Column

さんぽびより #スリムクラブさん 2/2

 
NAOTスタッフが「一緒にお散歩したい!」と思った方と、ぶらぶら街を歩きつつ、話をしつつ、目に留まったものをパシャりと写真におさめていただくこの企画。
 
夏休み特別版の今回は、夏真っ盛りの大阪・日本橋が舞台。言わずと知れたお笑いコンビ・スリムクラブの真栄田賢さんと内間政成さんに食い倒れの中心地をおさんぽしていただきました。
 
後編では、食へのこだわりからちょっぴり真面目なお笑いの話まで…。
 
とりとめのない会話のなかにもゲストの日常が垣間見える…ような気がするお散歩トーク、どうぞお付き合いください。
 
▷前編はこちら
 


 

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ー内間さんのインスタグラムの丼ものアカウント(oredon.daisuki.uchima)が好きなのですが、自分でお料理されてるんですか?
 
内間:そうそう!貰い物の写真もあるけど、朝は一人で飯を食うことが多いんで、どうせだったら記録に残そうと思って。この前は鮎の塩焼きを2匹乗せた丼を作ったんですけど、あまりにも食べづらいから結局ご飯とは分けて食べちゃって。普通の魚と米。
 


△鮎丼
 
ー確かにこれは食べにくそう…(笑)真栄田さんも身体をつくるのに、食生活には気をつかってますか?
 
真栄田:そうですね。最近自己啓発系なんですよ。YouTubeでメンタリストのDaiGoさんがいろんな知識を伝えてくれる動画があるんですけど、プチ断食みたいに、食事の間を16時間あけたほうがいいって言うんですよ。そうすると、体調が結構よくなるよって。16時間って長いなと思ったんですけど、その間ってほとんどが睡眠だから意外と簡単なんです。
 
内間:ね、難しくないんですよ。
 
真栄田:前はお腹が空いてる状態が嫌だったんですけど、これに慣れるとお腹が空いた方が気持ちよくなってくる。人間て、原始人だったころはいつでも確実に飯を食えたわけじゃなくって、だからこそ生き残れたんすよ。腹減ってるから本能がスイッチオンになって、マンモスとか取りに行けるじゃないですか。それがいい。頭が冴えるし、やる気でてくるし。変な意味じゃないけど、男性としても元気になります。
 


 
ーそんな効果まで…!
 
内間:ふふ、一石なん鳥も。
 
ーおふたりとも、おいくつでしたっけ?
 
真栄田:43歳(2019年当時)。
 
内間:俺は42歳(2019年当時)。
 
ー一般的には下降し始めているころなんでしょうか…。
 
内間:うん、でも俺はちょっと盛り返してる。
 
真栄田:なんだ盛り返すって(笑)
 


 


 
ー大阪と沖縄、どちらの料理がお好きですか??
 
真栄田:悩むなあ~。でもやっぱ、パッと出るのはやっぱ沖縄料理ですかね。
 
内間:いや~、ものによりますねえ。
 
真栄田:いやそれを聞いてるのよ。じゃあパッと浮かんだのは?神様が「一生これしか食えませんって」ルール持って来たら、どんな料理選ぶ?
 
内間:ああ~〜~…じゃあスパムかな、そうなると。スパム。
 
真栄田:スパムは沖縄っていうか外国の食材だよ(笑)料理全般から選んでいいのに、え、スパムでいいの?って神様も聞くよ?お前、全部スパムになっちゃうよ?いいの?
 
内間:ええ~…。ま、いいか…(笑)
 


 
ースパムはどうやって食べるのがオススメですか?
 
内間:焼きかレアですね。
 
真栄田:これ、わかれるんですよ。カリカリに焼く人もいるし。
 
内間:俺は太めに切ったレアがいいですね。
 
真栄田:でもお前、一生だよ?それでいいの?(笑)
 


 
ー会話の端々に沖縄愛を感じます。コンビ結成も沖縄時代ですよね?
 
