ、おみゆさんやっぱ撮られ慣れてるから自然ですね。僕は素人なのでへんなポーズとっちゃう。
 
小谷:へんなってこんな?(笑)
 

 

 
ー小谷さんは、立ち方や歩き方の練習はされましたか?
 
小谷:しました。14歳でお仕事始めてるので、しがみついて早14年。でもカメラ目線が苦手で、すぐ逸らしちゃうの。
 
とんぼ:でも仕事でしなきゃでしょ?
 
小谷:うん、辛い。
 
とんぼ:辛かったんだ(笑)モデルさんって表情の作り方とかポーズとかすごい難しいんだろうなって勝手に思ってます。
 
小谷:よく、撮られてる時に何考えてるんですかって言われるけど、私は何も考えてないです。
 
とんぼ:まじですか。じゃあ勘で?天性なんですかね。「こうしてください」って指示がある時もあるんですよね?
 
小谷:「ほほえみください」って言われる時があって…。今みたいに自然に楽しい時は笑えるのに、「ほほえみかぁ」って深く考え込みすぎちゃうと不自然になっちゃうんですよね。仕事なんだからちゃんとやんなさいよって感じなんですけど!
 
とんぼ:でも指示してる方も、楽しくさせるようにするのが仕事なんじゃないですか?
 
小谷:無理やり笑うとこういう感じに…。
 

 
とんぼ:入学式の小学生!
 

 
小谷:ゆえに、あんまり笑ってる写真がないんですよ。でも普段はヘラヘラしてるから、実際に会うと驚かれます。「ちゃんと笑うんですね~」って。笑うしっ(笑)
 
ー実はうちのスタッフもみんなInstagramのイメージから、寡黙な方だと思ってました。だから結婚の報告をされた写真で、満面の笑顔に胸を射抜かれました。
 
小谷:ありがとうございます!結構たくさんそういうメッセージをいただいたので、そんなに笑わないと思われていたことに逆に驚きました!
 
とんぼ:ギャップですね(笑)お、フレンチのお店。おみゆさんはお酒飲まなかったですよね?
 

 
小谷:そんなに飲めないです。でも食べるのは大好き。
 
ーダイエットで食事制限はされますか?
 
小谷:しないです。我慢がストレスになっちゃうから。あ!猫!かわいいなぁ。
 

 

 
小谷:ここは庭なの?
 
とんぼ:お、猫に話しかける派なんですね~
 
小谷:今日ちょっと涼しいねぇ。かわいいね、赤いの。
 
とんぼ:飼い猫なのかな。猫の何が素敵ですか?
 
小谷:言うこと聞かないところ。でもスッと寄り添ってくれるところ。気まぐれなのに、こっちが泣いてたり具合悪かったりすると、ス〜って来てくれるんです。
 

 
小谷:「ヒトガ一杯ダナ」
 
とんぼ:「気ニナルナ、キョロキョロ」
 
小谷:(笑) ばいばい、ありがとう!
 

 
ー小谷さんは東京生まれ・東京育ちですが、お散歩でよく行くところはありますか?
 
小谷:新宿。すごい好きなんです。昔のちょっと重厚なものもあるし。新しいものもちゃんとあるから。古いビルが好きなんですよ、ドアとか取っ手とか。そういうのがまだ残ってるんですよ。あと地元が下町だから、浅草とかもやっぱり好きで。お店のおばちゃんと喋るのも好きです。
 
とんぼ:面白いもの色々見つけますよね。普段からキョロキョロします?
 
小谷:します。黙ってどっか行っちゃうみたい。
 
ー小谷さん自身が猫っぽいですよね。
 

 

 
ーお二人は体作り、されてますか?特にモデルさんはジムとか通われるメージですが。
 
小谷:やらなきゃと思って何回かジム行ってみたんですけど、続かなくて。それこそ散歩。歩くだけです。
 
とんぼ:続かないってことは合ってないんでしょうね。おみゆさんは散歩でいいのでは。僕は通勤でチャリンコを往復1時間ほど漕ぐぐらいです。
 
小谷:結構な距離!
 
とんぼ:でも年のせいか…なんかデブデブしてるんですよね。間食が多いのかな。お菓子とか食べちゃうから(笑)
 

 
小谷:あ、犬だ。かわいい。猫って散歩できないからな。
 
とんぼ:なんでなんですかね?
 
小谷:リードに繋がれたりするのが無理なんじゃないですか?指定されたくない。「散歩行くよ」とか言われたくない。合わせるのが無理なんですよ。
 
とんぼ:勝手に行くし、勝手に帰ってくるっていう、それぐらいが気楽でいいですよね。
 

 
小谷:たまにリードに繋がってる猫いますけどね。あれはたぶん人が猫に散歩されてる感じ。
 
とんぼ:なるほど。納得ですね。
 
小谷:私の地元で、おばあちゃんが猫に散歩されてる光景をよく見ましたよ。猫がもう先陣切って歩いてて。
 
とんぼ:微笑ましい。
 

 
小谷:あと、肩に猫を乗せて自転車乗ってるおじさんがいたんです。そのおじさん見ると良いことがあるっていう噂。本当に良いことあったんですよ。
 

 
とんぼ:それはほんとかなあ(笑) 
 

 
とんぼ:猫飼ってる人って、猫の方が人間より上っていう感覚を持ってる気がするんですけど。
 
小谷:そうだと思います。
 
とんぼ:健全ですよね。動物の方が歴史が長い気がするし、人間まだまだですよ。
 
ーとんぼせんせいは以前のインタビューでも、例えば奈良県だと、鹿と人間の関係性が面白いって言われてましたよね。
 
とんぼ:そう、鹿の方が上って感じがいいです。鹿に人が合わせる、猫に人が合わせる、くらいの余裕が欲しいですね。
 

 

左/DENALI Matt Black
右/MALMO Matt Black
 
▷後編はこちら


 
◆小谷実由さん
ファッション誌やカタログ・広告を中心に、モデル業や執筆業で活躍。一 方で、様々な作家やクリエイターたちとの企画にも取り組む。昭和と純喫茶をこよなく愛する。愛称はおみゆ。
Instagram: @omiyuno
WEAR: @omiyuno


 
◆とんぼせんせい
「三本の線を引くだけでどこにでも現れる」をコンセプトに活動するイラストレー ター。
最果タヒ著「きみの言い訳は最高の芸術」や、スモール出版「DIALOGUE BOOKS」シリーズへのイラスト提供、ポニーキャニオンのキャラクターディレクションなどを 行う。その他、個展・グループ展・イベント出店・ワークショップの企画など多数。京都造形芸術大学情報デザイン学科専任講師。
個展 タンバリンギャラリー(東京)| 2018年9月11 日‒9月16日
山形ビエンナーレ2018「山のような100ものがたり」| 2018年9月1日‒9月24日
Instagram: @tombosenseition
HP: www.tombosensei.com
 
 
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