真栄田:そう、お互い琉球大学で。夜一緒に歩いてた時、居酒屋のある通りに吐瀉物が落ちてたんです。普通は吐瀉物っていろんな色が混ざってるのに、それは珍しく一色で。それを見て内間が「この人、一品しか食べてないな」って言って。それで自分のこと「科捜研の内間」って。ははは(笑)それを聞いて、「この人、なかなかいいな。おもしろいな」って。ほんと変わってますよね。
 
内間:自分ではわからないですけどね。真栄田さんが拾ってくれるから、安心して自然に喋れる。
 
ーウケ狙いではなく天然だったんですね。
 
内間:狙ってる時もそりゃありますよ(笑)
 
真栄田:あるんかい!ショックだよ!(笑)
 
内間:あるにはあるんですけど、でもあまりにウケようとすると、お笑い警察がすぐ来ますから(笑) 欲とか人間の気持ちが出ると、やっぱりサムくなる。
 


 
真栄田:ブラックマヨネーズさんが面白いのはそこなんですよ。あの人たちは自分がポイント取ろうとはしてなくて、内間がいたら内間から笑いを取って皆を喜ばせようとしているから自然で、気持ちいいし、みんなにもそれが伝わって…。サービスっていうか、愛っていうか。最高ですよ。
 
内間:ブラマヨさんの収録行ったら楽しいですよね。もてなしてくれる感じ。こっちは甘え切れるし。
 
真栄田:ケンドーコバヤシさんとかもね、すごい人は大抵そうなんです。ありがたいよなあ。
 
ーウケなかった日は、家で落ち込んだりされますか?
 
真栄田:めっちゃ。ダウンタウンの松本さんのドキュメンタル(*)っていう番組に出た時も、めっちゃ滑って、今でも落ち込んでますもん…。松本さんのことが好きだから。好きな人に下手なところを見られたっていうか…。申し訳ないけどもう一回出させてもらいたいですね。あの時は感覚がわからなかったから、もう一回。
*ドキュメンタル…アマゾンプライムにて配信されている、松本人志が考案した筋書きなし・自由度100%の笑わせ合いバラエティ。
 
ーリベンジ見てみたいです。
 


 
真栄田:俺は最初正直お金が欲しかったんですよ(笑)その時点でズレてますよね。昨日たむらけんじさんと話してて、たむけんさんもこのあいだ出てたんですけど、やっぱり大事なのはさっき言ってた「サービス」だよねってなって。笑わせるルールだからっていうのもあるけど、純粋に相手に笑って欲しいっていう。笑ってくれたら嬉しいじゃないですか。それが愛情かなあ。
 
内間:俺も一回出てるんですよ。でもその回があまりにアレだったんでお蔵入りになって…。実際に自分でも映像を見たんですけど、100万円を他人に取られたくない男でしかなくて(笑)見てられないですもん。でももう一回出たいです。今度はコンビで一緒に出して欲しいです。 
 
真栄田:確かになあ!あの番組は本性が出るんですよ。だからやっぱり、さっき言ったように、日々飲みながら話して悩んでいることを解消しておかなきゃならん。そしたら自分の中の余分なものがなくなるわけじゃないですか。無駄なエネルギーを使わなくなるし、余計なことしようとしなくなるし、シンプルになれる。それを目指してるんですよね。
 

 


 
ー最後に、スリムクラブさんにとって「おさんぽ」とは?
 
真栄田:やっぱり気分転換だよな。
 
内間:そうですね。
 
真栄田:健康にもいいかもしれんけど、ネタ作りとか、悩んでる時とか、なんかこう、歩くことで気づく。歩くことで、なんか出てくるよな。
 
内間:なんかねえ。自分の中で、余計なものをいらないって言えるような…。歩きながら。
 
真栄田:うん、新鮮な気持ちになる。取り入れながら出すというか。あ、これお風呂だ、お風呂!
 
内間:あーそうですね!デトックスみたいな。散歩は風呂。
 
真栄田:浴びて、汗出して。だって歩いて気持ち良かったろ?いま。
 
内間:うんめっちゃ気持ちいい。そんで、最後はやっぱりブランコよね。
 

 
真栄田:ちょっとオネエの人みたいになってるよ、お前。
 
内間:あら、そーお?
 
真栄田:あははは!お店の名前はなんていうんですか?
 
内間:「メンゴ」。
 
真栄田:申し訳なさがある。私で「メンゴ」ってこと?
 
内間:そうそう、ちょっと嘘ついてる可能性があるから。キレイな嘘ついちゃうから(笑)
 
真栄田:だから嘘つくなって(笑)
 

 
ー笑いと愛に溢れたさんぽをありがとうございました!これからも応援しています!
 

左/CANYON Buffalo Leather
右/BARON Black
※ともに廃盤
 
 
 

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